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日本市場での5代目オデッセイを振り返る。中古で狙うなら2017年の改良以降のハイブリッドがおトク

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日本市場での5代目オデッセイを振り返る。中古で狙うなら2017年の改良以降のハイブリッドがおトク

●日本市場での5代目オデッセイを振り返る
2021年に惜しまれつつ生産終了となったオデッセイ。日本市場では5代目にあたるこのモデルは残念ながら現時点で、日本市場最後のオデッセイとなってしまいました。約8年に渡る5代目オデッセイの歴史を振り返ると共に、中古市場でねらい目となる年式などを改めて見つめ直してみましょう。

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●2013年10月フルモデルチェンジ
2013年10月に5代目として新たに生まれ変わったオデッセイ。日本市場における最上級ミニバンとして、上質な室内空間と走行性能を高い次元で両立することを目指して開発されました。先代に比べて天井高を上げて床面高を下げたため、より広い室内空間を確保し、3列すべてが広く快適で上質な空間となりました。「マルチビューカメラシステム」「Hondaスマートパーキングアシストシステム」といった駐車アシストや、後側方死角の車両を知らせる「ブラインドスポットインフォメーション」対向車にも作動する「CMBS(衝突軽減ブレーキ)」、誤発進の未然防止を支援する「City-Brake Active system(シティブレーキアクティブシステム)」などといった運転支援システムも登場当初から用意されていました。

●2015年1月一部改良
2015年1月に1度目の改良を実施。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」が上級グレード(G・EXとABSOLUTE系)で標準装備となりました。運転支援システムの機能として新たに追加されたのは以下の通り。

・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・LKAS<車線維持支援システム>
・路外逸脱抑制機能
・ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)

2022年現在で一般的とされている運転支援システムが、この時のマイナーチェンジで装備されるようになりました。

●2016年2月一部改良
2016年2月に2度目の改良を実施。新たにハイブリッドモデルが追加になった他、「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全グレードに設定。さらにプラズマクラスター技術を搭載したエアコンなどの快適装備の進化が図られました。

●2017年11月一部改良
2017年11月に3度目の改良を実施。この時のマイナーチェンジで「Honda SENSING(ホンダ センシング)」は全グレードに標準装備となりました。またハイブリッドモデルではACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に渋滞追従機能が追加されました。そのほかホンダ純正ナビ「Gathers(ギャザズ)」の9インチ対応化やエクステリアデザインの変更などが行われました。

●2020年11月一部改良
そして最後の改良が2020年11月に行われました。ドアノブに触れることなくスライドドアの開閉が可能なジェスチャーコントロール・パワースライドドアを日本市場に初めて採用(標準装備)したほかドアクローズ後の施錠が可能となる予約ロックをホンダ車初装備、足先でテールゲートを開閉できるハンズフリーアクセスパワーテールゲートなど利便性が向上する機能が用意されました。また、運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」には後方誤発進抑制機能が追加となりました。見た目の部分ではエクステリアデザインが大幅に変更されると共にインテリアも質感を向上。コンビメーターパネル内の高精細フルカラー液晶パネルを7インチ化(以前は3.5インチ)し、多彩な情報を分かりやすく表示できるようになりました。

●狙い目は2017年11月以降のハイブリッド
4回の改良が行われた5代目オデッセイ。今後購入する場合は中古車しか選択肢がないのですが、「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の機能内容を考えると2017年11月改良以降のハイブリッドモデルを狙いたいところ。もちろん、機能的に優れているのは最後の改良以降の個体ですが、生産期間も短く中古車での市場価格もグッと高くなっています。そういった面では見た目は少し古いものの、運転支援システムの機能に大きく差がない最後から一つ前の改良個体を狙うのが良いでしょう。

文:西川昇吾

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みんなのコメント

4件
  • 全車速ACCは確かに便利。
    ところが、半生終わった5年落ちのボリュームゾーンが300前後の割高感。
    もう30万出すとガソリン車ながらアルファードの未使用が出てくるのが悩みどころ。
  • 大人数で移動する車を選ぼうとすると、当時は荷物を運ぶ「営業箱バン」を乗用タイプにしたような車両しかなかった。

    側面はスライドドア・・・手で開け閉めするドアは、まるで乗員を荷物扱いにしている様だったが、市場にはそれしかないのだからしょうがない。

    ところが『オデッセイ』は、普通の乗用車の様に、乗員が4枚のドアから乗り降りし、しかも背はそんなに高くなく営業箱バンには見えない・・・ここに市場が反応した。

    面白いのが当時の自動車雑誌で、評価をザックリまとめると「ホンダがまた変な形の車を売りだした」と期待薄で、この車の可能性を感じその後の爆発的ヒットを確信する記事は一切ないという事。

    それほど、専門家は誰も注目していなかったのだ。

    だがその後、オデッセイが開拓した"ミニバン"と言うスタイルが定着すると、今度は電動スライドドアで背が高くないと売れなくなり、この車に出る幕は無くなってしまった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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