ディーラー系のバッテリー保証付きなら安心
モーターならではのトルク感とシームレスな加速が、一度味わったら病みつきになってしまう電気自動車の日産リーフ。一方で充電にかかる時間や航続距離、バッテリーの劣化という問題もあり、なかなか購入までに至らないというユーザーも多いことだろう。
そんなリーフは昨年10月に2代目の新型リーフが登場し、初代モデルの中古車も多く市場に出回ってきている。なかには車両本体価格30万円台という格安物件も見つけることができるが、果たしてそんな激安リーフは買いなのだろうか?
・重視すべきは走行距離よりもバッテリーのセグメントの状態
一般的な中古車であれば、走行距離が多い個体ほど車両の各部の劣化が進んでいるものだが、リーフのバッテリーついては必ずしもそれが当てはまるとは言えない。リーフのバッテリーの状況は、メーター内に表示される容量計である程度把握できる。新車の状態では12セグメントとなっているが、バッテリーが劣化するごとにこの表示が減少していくのである。
もちろんバッテリーは充電と放電を繰り返していくうちに劣化していくものなのだが、充電時に急速充電を多用しているとバッテリーへの負担がかかり、劣化速度が速まってしまうのだ。つまり、走行距離が少なくても急速充電ばかりしていた個体ではバッテリーの劣化が進んでいる場合があり、逆に200Vなどの家庭用充電器でゆっくり充電していた個体は、距離が進んでいてもバッテリーの劣化具合が少ない場合もあるということ。それを判断する1つがメーターに表示されるセグメントというわけなのだ。
ちなみに日産では、5年もしくは10万kmまでの間に容量計が9セグメントを割り込んだ場合、無償で修理を行うことをアナウンスしている(24kWh車)。そのため、登録から5年以内の個体を購入することが好ましい。ではそれより古い個体を狙うにはどうしたらいいのだろうか?
・日産ディーラー系中古車店での購入がオススメ
さすが、というべきか、日産ディーラー系中古車店でリーフの中古車を購入する場合は、なんと手厚い保証を受けることができるのだ(執筆時点)。無料で1年間の保証が付くだけでなく、有料とはなってしまうが「バッテリー保証」というものがある。こちらに加入すれば、9年もしくは10万kmまでの間に容量計が7セグメント以下となったバッテリーおよび、EVのパワートレインに相当する部品を保証してくれるのである。
リーフのデビューが2010年だから、9年ということであれば、全国に存在するリーフすべてが対象となるため(10万km以下に限るが)低年式のリーフでもディーラー系中古車店で購入してこの保証に加入すれば安心と言えるだろう。
なお、取材によると保証もなにもなくバッテリー交換を実施すると、最低でも70万円~という費用が発生する模様。格安リーフよりも大きな出費となってしまうから、延長保証への加入はマストと言えるかも知れない。
・短距離移動、もしくは決まった距離を走るならアリ
とはいえ、まだまだ電気自動車は長距離移動に適した乗り物とは言えない。しかし、短距離の移動にしか使わないとか、毎回決まったルートを走る(通勤など)というのであれば、中古リーフの導入はアリと言えるだろう。中古車ユーザーでも充電サービス会員(ZESP2)になることも可能だし、自宅に充電設備を設置できるのであれば、長い目で見ればプラスになるかもしれない。
つまり格安電気自動車も、使用方法に沿っているのであれば、充分購入に価するものと言えるのではないだろうか。基本的に1人しか乗らないため3列シート車が不要、というように、使用方法にマッチしているかどうかを判断してチョイスしていただきたい。
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