自動車ジャーナリストを中心に構成される非営利組織クルマ塾主催のセミナーが、12月2日(日)東京お台場のメガウェブで開催された。今回のスペシャルゲストは、ダカールラリーのギネスホルダー菅原義正さんとプリウス、プリウスPHVで世界を巡りその魅力を伝え続けている横田紀一郎さんのお二人だ。
砂漠の中でプリウスPHVの給電力に感謝
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セミナーのトップを切ったのがプリウスの伝道師である横田紀一郎さん。MCは自動車評論家の吉田由美さんが行った。テーマは今年(2018年)2月から3月にかけて行われたプリウスPHVによるパリからダカールにかけての7000kmに渡る走行チャレンジ。相棒であったプリウスPHVを傍らに話は進められた。
フランス パリを出発し、スペインからアフリカ大陸に渡りモロッコ、モーリタリア、西サハラ、そしてゴールのセネガル ダカールまでの長い旅で、プリウスPHVは一度もトラブルを起こさなかったことが今回の大きな成果だった。
もっとも横田さんは、「これまでプリウス、プリウスPHVで地球7周分ほど走っているが、トラブルの経験ゼロ」なので不安はなかったそうだが・・・。
MCの吉田さんが驚いたのは、砂漠など路面状況のよくないところを走るのに、スペアタイヤを一本も用意しなかったこと。搭載重量が増えることを避けてのことと言うが、自分のドライブテクニックとクルマへの信頼感あってのことだろう。“わたし失敗しないから”を地で行っている。
「今回のチャレンジでプリウスPHVに一番恩恵を感じたことは」の吉田さんの質問に、横田さんは「砂漠でのキャンプ中の給電機能がとても役に立ちました」。
砂漠の中で灯りを点したり温かい飲み物や料理を作るのに、プリウスPHVの給電機能は大変役に立ってくれた。給電機能から得たぬくもりが、どれほどクルーの疲労や不安を取り除いてくれたか想像に難くない。
実際に来場者にも体験してもらおうと、プリウスPHVからの給電によるトーストやコーヒーがふるまわれた。
ダカールラリー参戦10年目にしてトラック部門に
菅原義正さんのコーナーでは、MCが自動車評論家の竹岡 圭さんにチェンジ。竹岡さんは、菅原さんと2009年モンゴルラリーの経験(チームは別々)を持つ。そのためか、フランクなムードで質疑が開始された。
菅原さんは若いころから耐久レースの世界で活躍していたが、41歳の時に当時パリダカールラリーと呼ばれたていた現在のダカールラリーを知り、いてもたまらず参戦に踏み切った。ただ、資金面のため当初は2輪部門での出場となった。
「トラック部門に参戦するきっかけは」の竹岡さんの問いに、「ダカールラリー参戦から10年目を迎えた1992年に日野自動車さんと出会い、これまでやったことのなかったトラック部門にチャレンジすることになりました」と菅原さん。
自動車評論家でもあり、ダカールラリーなどに参戦経験のある寺田昌弘さんも登場して、カメラをつかっての日野レーシングトラックの解説も行われた。
来場者の多くは、実物のダカール参戦マシンの内部を見るのが初めてということもあり、目は会場の大型スクリーンにくぎ付け状態だった。
日野レーシングトラックは、日野レンジャーがベースだがまったくの別物。エンジン排気量は8.866リッターで最高出力は670psから750psまで発生する。
九死に一生を得る
菅原さんは長いダカール戦歴の中で、最上級の恐怖を味わったことがある。2003年のダカールラリーでリビアからエジプト国境を越える時に、先を走っていたクルマが地雷を踏んで爆破してしまった。幸いドライバーの命は助かったものの、破壊された車両の部品が菅原さんのクルマに飛んで来て、生きた心地がしなかったそうだ。
想像するだけでもぞっとする話だが、菅原さんは戦いを続ける。2019年ダカールラリーのマシンはすでに戦いの場所に送られている。新たなギネス世界記録の更新とトラック部門の総合優勝への期待を込めてエールを送りたい。
約3時間半に渡って行われた今回のセミナー。アドベンチャーモードの方2名の登場で、これまでの開発者秘話と違ったクルマの楽しさ、魅力と出会うことができた。クルマ文化の底辺拡大のためにも、クルマ塾の今後の活動に注目したい。
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