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【ボクらの時代録】1994年の日本カー・オブ・ザ・イヤー。スポーツATのパイオニア、三菱FTO(DE3A/DE2A型)の先進性

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【ボクらの時代録】1994年の日本カー・オブ・ザ・イヤー。スポーツATのパイオニア、三菱FTO(DE3A/DE2A型)の先進性

FTOは若者にターゲットを絞ったフレッシュモデル

 三菱FTOは若いユーザーにきっちりとターゲットを絞っている。セリカやシルビア、プレリュードと同じグループに入るスペシャルティモデルではあるものの、より若いユーザーに受け入れやすいクルマに仕上がっている。

【復刻版カタログ】1994年の日本カー・オブ・ザ・イヤー/三菱FTOの肖像

 ボディは2+2のクーペだ。若々しく、すごく印象的なダイナミックさだ。「止まっているときでも、いまにも走り出しそうな躍動感を目指した」とは三菱のデザイナーの表現だが、ボクは素直にうなずく。いかにも速そうなグラマラスな肢体は、とくにリア回りが魅力だ。

 コクピットはスポーツ車らしいタイト感があり、シートのサポート性も優秀。ワンアクションで大きく転舵できるドライビングポジションがとれるのもいい。ただし強く傾斜したフロントスクリーン上部が接近しているし、ダッシュボードのボリューム感も大きいため、少し圧迫感がある。定員は4名だが、後席は補助席レベルにすぎない。誰かを乗せるにしても、小柄な人に限った方がいいだろう。基本的には2シーターと考えておくべきクルマである。

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みんなのコメント

4件
  • dgc********
    かなりきて〜る感じて〜る
  • DRAW4
    ベースグレードは安価だったのも印象に残っています。

    この頃の三菱はミラージュ・アスティ、ギャラン1800EXE.ディアマンテエスパーダ等、とにかく割安価格の仕様車を乱発していたと思います

    安さ爆発・みんなの三菱、と自分の仲間内では揶揄していましたが、その「安さ爆発」を謳っていたあの店は消えてしまいましたが…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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