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【軽キャンに、2段ベッド】ホンダNバン 4人で車中泊できるキャンピングカーに

掲載 更新 27
【軽キャンに、2段ベッド】ホンダNバン 4人で車中泊できるキャンピングカーに

「ロードセレクト・コンパクトN」とは

執筆/撮影:Hidenori Takakuwa(高桑秀典)

【画像】Nバンのキャンパー 6選【コンパクトNの細部も】 全128枚

新潟市に本拠を置くカスタムセレクト社の軽キャンパー「ロードセレクト・コンパクト」には、4車種のラインナップがある。

スズキ・エブリイがベースの「ロードセレクト・コンパクト」、シンプルな装備に絞った「同コンパクトS」。

ホンダNバンをベースとした「同コンパクトN」、そのシンプル装備版である「同コンパクトNS」から選ぶことができる。

今回取材したのは、「コンパクトN(車両価格:279万6200円~326万2600円)」だ。

Nバン自慢の左サイド大開口が可能にする“楽々ベッド展開”、および“楽々荷物収納”をアドバンテージポイントにしており、ピラーレスのNバンのために考えられたオリジナル・ベッドフレーム(後述)も有している。

こうした特長によって、運転席側はステアリングホイールの手前まで、助手席側は車室の前端まで、隙間なくベッドマットを配置することが可能に。大人の男性でも脚を伸ばして横になることができる。

写真のようにオプションの上段ベッドを追加すれば、車内に2段ベッドが誕生し、4名乗車・4名就寝となるのが面白い。

アイデア満載 高さ調整ができるベッド

じつはコンパクトNの車内を見渡すと、ベッドマットを支える柱・フレームを隅々に見つけることができる。これが独自のベッドフレーム機構というものだ。

柱には無数の穴があいているので、梁となるバーを好みの高さに渡せば、あとはその上にベッドマットを載せるだけ。あたかも棚板の高さを変える時のように、ベッドの位置を上下に調整できる。

撮影時の下段ベッドがフロアから浮いているのは、その調整幅のおかげ。

この機構によって、下段ベッドの下に高さ20cmぐらいの荷物を入れるスペースが確保されたわけだ。

しかも、長尺モノが入るほどの奥行きがあるし、出し入れする際にはリア/両サイドの3か所からアクセスできて使い勝手がいい。もちろんベッドに横たわったまま、マットをずらすだけでも荷物に手が届く。

同社のオリジナルモデルは、佐久間 代表が実際に車中泊をして、自分で経験し、面倒くさかったことを改善していくスタンスで設計されるので、装備も非常に実践的。

例えば、カーテンをリアゲートに付けてしまうと、朝、お父さんが不意に開けたときに奥さま・娘さんが寝ている姿、着がえる姿を世間に披露してしまうことになる。

このため、後部用カーテンは車体側に装着するといった具合だ。

雨の日に後悔しないキャンパー選び

取材の際に伺った話もためになった。「車内でただ寝られればいいと思っている方は、本当の車中泊を体験してほしいです」

「車内にマットレスを敷いただけのクルマで寝てみると、車中泊時に荷物の移動が大変なことが分かります。“車内で料理はしないからキッチンユニットは必要ない”と思うかもしれませんが、シンクはカップ麺の残り汁などを排水するためのものだと思ってください。雨の日に、わざわざ残り汁を捨てに外に出るとか、大変ですからね」

取材した車両は、左サイド底部に排水タンクが設置されており、撮影もさせてもらえた。食後の後始末以外にも、歯磨きの際にもシンクと排水設備は重宝するという。

「うちは技術屋なので、ロードセレクトの装備はテントキャンプをやっていた人たちにも評判がいいんです。雨の日のキャンプをイメージできる人からも評価されています」

軽量なのに強度があるフレキシブル・ベッドマットと、独自のフレーム機構は、覚えきれないほどの組み合わせ方や、豊富なオプションが用意されている。

片側だけ2段ベッドにしたり、寝床と食事のスペースを両方設けるアレンジもできるので、“食べたそばから、片付けもせずに横になる”なんて、休日らしい過ごし方だってOK。

この機会にマルチフォーメーションキャンパーをゲットし、その実力を試していただきたい。

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