■強みを生かしつつ魅力も高めた新型「フォレスター」
スバルは2025年4月3日、新型「フォレスター」発売を予告するプレサイトを公開するとともに、予約受付を開始しました。
7年ぶりのフルモデルチェンジで、同モデル初となるストロングハイブリッドが搭載されます。
【画像】超カッコいい! これが新型「フォレスター」です! 画像で見る(30枚以上)
フォレスターは1997年2月に初代モデルが誕生しました。
スバル独自の水平対向エンジンやAWD(四輪駆動)を備えたクロスオーバーSUVです。
同社には「レガシィ アウトバック」(日本仕様は2025年3月末で販売終了)をはじめ、「レヴォーグ レイバック」「クロストレック」、そしてコンパクトモデル「レックス」などさまざまなSUVモデルがラインナップされます。
そのなかでフォレスターは、機能性やサイズ感など、すべてのラインナップの中心に位置づけられる「正統派SUV」としてのポジションにあります。
世界で支持を集めており、現在スバル車で最も販売台数を稼いでいる重要な世界戦略車となっています。
現行モデルは2018年にデビューした5代目ですが、2023年11月には米国で6代目フォレスターが世界初公開されています。
国内での発表が長らく待たれていたところ、今回ようやく正式に日本仕様の詳細が明らかにされました。
扱いやすいボディサイズと、広い室内や荷室空間を両立した現行型の強みを維持するため、6代目の新型フォレスターではボディの拡大は最小限に収めています。
新型フォレスターのボディサイズは、全長4655mm×全幅1830mm×全高1730mm、ホイールベース2670mmで、全長と全幅がそれぞれ15mm拡大したほかは、現行の5代目と同じ寸法です。
一方で新型では、内外装のデザインに力を入れました。
SUVとしての本質的な価値を表現すべく、堂々とした安心感あるスタイルを目指したといいます。
そのため外観は、ワイド感や強い骨格感、そして走破性の高さを強調したスタイリングとし、全体としてはすっきりとしたデザインながらも、実際のボディサイズ以上に力強い印象に生まれ変わりました。
これにあわせ、タイヤサイズも現行型の17インチおよび18インチから、大径の18インチ(225/55R18)と19インチ(235/50R19)の2タイプにそれぞれ拡大しています。
内装も同様に力強い立体造形のインパネとし、タフさや安心感を訴求しますが、加えてディテールの造り込みにも手間をかけるなど、同時に質感も高めています。
また12.3インチの大型フル液晶メーターや11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイ、デジタルマルチビューモニター、シートベンチレーション、照明付きUSB、荷室のキックセンサーといった各種機能も充実させました。
■フォレスター初の“すごい”ハイブリッド「e-BOXER S:HEV」とは
新型フォレスターでは新たなパワートレインとして、従来のe-BOXER(マイルドハイブリッド)に代わるフォレスター初のストロングハイブリッド「e-BOXER(S:HEV)」が搭載されます。
S:HEVは、トヨタの2モーターハイブリッドシステム「THS II」(走行用モーター:最高出力119.6ps/最大トルク270Nm)と、スバル独自の2.5リッター水平対向4気筒エンジン(160ps/209Nm)と四輪駆動による「シンメトリカルAWD」を融合した独自技術で、バッテリーはリチウムイオン電池を用いています。
他社のハイブリッドSUVは、後輪にモーターを用いた電動(電気式)4WDが主流ですが、新型フォレスターのS:HEVはプロペラシャフトで後輪を駆動する従来の機械式を踏襲します。
そのため18.4km/L~18.8km/L(開発目標値)と、他社並みの優れた低燃費性能を持たせながらも、高い走破性も両立させました。
63リットルの燃料タンク採用とともに、航続可能距離も伸ばされているといいます。
なお日本仕様ではS:HEV車に加えて、1.8リッター「DIT」ガソリン直噴ターボエンジン車(177ps/300Nm)も設定されます。
そんな新たなパワートレインによる走りの安心感を追求すべく、動的質感もさらに高められました。
現行の5代目フォレスターで採用された「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」はさらにブラッシュアップを実施。
リア周りのプラットフォームと上屋の骨格結合を強化した「フルインナーフレーム構造」の採用や、構造用接着剤の適用を拡大するほか、シート取り付け部の剛性強化、ルーフ振動を抑制する「高減衰マスチック」など、さまざまな対策で剛性アップを図りました。
空力の面でもボディまわりや床下の空気の流れを改善し、高速走行時の操縦安定性を高めています。
このほか、防音材を全面的に刷新し、振動を抑え静粛性を高めたり、ダンパーのチューニングもおこなった結果、長距離移動でも疲れにくい上質な乗り心地を実現したといいます。
安全面では、スバル独自のステレオカメラを用いた先進運転支援機能「アイサイト」に、広角化した単眼カメラと前側方レーダーを追加しました。
認識性能を大幅に向上させ、標識認識機能のほか、交差点で横断する自転車や右左折時の歩行者の巻き込み防止、出会いがしらの衝突回避などを図っています。
またドライバーモニタリングシステム装着車には、「ドライバー異常時対応システム」をフォレスターに初採用。
加えて、高精度マップと高精度GPSを用いた「アイサイトX」設定車も新たに用意しました。
高速道路における「アクティブレーンチェンジアシスト」「カーブ前速度制御」「渋滞時ハンズオフアシスト」「渋滞時発進アシスト」「料金所前速度制御」など数々の高度運転支援機能を有します。
さらにユニークな機能として、事故の頭部衝突被害を軽減させる「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」の採用も挙げられます。
いっぽうで、前方・後方の視界の良さを保つなど、スバルが重視する「0次安全」(そもそも事故を起こしにくい運転環境の整備)にも力が入れられています。
なお新型フォレスターの日本仕様は、S:HEV車が上質な仕様の「Premium(プレミアム)」と、本格アウトドア仕様の「X-BREAK(エックスブレーク)」の2タイプ、ターボ車が「SPORT(スポーツ)」の1タイプを基本とし、それぞれにアイサイトX装着モデル「EX」が設定される6グレード展開となる予定です。
ボディカラーは、4つのツートンカラーを含む全15パターンが用意されます。
販売価格などはまだ明らかにされていませんが、スバル関係者によれば現行型に対し約55万円から約88万円の価格上昇が見込まれるといいます。
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