■セレナより安かった「ミニマムな3列モデル」
価格の上昇やサイズの大型化などが進む近年のミニバン。ミディアムモデルでも3ナンバー(全幅1700mm)を超えており、コンパクトモデルが支持される傾向にあります。
しかし、日産には全長4mを切るコンパクトサイズながらも7人が乗れる手頃な価格のモデルがありました。それが「キューブキュービック」です。
【画像】超カッコイイ! これが「セレナより安い3列ミニバン」です! 画像で見る(36枚)
1998年に初代モデルが登場し、2020年に3代目が終売となり、絶版車となったことも話題になった日産のコンパクトカー「キューブ」。
スペース効率に優れる角ばったスタイルでありながら、どこか愛嬌のあるスタイルは絶版となった現在でも人気。
定期的に復活のウワサが流れるほか、日産自身も中古車をベースとしたリフレッシュカーを実際に販売するなど、その存在感は今もなお健在となっています。
そんなキューブの2代目モデルに設定されていた派生車が、今回ご紹介するキューブキュービックです。
2003年9月に登場したキューブキュービックは一見すると通常のキューブに見えますが、実はホイールベースが170mm延長されており、3列7人分の座席を備えたミニバンとなっていた点が最大の特徴でした。
車名のキューブキュービックも、エンブレムなどでは「CUBE^3(CUBEの3乗)」という表記となっており、立方体を意味するほか、3列シートであることも意味する“ダブルミーニング”となっていました。
3列シート車となってもなお、全長は4mを切るコンパクトさにおさまり、ボディサイズは全長3900-3920mm×全幅1670mm×全高1654-1650mm。普段使いでも困ることのないサイズに収まっていたのは美点と言えるでしょう。
さすがに3列目シートはかなりミニマム。
日常的に3列目まで使用するという人にはオススメしにくいところもありましたが、通常は3列目シートを格納して、通常のキューブのように5人乗り車として使用し、いざというときはプラス2人が乗れるという使い方をするにはピッタリ。
パワートレインもキューブと共通の1.4リッターもしくは1.5リッターガソリン4気筒エンジンが搭載されるため、維持費的にもキューブと大差ない点も嬉しいポイントとなっていました。
また、実はホイールベースが延長されていることで乗り心地の面でもプラスに作用しました。
ロングホイールベースで直進安定性の向上にも寄与しているため、ファミリーカーとしてもかなりオススメできる1台となっていたのです。
当時の新車価格は139万8000円から164万円。日産「セレナ」(C24型)が199万円だったことを考えると、お値打ち価格だったといえるでしょう。
このように魅力たっぷりのキューブキュービックでしたが、やはり“ミニバンといえばスライドドア“と考える人が多かったのか、キューブがフルモデルチェンジを実施して3代目となったタイミングで消滅となり、2代目が登場することはありませんでした。
そんなキューブキュービックも登場から20年が経過した現在では、中古車として底値に近い状態。
それなりに走行距離が少ないものでも50万円程度の予算で狙えるようになってきています。
もしフレキシブルに使えて安価なアシ車を探しているのであれば、一度キューブキュービックも検討してみてはいかがでしょうか。
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みんなのコメント
日産はそんな良い車無くすなんてホントに経営陣は愚かだわ。