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軽SUVはブーム? 新型ハスラーと新型eKクロスを徹底比較!

掲載 更新 17
軽SUVはブーム? 新型ハスラーと新型eKクロスを徹底比較!

■雰囲気は正反対!? カワイイ系の新型ハスラーと“オラオラ顔”なeKクロス

 スズキは「ハスラー」をフルモデルチェンジし、2019年12月24日に発表しました。初代モデルは軽ワゴンとSUVの長所をあわせ持つモデルとして2013年12月24日に発表、2014年1月8日に発売され、今回で6年ぶりの全面刷新となります。

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 一方、軽SUVの最新モデルとして、2019年3月28日に発売された三菱「eKクロス」があります。2台がそれぞれ持つの強みと弱点とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

 新型ハスラーとeKクロスは、ともに軽トールワゴンというカテゴリに属するモデルで、同じカテゴリのクルマにはスズキ「ワゴンR」やホンダ「N-WGN」、そしてeKクロスと基本設計を共有する日産「デイズ」などがあります。

 そのうえで、両車はSUVテイストを盛り込んだパーツを内外装に装着し、力強い印象のデザインとしています。しかし、新型ハスラーとeKクロスは装着される装備が異なっています。そこで、最新軽SUVモデルとなる2台の特徴と違いを比較します。

 新型ハスラーの顔つきは、丸いヘッドライトやアンダーガードが印象的で、ポップかつ可愛い印象です。これは初代モデルから継承された特徴で、リアも縦型テールランプが採用されるデザインはそのままとなります。

 ボディ側面には、窓ひとつひとつが独立感のあるデザインが採用され、さらにCピラーにも窓を追加した6ライトウインドウを採用しました。

 一方、eKワゴンのフロントフェイスには、三菱の共通デザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。縦に長く大きい3灯式LEDヘッドライトの周囲には、垂直に通したメッキバーと水平基調のグリルが配され、迫力いっぱいの顔つきです。

 ボディ側面をみると、Aピラー、Bピラー、Cピラーの一部がブラックアウトされ、ルーフのフローティング感が演出されています。また、eKワゴンのボディ後部には、ルーフスポイラーが全車標準装着されています。

 次に内装を比較すると、新型ハスラーの内装はメーター/カーナビ・オーディオ/グローブボックスがそれぞれ時計のベゼルのような枠で区切られたデザインを採用。

 ベゼルの色はボディカラーによってコーディネートが変わるほか、オプションで好きなベゼルの色を選べる(受注生産)など、遊び心が演出されています。ラゲッジルームは防汚性が高く、レジャーでも使い勝手が良いです。

 eKワゴンの内装は、ブラックを基調にブルーの差し色がコーディネートされ、クールで落ち着いたデザインです。オートエアコンパネルにはタッチパネル式が採用され、上質さも演出されています。ただし、荷室は汚れの落ちやすいタイプではありません。

■軽自動車レベルを超えた!? 新型ハスラーにはない、eKクロスの先進装備とは

 新型ハスラーのパワートレインは自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類です。自然吸気エンジンは、スズキ初のデュアルインジェクションシステムやクールドEGRなどが用いられた新開発のものが採用されました。

 全車にCVTとマイルドハイブリッドシステムを搭載し、駆動方式は2WDのほかに4WDの設定もあります。

 4WD仕様には、急な下り坂で速度をコントロールする「ヒルディセントコントロール」や、ブレーキ制御で雪道の発進をサポートする「グリップコントロール」に加え、新機能となる「スノーモード」を追加。

 エンジン出力を自動調整することで、雪道に加えアイスバーンでも発進しやすくなり、スムーズな運転をサポートします。

 一方、eKクロスに搭載されるエンジンも自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類で、どちらも新開発のタイプとなります。全車でCVTとマイルドハイブリッドが組み合わされ、2WD/4WDの設定がある点も新型ハスラーと同様です。

 不安定な道での走行をアシストする機能を見ると、eKクロスには「グリップコントロール」はあるものの、「ヒルディセントコントロール」や「スノーモード」に該当する装備はありません。

 運転支援システムについて比較すると、新型ハスラーはスズキ軽初となる全車速追従機能を備えた「アダプティブクルーズコントロール」や車線逸脱抑制機能がターボモデルに採用されているほか、夜間の歩行者検知に対応した衝突被害軽軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」などが装備されることが特徴です。

 一方、eKクロスは全車速追従型「アダプティブクルーズコントロール」や車線逸脱警報システム、歩行者(昼間のみ)の検知もおこなう衝突被害軽減ブレーキが装備されるほか、新型ハスラーにはない高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」の設定が大きな特徴となります。

 MI-PILOTとは、アクセル、ブレーキだけでなくハンドル操作までクルマが支援する機能で、高速道路走行時のストレスや疲労を軽減します。

 新型ハスラーの車両価格は128万400円から193万1600円です。一方、eKクロスの価格は144万4500円から179万8500円となっています。

※ ※ ※

 新型ハスラーは、eKクロスと比べると、ラゲッジルームの防汚性が高いことや、急な坂道や雪道・アイスバーンでの走行をアシストする機能が充実していることから、レジャースポットなどで便利さを感じられる場面が多いでしょう。

 一方、eKクロスは普通車並の運転支援システムとなるMI-PILOTを装備することで、長距離ドライブの負担を軽減させられることが特徴です。

 レジャースポット周辺での使い勝手や安心感と、行楽地へ向かうまでの長距離ドライブの快適の、どちらを重要視するかによって、選ぶべきモデルがはっきりするでしょう。

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みんなのコメント

17件
  • この二台って比べるものなのか?ekクロスは顔がSUV風のワゴンRクラスの車
    何よりハスラーの地上高が180mmある所を比較しないでどうするんだ?
  • 知り合いの奥さんが、旦那がセカンドカーにハスラーのマツダOEMを買って来たらしいが、流行りだし、スキーに一人で行くのにちょうど良いよって言ってたけど、乗り心地、使い勝手、塗装の仕上がり等々、色々判断して正直なんでこのクルマがこんなに売れるのかわからないと言ってました。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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