ホンダ車をより豊かにするために様々なパーツを販売するホンダアクセス。そんな同社からでたAC外部給電器と外部電源入力キットを装着するとなんと1500W分の電気も使えるようになる。どんな使い道があるのか、この記事では様々な用途を紹介していく。
文・写真:永田恵一
えぇぇぇ!? 車内にこたつだって設置!? ホンダアクセスのパーツの使い道があまりに凄すぎる件
【画像ギャラリー】映画鑑賞にこたつに…用途様々! アウトドアの究極形態ここにあり! (24枚)
■ホンダアクセスのパーツでアウトドア仕様に!
昨年10月にホンダから発売されたBEVの軽商用バンとなるN-VAN e:は、エンジン車のN-VAN同様シートを床下に収納すれば部屋のような空間が生まれる。それだけに「どんな遊び道具を積むか」、アウトドアや車中泊などの際には「この空間をどう使うか」を考えるのも楽しいクルマだ。
加えて走行用バッテリーを持つEVだけに、ホンダ車のディーラーオプションパーツを担当するホンダアクセス扱いのAC外部給電器(2万9700円)と外部電源入力キット(3万7400円)を装着すると1500W分の電気も使えるようになり、使う楽しさはさらに広がる。
また、フリードとステップワゴンというミニバンやN-BOXといった広い車内を持つホンダ車は車中泊や犬とのドライブにも使いやすく、アウトドアにもピッタリだ。
という背景もあり、ホンダアクセスは同社のパーツをタップリ装着したデモカーを車中泊が得意なインフルエンサー4人に手を加えてもらい、より楽しめる仕様を披露。
さらに同社が近年力を入れている愛犬とのドライブ仕様も同時に展示するというイベントを行ったので、ここでは公開されたクルマたちを紹介していく。
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■N-VAN e:「写真家と旅するアトリエ」仕様 by小川さん
車中泊のベテランにも大好評のN-VAN e:
1台目は風景カメラマンの小川さんが移動アトリエ仕様に仕立てたN-VAN e:。撮影のため全国各地を飛び回り、一度撮影に出ると1か月は帰宅しないという小川さんは、車中泊関係に加えブーストアップによる動力性能向上など機能面も手を加えたN-VANターボ4WDのオーナーだ。
車中泊歴は軽1BOXバン、アコードワゴンなどで20年以上というベテランで、N-VANに対する満足度はアダプティブクルーズコントロールも付くホンダセンシングをはじめ非常に高いそうだ。
小川さんが仕立てたN-VAN e:はやはり電気を気にせず使えることに着目し、車内には机を置き100V電源からカメラをはじめとした撮影機材の充電はもちろん、パソコンでの画像の編集、ケトルを置きコーヒーなどを飲みながら、日単位になることもあるという撮影チャンス待ちを快適に過ごせる。
なお小川さんのN-VAN e:に対する印象は「電気が使えるのに加え、30分の急速充電が移動中の休憩時間になるのもいいですね」と、気になるクルマリスト入りしているそうだ。]
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■N-VAN e:「こたつでのんびり車中泊」仕様 by ruiさん
こたつ完備のN-VAN e:。最高の快適装備ですね!
2台目もN-VAN e:。仕立てたruiさんも小川さん同様N-VANを車中泊に使う車中泊ライターで、「夏は北海道、冬は房総半島や伊豆といった気候が快適なところを追いながら過ごし、一度出ると半年帰宅しないこともあります」という強者だ。
Ruiさんが仕立てたN-VAN e:は「車内で快適に過ごすためこたつを置く」という単純明快なマッタリ仕様。試させてもらったところ、動きたくなくなるほど居心地がよく、そのままこたつで朝まで寝そうなくらい快適で、本来の目的となるクルマでの移動をしたくなくなるほどだった(笑)。
同時にこたつは部屋で机代わりにもなるなど非常に汎用性は広いが、それはスペースのあるクルマであればクルマでも同じというのも新たな発見だった。
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■フリードクロスター(2列シート)「おひとりさま映画館、冬の夜長を楽しむ車中泊」仕様 by まるななさん
フリードクロスターがなんと映画館仕様! 究極の快適仕様に仕上がっていますね!
昨年フルモデルチェンジされたフリードは2列シート仕様だと、2列目シートを倒し付属のボードを使うと広く平らな空間が出現するのに加え、ラゲッジスペース下部には荷物置き場もあるなど、何も手を加えなくても車中泊にそれなりに使える点が素晴らしい。
このあたりに着目して2列シートのフリードクロスターを車中泊仕様に仕立てたのが、軽トラックをベースに荷台に独立したキャビンを持つキャンパーで車中泊を楽しんでいるまるななさんだ。
このフリードクロスターは車中泊モードにした車内後方に布団を敷き、動画を見るためのスクリーンを設置しシアターとし、車内のプライバシーはホンダアクセスのプライバシーシェードで確保、電気毛布などでも必要な電源はポータブル電源で賄うというお手軽な仕様。
その割にスクリーンで動画を見ていると非日常が楽しめる点は、フリードクロスターの持つ車中泊カーとしてのポテンシャルによるものだろう。
なお、N-VANで車中泊をしている人の中にはフリードの2列シート仕様が気になる人が多いそうで、2人までで車中泊に使うならフリードの2列シート仕様は検討する価値は大きい。
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■ステップワゴン「ザ・スタンダード 車中泊キャンプwithOUTDOOR(二人仕様)」 by 大橋保之さん
これぞアウトドア! という見た目がぐっときますね!
ミドルミニバンのステップワゴンは近年シートをベッドとして使うには向かなそうな2列目が独立したキャプテンシート仕様が中心となっている。しかし、1列目と2列目、2列目と3列目をつなぐと意外にフラットになるのに加え、2列目は左右シートを横方向に密着することも可能と、車中泊にも意外に対応する。
この点に着目しステップワゴンを車中泊仕様に仕立てたのが、車中泊を扱う雑誌カーネル編集長を務める大橋保之さんだ。
大橋さんが仕立てたステップワゴンもシートをよりフラットにするためマットと寝袋、ポータブル電源で電気毛布を使い、快適な寝床を造るという、まるななさんのフリードクロスター同様のお手軽仕様。
それでも2人が快適な睡眠が取れるのに加え、大橋さんによると「ステップワゴンは2列目と3列目をつなぐと倒した3列目背もたれが枕になるのも意外なメリット」とのこと。
さらにステップワゴンなら写真のアウトドアに使う遊び道具も積載できるので、荷物が多い車中泊に使うならちょうどいいサイズかつ快適に寝れるステップワゴンも有力な選択肢になりそうだ。
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■N-BOX JOY&フリード×Honda Dog愛犬とお出かけ仕様
愛犬の様子を確認できる製品があるのはありがたい
ホンダアクセスは近年愛犬とのドライブに便利な用品にも力を入れている。
その起源を聞いてみると、ホンダでは2005年の東京モーターショーにW.O.Wコンセプトという車内に備え付けのクレートを持つなどするコンセプトカーを出展するなど、愛犬とのドライブに使いやすいクルマを考えていた時期があり、その意思がホンダアクセスに引き継がれている面もあるそうだ。
「愛犬とお出かけ」仕様のN-BOX JOYとフリードで目に付いたのはペットシートマット、ペットシートプラスわん2、ペットシートサークルという3つの用品だ。
N-BOX JOYの後席に装着されたペットシートマットは愛犬を乗せるためのシートで、安心の飛び出しリードフック付き。フリードの前席に置かれるペットシートプラスわん2は助手席のシートベルトを使って固定できる、超小型犬2頭もしくは小型犬1頭用のクレートで、運転中でも愛犬の様子を確認できるのが有難い。
フリードの後席片側のスペースに置けるペットシートサークルは中型犬までが快適に過ごせるサークルで、それぞれ愛犬とドライブの機会が多い人には便利で有難い用品だ。
また、愛犬とドライブする方には愛犬を乗せるエアバギーを使う人も多いが、フリードの3列目シート仕様は3列目シートを収納するとエアバギーがピッタリ積載できる。
さらにエアバギーを固定するために使うタイダウンベルトなどのフックも、3列目シートの支柱が付くフックと接合でき、フリードの3列目シート仕様は愛犬とのドライブにも非常に便利なクルマとなっている。
■まとめ
広い車内を持つホンダ車は元々車中泊やアウトドアとの相性がいい。さらにホンダアクセスの用品にはそういった用途をより楽しく便利にするものも多数用意されているので、ホンダ車を購入する際にはディーラーオプションのカタログも熟読し、クルマと一緒に自分に合った用品も選ぶといいだろう。
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行った場所で楽しむならわかるが車の中でずっと過ごすだけなら家でいいかな。