現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ[C-HR]はとんでもない能力を秘めてた!! [SUV超え]の走りを見せた秘密は開発場所にあった!

ここから本文です

トヨタ[C-HR]はとんでもない能力を秘めてた!! [SUV超え]の走りを見せた秘密は開発場所にあった!

掲載 10
トヨタ[C-HR]はとんでもない能力を秘めてた!! [SUV超え]の走りを見せた秘密は開発場所にあった!

 SUVと聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか? 人によって様々だと思うが、走りの良いイメージを持つ人は少ないかもしれない。しかし、走りに拘ったSUVが日本にはあったのだ。それがトヨタのC-HRである。今回はC-HRの走りにこだわった部分をピックアップし、振り返ってみよう。

文:西川昇吾/写真:トヨタ

トヨタ[C-HR]はとんでもない能力を秘めてた!! [SUV超え]の走りを見せた秘密は開発場所にあった!

■日本SUV史上最高の走りへのこだわり

販売前の2016年5月にはニュルブルクリンク24時間レースにも参戦し、見事完走を果たしている

 2016年末に登場したC-HRはトヨタの新世代プラットホームであるTNGA第2弾のモデルとして登場した。現在でもボディ剛性に定評のあるTNGAプラットホームだが、やはり当時新採用ということもあり、ボディ剛性の部分では同クラスのライバルたちに比べて抜きん出ていた印象がある。

 ボディ剛性は走行性能のあらゆる部分に影響するし、ドライバーに対して与える安心感や信頼性も変わってくる。これでだけでもC-HRが他のSUVに比べて「良い走り」をすると感じる部分であった。

 何よりC-HRの走りへのこだわりが見えるエピソードが、ドイツのニュルブルクリンクで開発し鍛え上げたことだ。販売前の2016年5月にはニュルブルクリンク24時間レースにも参戦し、見事完走を果たしている。

 そのほかにも日本だけではなく、ヨーロッパの各種道路でテストを繰り返して開発を実施した。ここまで走りにこだわった環境で開発したSUVは国産では他にないのではないだろうか。

■ヨーロッパ市場をターゲットに走りにこだわる

 なぜここまでC-HRが走りにこだわったのか? それはグローバルモデルとして世界で販売しつつも、ヨーロッパを中心とした走りへの評価がクルマそのものの評価へと直結しやすい市場を特に重視したからであろう。

 ニュルブルクリンクを走り込んで走行フィーリングに拘ったのはもちろんだが、低重心を感じるデザインも走りの良さを予感させてヨーロッパで受けるのを狙った結果なのだ。

 また、ニュルブルクリンク24時間レースに出場したのは、より良いクルマを作る開発のためもあるが、ヨーロッパでのマーケティング効果を狙った部分もあったのかもしれない。ともかく走りの良さを求め、それを全面にアピールしたかったモデルと言えるだろう。



記事リンク















前の記事





C-HR&ハイエース新型情報 去年一番売れたミニバン スズキのオススメ100万円台コンパクトカー 人気記事ランキングベスト20[2024.2.4-2.10]















次の記事





新型フリード 日産4車種ほかスクープ連弾 ダイハツ再開情報 スズキSUVフロンクスとは 人気記事ランキングベスト20[2024.2.11-2.17]















■こだわりのザックス製ダンパー

走りにこだわったC-HRだが、残念なことに次期モデルの日本導入は無いという見方が強い

 そしてC-HRの各種装備やメカニズムを見てみると走りへのこだわりは随所に現れているが、マニアならば「おおっ!」と感じる部分がある。それはダンパーだ。初期のC-HRはザックス製のダンパーを装着していた。

 普通のSUVならばコスト的に考えても輸入となるザックス製ダンパーの採用は見送るところだ。しかし、走りにこだわったC-HRはドイツ車を中心に純正採用されていて評価の高いザックス製ダンパーを採用した。この足回りの設定はヨーロッパ仕様も日本仕様も同じものであった。

 ただ、日本市場では乗り心地に対してユーザーからの不満があったのか。マイナーチェンジで乗り心地な日立製ダンパーへと変更を受けた。

 そのような背景もあったのか、走りのC-HRらしく、マイナーチェンジと同時にGRスポーツが追加された。専用チューニングのバネやダンパーそして強化したスタビライザーが装備されていた。

 明確にアナウンスはされていないが、ノーマルのC-HRがマイルドになったからこそ「開発陣が求めたC-HR像はこれなんです!」と開発陣からの声がC-HRのGRスポーツからは聞こえてきそうな感じがする。

 そんな走りにこだわったC-HRだが、次期モデルの日本導入は無いという見方が強い。それは残念でならないが、走りの良いSUVが欲しい人は中古車でもチェックしてみる価値は多いにアリな1台だ。

【画像ギャラリー】内装の作り込みもめちゃくちゃ凝ってるやん! 今は影薄いけどトヨタの元エース級SUVは伊達じゃないゾ(14枚)

投稿 トヨタ[C-HR]はとんでもない能力を秘めてた!! [SUV超え]の走りを見せた秘密は開発場所にあった! は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。

こんな記事も読まれています

「なんでいなくなった!?」人気車だったはず……だよね? 忽然と姿を消したクルマたち5選
「なんでいなくなった!?」人気車だったはず……だよね? 忽然と姿を消したクルマたち5選
ベストカーWeb
正式発売前のプロトタイプ先行試乗をプレイバック! 3代目レクサスISはBMW3シリーズを超えられたのか?
正式発売前のプロトタイプ先行試乗をプレイバック! 3代目レクサスISはBMW3シリーズを超えられたのか?
ベストカーWeb
工夫の塊[新型スイフト]はちょっと不便!? 正常進化も[リアに室内灯なし]!! トラウマになってるクルマって?
工夫の塊[新型スイフト]はちょっと不便!? 正常進化も[リアに室内灯なし]!! トラウマになってるクルマって?
ベストカーWeb
[セレナミニ]爆誕!? シエンタにフリードバカ売れなのに日産なぜ出さない!?
[セレナミニ]爆誕!? シエンタにフリードバカ売れなのに日産なぜ出さない!?
ベストカーWeb
ついに最小SUVロッキー/ライズのHVも生産再開!! 安くていいクルマで、まあ…売れるわな……
ついに最小SUVロッキー/ライズのHVも生産再開!! 安くていいクルマで、まあ…売れるわな……
ベストカーWeb
打倒[アルファード]なんて考えるな!! デリカはそのままでいいの!! 新型デリカも我が道行け!
打倒[アルファード]なんて考えるな!! デリカはそのままでいいの!! 新型デリカも我が道行け!
ベストカーWeb
人気はあったのに……なんで消えた? 苦しくも生産終了になってしまったクルマ6選
人気はあったのに……なんで消えた? 苦しくも生産終了になってしまったクルマ6選
ベストカーWeb
デミオ改め[新型マツダ2]登場もうすぐ!? そもそもどうしたら生き残れるのか!?
デミオ改め[新型マツダ2]登場もうすぐ!? そもそもどうしたら生き残れるのか!?
ベストカーWeb
中古とはいえレクサスの現行モデルだぜ! UXの200万円台中古車は買いじゃないか?
中古とはいえレクサスの現行モデルだぜ! UXの200万円台中古車は買いじゃないか?
ベストカーWeb
デザインは「?」 でも万能 そして安い! テリー伊藤、フォレスターに惚れ込む【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
デザインは「?」 でも万能 そして安い! テリー伊藤、フォレスターに惚れ込む【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ええ、[ジムニー顔]イグニス販売終了!! スズキの歴史凝縮デザイン&乗ればいいクルマだったのに!! 隠れた名車説を追う
ええ、[ジムニー顔]イグニス販売終了!! スズキの歴史凝縮デザイン&乗ればいいクルマだったのに!! 隠れた名車説を追う
ベストカーWeb
ホンダ[新型フリード]は”もっといい”に進化!! 超実用性が高い3列目採用でシエンタと差別化へ
ホンダ[新型フリード]は”もっといい”に進化!! 超実用性が高い3列目採用でシエンタと差別化へ
ベストカーWeb
3代目[プリウス]買いに来たのにアリオンに鞍替え!? 100万円台で買えた[アリオン]が熱烈支持されていたワケ
3代目[プリウス]買いに来たのにアリオンに鞍替え!? 100万円台で買えた[アリオン]が熱烈支持されていたワケ
ベストカーWeb
マイチェンでフロントマスク激変の[ノートオーラ]! ノートと同じく果たして変わってよかったのか否か!?
マイチェンでフロントマスク激変の[ノートオーラ]! ノートと同じく果たして変わってよかったのか否か!?
ベストカーWeb
1.3Lターボってマジかよ!! [新型カプチーノ]普通車で開発中!? でも初代もスズキのホンキっぷりがヤバすぎた
1.3Lターボってマジかよ!! [新型カプチーノ]普通車で開発中!? でも初代もスズキのホンキっぷりがヤバすぎた
ベストカーWeb
小さな高級車[LBX]はさすがの仕立て!! 価格は460万円~と高価格帯も[3気筒]はちょっと気になる!?
小さな高級車[LBX]はさすがの仕立て!! 価格は460万円~と高価格帯も[3気筒]はちょっと気になる!?
ベストカーWeb
なんで[ルーミー]に負けるの[ソリオ]!! 販売店の量が原因だと思ってたけど差をつけられてる原因が他にもあった!?
なんで[ルーミー]に負けるの[ソリオ]!! 販売店の量が原因だと思ってたけど差をつけられてる原因が他にもあった!?
ベストカーWeb
マツダ新型ハイブリッドに秘策あり!! ロータリーは伏兵だ……スカイアクティブXの燃焼技術が生きるかも?
マツダ新型ハイブリッドに秘策あり!! ロータリーは伏兵だ……スカイアクティブXの燃焼技術が生きるかも?
ベストカーWeb

みんなのコメント

10件
  • ********
    煽り運転で一躍有名になって、それが原因で日本では廃止になってしまった名前。
  • kmq********
    記事も写真も雑すぎる
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

239.2302.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

105.0418.0万円

中古車を検索
C-HRの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

239.2302.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

105.0418.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村