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ホンダ新型「最上級ミニバン」ついに発売! 斬新シフト採用の“中国生産”「オデッセイ」! 2年ぶり復活の新モデルを徹底解説

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ホンダ新型「最上級ミニバン」ついに発売! 斬新シフト採用の“中国生産”「オデッセイ」! 2年ぶり復活の新モデルを徹底解説

■ホンダ新型「最上級ミニバン」発売! どんなモデルになった?

 2023年12月7日、最上級ミニバン「ODYSSEY(以下オデッセイ)」を一部改良し、12月8日に発売すると発表しました。

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 一度販売を終了しており、2年ぶりの日本市場復活となる新型オデッセイは、どのようなクルマなのでしょうか。

 オデッセイの初代モデルは、1994年に「クリエイティブ・ムーバーシリーズ」の第1弾として登場。現行モデルは2013年に誕生した5代目ですが、日本では2020年11月6日に実施された大規模なマイナーチェンジが行われた後、約1年後の2021年に日本の生産拠点統廃合に伴い国内での販売は終了となっていました。

 しかしその2年後の2023年4月7日に、ホンダは日本市場復活を宣言。ついに、同年12月8日には販売がスタートしました

 今回、販売終了以来2年ぶりとなる日本市場復活を果たすオデッセイは、2021年末まで国内販売されていたモデルをベースに、一部改良が施されたモデル。生産は、中国の広汽本田汽車が行います。

 ボディサイズは、全長4860mm×全幅1820 mm×全高1695mm。ホイールベースは2900mmです。

 エクステリアでは、新デザインのフロントグリルを採用。グリルの開口部を拡大することによってワイド感を強調し、水平基調の5本メッキバーに突起状のデザインを組み合わせることで高級感をより高めています。

 また、Hondaのエンブレムをより前方に配置することでフロント部の突き出し感を高め、迫力と重厚感を感じさせるデザインとしました。

 さらに、新たに設定したe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONでは、ブラッククロームメッキのフロントグリルを始め、ブラックスモークレンズのリアコンビランプ、マットベルリナブラックの18インチアルミホイール、ブラックのルーフ/ピラーライニングなど、内外装の随所にブラック加飾を取り入れることによって、最上級モデルとしての洗練さを演出しました

 ボディカラーは、プラチナホワイト・パール、プレミアムヴィーナスブラック・パール、フォーマルブラックの3色を基本に、ミドルグレードとなるe:HEV ABSOLUTE・EXではこの3色に加えメテオロイドグレー・メタリックを用意しています。

 インテリアでは、全タイプの2列目に4ウェイパワーシートを採用。オットマンとリクライニングの操作を新たに電動化することで、きめ細やかな調節が可能となり、より快適な着座姿勢をとることができるようになりました。

 また、2列目シートにはシートヒーターや折りたたみ式のセンターテーブル、ミニテーブル付きのアームレスト、シート足元にはUSBチャージャー(Type-C)を全タイプに標準装備し、快適性を向上させています。

 さらに3列目シートは、前モデル同様に全タイプに床下格納シートを採用し、大容量の荷室空間と利便性の両立を図っています。

 このほか、従来のシフトレバーに代わる「エレクトリックギアセレクター」を新採用、指一本でスムーズなシフト操作ができるほか、インパネまわりがスッキリしています。

 e:HEV ABSOLUTE・EXとe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONには本革シートやワイヤレス充電器、ハンズフリーアクセスパワーテールゲートなども標準装備しています。

 パワートレインは、最高出力145馬力・最大トルク175Nmを発揮する2.0直列4気筒エンジンに、最高出力184馬力・最大トルク315Nmのモーターを組み合わせたハイブリッドシステム。これに組み合わせるトランスミッションはE-CVTで、WLTCモード燃費は19.9km/Lです。

 今回、新たに減速セレクターを設定、アクセルオフ時の減速の調節が可能となり、下り坂での走行や、前走車との車間距離の調整などに活用することができます。

 先進安全運装備には、「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を搭載。今回、新たに近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能を追加しています。

 また、フロントカメラの広角化により衝突軽減ブレーキの検知対象を拡大し、新たに交差車両、右折時の対向車、横断自転車、二輪車、夜間の歩行者の検知が可能になりました。

 さらに新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」をオデッセイとして初めて採用。

 コネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」が利用可能で、スマートフォンを使ったリモートでのエアコン操作や、長時間の移動でも快適に過ごせる車内Wi-Fiなどが含まれます。

 価格は、ベースグレードとなるe:HEV ABSOLUTEが480万400円、e:HEV ABSOLUTE・EXが500万600円、e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONが516万4500円です。

※ ※ ※

 中国からの輸入モデルとなる新型オデッセイですが、日本でのグレード・ボディカラー展開は、中国で販売されるオデッセイと比べると選べる選択肢が若干少なくなっており、中国で販売されるオデッセイに存在するストリーミングマジックパープル(ダークパープル)とオーロラブルー(メタリックブルー)のボディカラーや、2列レイアウト・4人乗り仕様「エリートエディション」が存在しません。

 これらのモデルが欲しい場合は、今後特別仕様車などで追加される可能性を信じて待つほか無いでしょう。

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みんなのコメント

26件
  • tak********
    いい車なんだけどね。価格がね。
  • **********
    実車見て来て2列目の広さは確かに実感。
    ただ、それ以外がやっぱりもう時代遅れ。
    あと、シートのレバーとかボタンとかも安っぽい。
    厳しいだろうなってのが正直な感想。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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