現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 【F1メカ解説】アストンマーティンF1の新しいフロントウイングを確認。その他のアップデートは金曜日明らかに!

ここから本文です

【F1メカ解説】アストンマーティンF1の新しいフロントウイングを確認。その他のアップデートは金曜日明らかに!

掲載
【F1メカ解説】アストンマーティンF1の新しいフロントウイングを確認。その他のアップデートは金曜日明らかに!

 F1エミリア・ロマーニャGPは、今季のF1ではヨーロッパでの初戦。ファクトリーからも近いため、複数のチームがアップデートを持ち込んでいる。アストンマーティンもそのひとつで、まだ全容は明らかにはなっていないものの、フロントウイングには独特の処理が施された。

 メインの写真を見ると分かる通り、アストンマーティンはフロントウイングの最も上のフラップを3分割。最も内側のエレメントと、最も外側のエレメント、メインのエレメントを分けた構成にし、メインのエレメントと外側のエレメントの接続部分に、V字型の切り込みを設けた(メイン写真の◯の中の赤い矢印の部分)。

■マグヌッセン、コース外走行の繰り返しで出場停止はあまりにも酷「ポジションを戻せと指示すればいいだけじゃないかな?」

 このV字の切り込みの部分は、タイヤの内側のサイドウォールとほぼ同じ位置になっている。これを考えると、ダウンフォースの発生に過度の悪影響を与えることなく、より多くのアウトウォッシュを生み出す手法だと考えられる。

 また、フロントウイングの翼端板にも変更が加えられた。以前のタイプでは、各フラップの最も外側の部分が、アウトウォッシュを生み出す様に外を向く様になっていたが、新しいモノは3枚のフラップとの接続部が集約されるようになった。これにより、この箇所が持つ機能が変わったと見るべきだろう。

■フロントウイングの各エレメントに変更?

 フロントウイングの中央部分も変更されている。メインプレーンの位置が変えられたことで、ノーズ先端の形状を若干変更。これまではメインプレーンの後端が1枚目のフラップの僅か後方に存在していたが、新しいバージョンではメインプレーンがフラップの僅かながらも前にあるようだ。

 このノーズの変更に際し、チームはこの部分を覆うパネルを変更。ドライバー冷却用の開口部を組み込むことができる、小さなパネルが存在している。

 また、フラップとメインプレーンを繋ぐブラケットのレイアウトも変更。従来はノーズの左右に2本ずつブラケットが存在していたが、新仕様ではノーズ左右のブラケットが1本ずつになる、そのぶん中央に太めのブラケットが追加されている。

 なおアストンマーティンは、新しいフロアやサイドポンツーン、エンジンカバーなども変更するモノと見られる。その全ては、金曜日に明らかになるはずだ。

こんな記事も読まれています

【F1メカ解説】ライバルに追い付かれつつあるレッドブル、リヤウイング翼端のトレンドに新たな風を吹き込むか
【F1メカ解説】ライバルに追い付かれつつあるレッドブル、リヤウイング翼端のトレンドに新たな風を吹き込むか
motorsport.com 日本版
FP2でクラッシュのJOTA12号車、マシン修復し飛行場でシェイクダウン完了。「英雄的な努力」とドライバーはチーム称える|ル・マン24時間レース
FP2でクラッシュのJOTA12号車、マシン修復し飛行場でシェイクダウン完了。「英雄的な努力」とドライバーはチーム称える|ル・マン24時間レース
motorsport.com 日本版
FP2でクラッシュのJOTA12号車、”最速ペース”でマシン修復進める「リビルド記録更新は間違いない」|ル・マン24時間
FP2でクラッシュのJOTA12号車、”最速ペース”でマシン修復進める「リビルド記録更新は間違いない」|ル・マン24時間
motorsport.com 日本版
今からエンジンの燃料流量を増やすなんてムリ! FIAの26マシン改善案に、メルセデスら反対。一方レッドブルは容認……その意図は?
今からエンジンの燃料流量を増やすなんてムリ! FIAの26マシン改善案に、メルセデスら反対。一方レッドブルは容認……その意図は?
motorsport.com 日本版
ルノー製エンジンがF1から消える!? アルピーヌ、新レギュレーション到来の2026年から“他社製”に乗り換え検討か
ルノー製エンジンがF1から消える!? アルピーヌ、新レギュレーション到来の2026年から“他社製”に乗り換え検討か
motorsport.com 日本版
クルマは去年より良くなっているのに……重すぎる重量が進歩を覆い隠す状況にウイリアムズのアルボン苛立つ「ほとんどそれのせい」
クルマは去年より良くなっているのに……重すぎる重量が進歩を覆い隠す状況にウイリアムズのアルボン苛立つ「ほとんどそれのせい」
motorsport.com 日本版
F1カナダGPは、メルセデスの復活のための最後の一歩だったのか? ライバルのマクラーレンが警戒
F1カナダGPは、メルセデスの復活のための最後の一歩だったのか? ライバルのマクラーレンが警戒
motorsport.com 日本版
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
motorsport.com 日本版
ストレート途中で減速しなきゃ……なんてことにはならない? 2026年F1のPU規則、FIA自信「その懸念についてはもう大丈夫だ」
ストレート途中で減速しなきゃ……なんてことにはならない? 2026年F1のPU規則、FIA自信「その懸念についてはもう大丈夫だ」
motorsport.com 日本版
国産の“次世代フォーミュラカー”製作を公表した日本自動車レース工業会に聞く。既に空力設計に着手……目指すはスーパーフォーミュラでの採用か?
国産の“次世代フォーミュラカー”製作を公表した日本自動車レース工業会に聞く。既に空力設計に着手……目指すはスーパーフォーミュラでの採用か?
motorsport.com 日本版
「MotoGPマシンのダウンフォースデカすぎ」エスパルガロ、イタリアGPはリタイア寸前だったと告白
「MotoGPマシンのダウンフォースデカすぎ」エスパルガロ、イタリアGPはリタイア寸前だったと告白
motorsport.com 日本版
2026年のF1テクニカルレギュレーション、最終案は6月末までに決定か? 10月延期論にメルセデスが反対
2026年のF1テクニカルレギュレーション、最終案は6月末までに決定か? 10月延期論にメルセデスが反対
motorsport.com 日本版
ACO、次世代の燃料電池プロトタイプカー『H24EVO』を公開。近い将来ル・マン出場の可能性も?
ACO、次世代の燃料電池プロトタイプカー『H24EVO』を公開。近い将来ル・マン出場の可能性も?
motorsport.com 日本版
「チーム間の差が広がるけど、それでもいいのかい?」ノリスが抱える2026年レギュレーション変更の懸念
「チーム間の差が広がるけど、それでもいいのかい?」ノリスが抱える2026年レギュレーション変更の懸念
motorsport.com 日本版
ホンダ「“スゴい”ハッチバック」初公開に大反響! 「巨大リアウイング」がカッコイイ! 「シビック タイプR」譲りの新たな空力アイテムとは
ホンダ「“スゴい”ハッチバック」初公開に大反響! 「巨大リアウイング」がカッコイイ! 「シビック タイプR」譲りの新たな空力アイテムとは
くるまのニュース
カナダで復調したかに見えたアストンマーティン、コースとの相性が良かった?「バルセロナとかではもっとキツいだろう」
カナダで復調したかに見えたアストンマーティン、コースとの相性が良かった?「バルセロナとかではもっとキツいだろう」
motorsport.com 日本版
次世代マシンの軽量化、フェルスタッペンにとっては“お話にならない”目標? 「100kg減は少なくとも欲しい」
次世代マシンの軽量化、フェルスタッペンにとっては“お話にならない”目標? 「100kg減は少なくとも欲しい」
motorsport.com 日本版
鬼門のF1カナダGPで光が見えた? レッドブル代表、弱点の“縁石乗り”は解決可能「あとは力を解き放つだけ」
鬼門のF1カナダGPで光が見えた? レッドブル代表、弱点の“縁石乗り”は解決可能「あとは力を解き放つだけ」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村