この記事をまとめると
■日産の旧車が数多くの現存し、そして人気が高い理由を解説
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■当時から海外展開などを積極的に行なっていて販売台数が多かったのが理由のひとつだ
■機関系のパーツは比較的手に入れやすいので維持できるが内装の樹脂パーツに絶版が多い
どうして日産の旧車ばかりが生き残ってる?
現行車にはないデザインや乗り味など、少々不便さはあってもそれを上まわる魅力を持ち合わせている旧車。そんな旧車趣味人からも厚い支持を集めているのが日産車だ。
そもそも日産の旧車には王道とも言えるフェアレディZやスカイラインのほかにも、ブルーバード、サニー、セドリック、グロリア、ローレルなど人気の旧車が多く、そこに80年代以降のネオクラシックモデルもプラスすると、マーチ、シルビア、レパードや、パイクカーシリーズなども該当し、そもそもの選択肢の幅が広いというのもその理由のひとつと言えるだろう。
そして旧車の生命線とも言える部品供給においても、日産車は他メーカーに比べると現在でも供給される部品が比較的多く、維持しやすいというのもありがたいところ。
もちろん部品によっては製廃となってしまって供給されないものも存在するが、日産車は他車種間でも同じ部品を流用しているケースや、小加工で他車種用の部品が流用できることも珍しくない点、人気の日産旧車は台数が売れた車種が多いため、中古パーツや部品取り車が存在している率も高いので、旧車専門店やオーナー同士、ネットオークションなど幅広くアンテナを張っておけば部品を入手しやすいのである。
また、日産は古くから海外マーケットへと展開を積極的に行ってきた歴史もあるため、日本国内では入手が難しい部品でも、海外では入手が容易ということや、海外では社外メーカーが純正同等品を生産し続けているということもあるのだ。
とはいえ、内外装のパーツは車種専用のものが多く、ボディパネルであれば状態にもよるが板金などでなんとか修復はできるものの、樹脂製のパーツなどは破損してしまうと替えが利かないものも少なくないので、日産の旧車すべてが維持しやすいというワケではないのだが、旧車の入門編としてはオススメしやすいメーカーであることは間違いない。
ただし近年では旧車全体の価格帯が一気に上昇しており、それに伴って部品も高騰しているのは日産車も同じ。そのため、維持しやすいとはいえある程度の余裕を持っていないと快適な旧車ライフを過ごすのは難しいという点は肝に銘じておきたいところだ。
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