ついに開幕した2025年シーズンのF1。その初戦となるオーストラリアGP予選では、マクラーレンのランド・ノリスがポールポジションを獲得した。
メルボルンのアルバート・パーク・サーキットを舞台に開催されている開幕戦オーストラリアGP。長い長い冬を越えて、全チーム、全ドライバーが本気で一斉に走るのはこれが最初の機会となった。
【決勝グリッド】角田裕毅が超好位置確保! 2025年F1オーストラリアGP
もちろん、今回の予選で全てが分かるわけではないが、予選はドライコンディションの気温33度、路面温度41度と、長い長い冬を越えて10チームが持ち寄った今季マシンのパフォーマンスを図る上では絶好の機会となった。
■ローソン、レッドブルでの初予選は苦しい結果に|Q1
5台が脱落する18分のQ1。マシントラブルにより直前のFP3を思うように走れなかったレッドブルのリアム・ローソンを含め、多くのマシンが一斉にコースへなだれ込んだ。
初日のFP1に続いて、この前に行なわれたFP3でもクラッシュを喫したハースのオリバー・ベアマンは先頭でのコースインとなったが、マシンダメージの影響か、ギヤボックスの問題を訴えてピットイン。まともに走れず予選終了と、ベアマンにとってはまさに踏んだり蹴ったりな開幕戦となった。
Q1では、まずノリスが1分16秒003でトップに。レッドブルのマックス・フェルスタッペンが2番手で続いた。なお、当然ほとんどのマシンがソフトタイヤを1セット目に選ぶ中、メルセデス勢はミディアムタイヤを選択していた。
半公道サーキットという特性上路面の改善幅も大きく、ソフトタイヤで2アタックを実施するドライバーも。レーシングブルズ勢は他車からタイミングをずらしてコースに入り、タイム計測を行ない、Q2進出圏内まで浮上した。
残り3分を切るところから、多くのドライバーが新品ソフトタイヤを投入。18番手と後方に沈んでいたレッドブルのリアム・ローソンは1周をまとめ上げることができずに泣く泣くピットインとなり、その横を駆け抜けていったレーシングブルズの角田裕毅がトップ10圏内までポジションを上げた。
Q1トップ通過はノリス。ソフトタイヤに履き替えてタイム計測を行なったメルセデスのジョージ・ラッセルが2番手、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが3番手となった。角田は最終的に7番手通過となった。
ルーキー勢ではアルピーヌのジャック・ドゥーハンがチームメイトのピエール・ガスリーを上回る10番手。角田のチームメイトであるアイザック・ハジャーも12番手でQ2に駒を進めた。
昨年のFIA F2チャンピオンであるガブリエル・ボルトレト(ザウバー)が、同じくルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)やチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを押し出す形でQ2進出。ローソンやエステバン・オコン(ハース)、タイム計測ができなかったベアマンがQ1脱落となった。
■角田裕毅がトップ10入り|Q2
トップ10を決める15分のQ2。新品タイヤを履いて先頭でコースに入ったフェルスタッペンが、まずターゲットタイムの1分15秒688を記録した。それをピアストリが0.220秒上回り、ノリスもそれに続いた。フェラーリのシャルル・ルクレールやラッセルはユーズドタイヤを使用しトップから約0.3秒差につけた。
レーシングブルズはQ2最初から新品タイヤを投入。角田が1分16秒009でベスト・オブ・ザ・レストの位置につけ、同じく新品タイヤを履いたウイリアムズのアレクサンダー・アルボンなどを上回った。
残り7分を切ると、フェラーリ勢が新品タイヤに履き替えてタイム計測を実施したが、5~6番手と伸び悩んだ。その後、他のマシンもゆっくりとコースイン。マクラーレン勢を含め上位陣はユーズドタイヤを選んだが、当落線上にいるドライバーは新品タイヤで挑んだ。
最終的にノリスが1分15秒415でQ2最速。ピアストリが2番手、フェルスタッペンが3番手となった。チェッカーフラッグ直前でスピンを喫したハミルトンだったが、ラッセルやルクレールに次ぐ6番手で踏みとどまることができた。
中団勢トップの7番手にはウイリアムズのカルロス・サインツJr.。角田とアルボン、アルピーヌのピエール・ガスリーがQ3進出となった。
一方でハジャーはガスリーまで0.063秒届かずQ2敗退となったが、新人勢では最上位グリッドを獲得。アストンマーティン勢やドゥーハン、ボルトレトがここで姿を消した。
■マクラーレンがフロントロウ独占!|Q3
ポールポジションを決める12分間のQ3。マクラーレン勢を先頭に10台がコースに入った。ハミルトンや角田、ガスリー、ウイリアムズ勢がユーズドタイヤを使用した。残る5人は新品タイヤを履いた。
ノリスがまず1分15秒921をマークするも、ターン4でのトラックリミット違反でこれがタイム抹消に。その他のドライバーがQ2からタイムを大きく改善し、フェルスタッペンが1分15秒671でトップに立った。アルボンが1分16秒173で6番手とユーズド勢最上位となり、角田が1分16秒239で7番手に続いた。
10台とも最初のアタックを終えて一度ピットイン。新品タイヤに履き替え、残り4分を切ったところで各車が一斉にコースへと戻った。先頭はマクラーレン勢、角田が隊列の最後尾だ。
ピアストリは1分15秒180で1周をまとめて首位に上がるも、さらにノリスが1分15秒096で上回った。フェルスタッペンが食い下がるも1分15秒481で届かず3番手止まりとなった。ラッセルもこれに届かず、ノリスのポールポジションが確定。マクラーレンが1-2フロントロウ独占と、下馬評通り今年のマクラーレンは速いようだ。
角田は最終アタックをうまくまとめて1分15秒670を叩き出し、5番グリッドを獲得してみせた。アルボンやフェラーリ勢などを上回るポジションだ。
ただ、決勝レースが行なわれる日曜日は雨予想となっており、荒れた展開となる可能性も高い。開幕戦を制するのは誰になるのか? ワクワクは尽きない。
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