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スバル WRX【3分で読める国産車解説/2022年現行モデル】

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スバル WRX【3分で読める国産車解説/2022年現行モデル】

スバル WRX S4(SUBARU WRX S4)
現行モデル発表日:2021年11月25日
車両価格:400万4000円~477万4000円

新型にも継承されたスバルのスポーツ魂。普段はジェントル、攻めるとキャラ変して驚速
スバルを代表するスポーツセダン最新型。フェンダー、サイドシルとバンパーの下部などをブラックの樹脂パーツで覆うことで、SUVライクな雰囲気も併せ持つ。エンジンはレヴォーグと同じ2.4L水平対向4気筒ターボで、CVTはスポーツ走行にも対応した新開発のスバルパフォーマンストランスミッションが搭載されている。

スバルWRX S4がフルモデルチェンジ。新2.4L直噴ターボ&スバル パフォーマンストランスミッションでスポーツ性能が格段に向上

ハンドルを握ったのは、最上位グレードである「STIスポーツR EX」。そもそもWRXは、モータースポーツで勝つために開発されたクルマだ。そこに、スバルのワークスチューニングブランドの「STI」の名が冠されるだけに、走りへのこだわりが強く感じられる。

エクステリアで特徴的なのは、ボディ下部をブラックのパーツで1周している点。とくに樹脂フェンダーは一見、SUVのようにも見え、セダンなのになぜと賛否がわかれるかもしれない。でもこれ、よく見ると表面がハニカム状のシボになっていて、実は空力テクスチャーなのだ。

それ以外にもアンダーカバーをはじめ見えない部分のパーツ形状に至るまで、徹底的に空力性能の向上を図っている。左右4本出しマフラーなど勇ましさはあるが、これ見よがしの大きなリアウイングなどはなく、日常にも馴染む、フォーマルな雰囲気も保っている。ボディサイズ的には、今やほぼDセグメントのセダンである。

クルマに乗り込みドライブ開始。すると、とにかくサスペンションがしなやかに動き、乗り心地が快適なことに驚く。何となく名前や見た目、そしてテンションを上げるインテリアなど、スポーツマインドを煽られてるような感じだったので、ちょっと拍子抜けしたほど。でも、けっしてネガティブな意味ではない。もちろん、コンフォート系セダンとは異なるが、フラットライドで非常に上質な乗り味なのだ。

ワインディング路に入り、ドライブモードをスポーツにして走り出すと、ものすごいキャラ変。アクセルペダルを踏み込む、8速に刻まれたギアとの相性もよい。そして、ここで気づいた。WRX S4のスバルパフォーマンストランスミッションはCVTなのだが、いわゆるラバーフィールがなく、ダイレクトだし加速フィールもまったく違和感がない。何の妥協もなく、AWDスポーツの醍醐味を味わえる。

スバル WRX S4 主要諸元
●全長:4670××mm
●全幅:1825mm
●全高:1465mm
●ホイールベース:2675mm
●重量:1590~1600kg
●エンジン:2.4L対4ターボ
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:CVT
●WLTCモード燃費:10.8km/L
●乗車定員:5名

[ アルバム : スバル WRX はオリジナルサイトでご覧ください ]

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