■スバルが「改良BRZ」&「新4ドアセダン」をS耐富士でお披露目
2024年5月22日にスバルはスーパー耐久シリーズ第2戦「富士24時間レース」に進化した「BRZ」で参戦します。
また新たな4ドアセダンをベースとした新型車両の展示も行う予定です。
【画像】「えっ…!」これがスバルの新型マシン!? 実車を見る!
2022年からスーパー耐久シリーズに参戦するスバルは、2024年シリーズの第2戦となる富士24時間レースにBRZをベースとした「Team SDA Engineering BRZ CNF Concept」(以下、BRZ CNF Concept)で参戦することを発表しました。
BRZ CNF Concept は、内燃機関を活用した燃料の選択肢を広げる挑戦として、 カーボンニュートラル燃料を使用し、2022年シーズンより参戦。
トヨタと協調し且つ競いながら、モーター スポーツで求められる短いサイクルで仮説と検証を繰り返すというアジャイルな開発を通じてエンジニアを育成し、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を進めるとともに、カーボンニュートラル社会の実現 を目指してきました。
今回の富士24時間レースでは、BRZ CNF Concept の集大成とするべく、2024年に引き続き、各種ハードや制御の最適化を実施。
また、新たなアイテムとしてフロントサスクロスメンバーを変更し、操安性能の向上を図っています。その他、詳細な改良は以下の通りです。
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1. エンジン関連
NA エンジンならではの高回転までリニアな出力特性を、市販車から大きくモノを変化させずに更に高出力化CN燃料対応を含め、耐久レースにマッチした信頼性を確保。さらにギヤシフト時のドライバーも支援するようです。
●実装・出力:281ps 310Nm 最高回転数7900rpm
●新CN燃料採用(エンジン制御適正化、専用オイル、油水温マネジメント)
●ラム圧吸気システム
●完全等長 排気マニホールド、専用排気システム
●排気カム、吸排AVCS適正化
●オイルパン バッフル追加
●燃圧センサ信頼性向上
●変速時の全開シフト制御(アップ時)ブリッピング制御(ダウン時)
●NA版アンチラグ制御
2. パワートレイン関連
出力向上したエンジン性能を使い切るため、耐久信頼性や操作性を向上
●2、3 速強化ギヤ
●ニュートラル位置明確化
●6速ローギヤ化(5速と6速のクロス化)
●クラッチフルードキャビテーション抑制(含流路拡大)
●リアデフ冷却強化(含 車両後端の空気流れ適正化
3. シャシ関連
限界域の挙動安定性・わかりやすさ向上、~ジェントルマンでも乗りやすく速く~
●各種アーム類ディメンジョン最適化
●ステアリングコラム周り剛性 UP
●フロントサスクロスメンバー剛性最適化
●鍛造アルミホイール
●専用スポーツ ABS
●ブレーキブースタマスタ アシスト特性最適化
4. ボディ関連
軽量化、空力改善、冷却強化
●再生カーボン製ボンネット、アンダーパネル(航空宇宙カンパニー協力)
●トランク後端専用ミニスポイラー
5. 先進安全関連
ドライバー負担軽減
●アイサイト活用(黄色・赤フラッグ検知、FCY 時前車追従)
●SRVD(後側方確認支援システム)
6. その他
●専用デザインメーター
●液晶リアビューカメラ
●各種軽量化
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なお開催期間中の5月25日・26日には、スバルブースにて、今後スーパー耐久レースに参戦する予定の4 ドアセダンをベースとした新型車両の展示などが行われます。
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