現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 5ナンバーセダン[ドマーニ]の衝撃!! [シビック]の兄弟車なのに内外装完全オリジナルってマジか!! 

ここから本文です

5ナンバーセダン[ドマーニ]の衝撃!! [シビック]の兄弟車なのに内外装完全オリジナルってマジか!! 

掲載 9
5ナンバーセダン[ドマーニ]の衝撃!! [シビック]の兄弟車なのに内外装完全オリジナルってマジか!! 

 大昔から兄弟車は存在するが、その多くが販売チャネルの関係で少し外観に手を加えた程度というのがいわば常識。でもかつてバブル期に存在したシビックの兄弟車「ドマーニ」は内外装ともにフルオリジナルだったのだ。今じゃ考えられないお金のかけようだったというお話。

文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部

5ナンバーセダン[ドマーニ]の衝撃!! [シビック]の兄弟車なのに内外装完全オリジナルってマジか!! 

■出せば売れる時代!! それこそがバブルだった

どこかシビックフェリオの面影はあるものの、内外装がフルオリジナルなのはさすがバブル

 当時の人たちは永久に続くと錯覚していたバブル景気。これは自動車業界も例外ではなく、80年代後半にはさまざまな兄弟車や販売チャンネルの拡大など、機会を創造すればそれだけクルマが売れると信じられていた。

 そんなバブル景気も90年代初頭に弾けるのはご存知の通りだが、クルマの開発というのは数年単位でかかるものであり、バブル崩壊後に登場したモデルもバブル景気真っただ中に開発されたものも少なくなかった。そんなバブル景気を感じさせるモデルのひとつが1992年10月に発売されたホンダ ドマーニである。



記事リンク















前の記事





ホンダらしからぬ英国調小型セダン! コンチェルトが4年で消えた理由【偉大な生産終了車】















次の記事





今をときめくノートオーラの成功は過去の先達にあった! ベリーサにプログレ……「小さい高級車」に挑んだ物語















■内外装専用設計のまさか!! トランク激広でこれぞファミリーカー!!

シンプルなデザインであるが、ブライド操作可能なエアコンやオーディオ類など、今見ても全然イケる仕上がり

 ホンダの新規セダンとして投入されたドマーニは、実質的には1988年から92年まで販売されていたコンチェルトの後継車種としてリリースされており、コンチェルトと同じくシビックとプラットフォームを共有していた。

 ただ開発は1989年ごろからスタートしていたようで、シビックとは異なるキャラクターを与えるためにボディの外板パネルはもちろん、インテリアも専用のものがおごられていたのがバブル期に開発されたモデルらしいところだ。

 ドマーニは、スポーティなシビックフェリオに対してファミリーにベストフィットするセダンをコンセプトとしており、シビックよりも全高を高めて室内空間を拡大し、Cピラーを立てることで後席の頭上空間にも余裕を持たせていた。

 そして高められた全高に合わせて高いアイポイントとすることで運転のしやすさを高め、このクラスの車両としては初めて全グレードに運転席用エアバッグを標準装備したこともトピック。

 さらにトランクもハイデッキとすることで容量を拡大し、5ナンバーサイズのセダンでありながら418Lという荷室容量を持っていた点もファミリーカーとしては注目すべき点となっていた。



記事リンク















前の記事





ホンダらしからぬ英国調小型セダン! コンチェルトが4年で消えた理由【偉大な生産終了車】















次の記事





今をときめくノートオーラの成功は過去の先達にあった! ベリーサにプログレ……「小さい高級車」に挑んだ物語















■2代目はフツーの兄弟車に……初代の気合の入りっぷりは衝撃すぎた

 またパワートレインには1.6Lのほか、シビックには搭載されなかった1.8Lエンジンも用意されているが、シビックに搭載されていたDOHC VTECのようなスポーツエンジンは用意されず、あくまで余裕のある走りをするためのエンジンとなっていた点もキャラクターの違いと言えるだろう(のちに1.5Lモデルも追加)。

 足回りは形状こそシビックと同じ前後ダブルウィッシュボーン式サスペンションとなっていたが、こちらも乗り味はスポーティさではなく上質さを求めたものとなっており、若者向けのシビックに対して大人向けのドマーニというようにハッキリ分けられていたのである。

 そんな意欲作のドマーニだったが、1997年に登場した2代目モデルは当然バブル崩壊後の開発スタートだったこともあってか、兄弟車のシビックフェリオと共有する部分が多くなり、初代のような独自性は薄れてしまっていた。

【画像ギャラリー】後ろ姿がアメ車っぽくていいなあ!! バブルの申し子ドマーニ衝撃の姿がコレ(8枚)

投稿 5ナンバーセダン[ドマーニ]の衝撃!! [シビック]の兄弟車なのに内外装完全オリジナルってマジか!!  は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

誰もが乗れるオール電化のコンパクト四輪車が栄誉! 英国向け「フィアット・トポリーノ」が、権威あるデザイン賞を受賞
誰もが乗れるオール電化のコンパクト四輪車が栄誉! 英国向け「フィアット・トポリーノ」が、権威あるデザイン賞を受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
なぜ「“背の低い”ミニバン」不人気になった? 「ウィッシュ」「ストリーム」はめちゃ売れたのに… 今では「超苦戦中」! スタイリッシュな「低高ミニバン」消えた理由は
なぜ「“背の低い”ミニバン」不人気になった? 「ウィッシュ」「ストリーム」はめちゃ売れたのに… 今では「超苦戦中」! スタイリッシュな「低高ミニバン」消えた理由は
くるまのニュース
気づいたら減速? ドライバーが自然にスピードダウンする「視覚トリック」をご存じか
気づいたら減速? ドライバーが自然にスピードダウンする「視覚トリック」をご存じか
Merkmal
メルセデス・ベンツ SUVの中核モデルGLEに特別仕様車を設定
メルセデス・ベンツ SUVの中核モデルGLEに特別仕様車を設定
Auto Prove
ジル・ビルヌーブを称えるブロンズ像が記念ミュージアムから盗まれる。息子ジャックも憤り、同施設は報奨金を用意し捜索へ
ジル・ビルヌーブを称えるブロンズ像が記念ミュージアムから盗まれる。息子ジャックも憤り、同施設は報奨金を用意し捜索へ
AUTOSPORT web
ロイヤルエンフィールド新型「ベア650」の乗り味は? カリフォルニアで歴史を刻んだネオ・スクランブラー
ロイヤルエンフィールド新型「ベア650」の乗り味は? カリフォルニアで歴史を刻んだネオ・スクランブラー
バイクのニュース
新車160万円切り! スズキに「MT搭載の“本格”四駆」あった! もはや「ジムニー超え」な“高性能4WD”×デフロックが凄い! 2ドア仕様の「悪路に強いモデル」とは
新車160万円切り! スズキに「MT搭載の“本格”四駆」あった! もはや「ジムニー超え」な“高性能4WD”×デフロックが凄い! 2ドア仕様の「悪路に強いモデル」とは
くるまのニュース
ポルシェ 「タイカンGTS」「タイカン4」の予約受付と従来モデルの左ハンドル仕様も追加導入
ポルシェ 「タイカンGTS」「タイカン4」の予約受付と従来モデルの左ハンドル仕様も追加導入
Auto Prove
【実際に購入 オーナーのレポート・番外編】EV歴13年のリーフ・オーナーが600eに試乗
【実際に購入 オーナーのレポート・番外編】EV歴13年のリーフ・オーナーが600eに試乗
AUTOCAR JAPAN
新しいジャガーのスーパーGTが、ついに姿をあらわした!──GQ新着カー
新しいジャガーのスーパーGTが、ついに姿をあらわした!──GQ新着カー
GQ JAPAN
なぜ日本人はBEVを買わないのか? 世界で乗用車新車販売比率18%だけど日本だと1.8%な理由
なぜ日本人はBEVを買わないのか? 世界で乗用車新車販売比率18%だけど日本だと1.8%な理由
ベストカーWeb
35年所有したメルセデス・ベンツ「190E 2.3-16」になぜ「4輪油圧レベライザー」が装着されていた? 世界に7台だけの特別なセレブ仕様でした
35年所有したメルセデス・ベンツ「190E 2.3-16」になぜ「4輪油圧レベライザー」が装着されていた? 世界に7台だけの特別なセレブ仕様でした
Auto Messe Web
クルマ好きなら当然やって……ない! それどころか知らない人だらけの国交省推奨のクルマの日常点検15カ所
クルマ好きなら当然やって……ない! それどころか知らない人だらけの国交省推奨のクルマの日常点検15カ所
WEB CARTOP
メルセデス・ベンツ EQSが初のフェイスリフトでデジタルコンテンツ強化や航続距離も759kmに延伸
メルセデス・ベンツ EQSが初のフェイスリフトでデジタルコンテンツ強化や航続距離も759kmに延伸
Auto Prove
VWとリビアン、共同出資会社が始動 開発技術は2026年発売の車両に搭載
VWとリビアン、共同出資会社が始動 開発技術は2026年発売の車両に搭載
日刊自動車新聞
YART – YAMAHA、2025年はBSBのオハローランを起用。引退のニッコロ・カネパはSBK・EWCのマネージャーに就任
YART – YAMAHA、2025年はBSBのオハローランを起用。引退のニッコロ・カネパはSBK・EWCのマネージャーに就任
AUTOSPORT web
【ひと中心の価値観】マツダ「発明奨励賞」受賞 リング式アクセル採用SeDVで移動体験の感動を創造
【ひと中心の価値観】マツダ「発明奨励賞」受賞 リング式アクセル採用SeDVで移動体験の感動を創造
AUTOCAR JAPAN
三菱自動車が最上級グレードをベースにした「デリカD:5」の特別仕様車ブラックエディションを発売
三菱自動車が最上級グレードをベースにした「デリカD:5」の特別仕様車ブラックエディションを発売
@DIME

みんなのコメント

9件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村