現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 早くも新型ノア・ヴォクが絶賛だらけ! 「車中泊カー」のポテンシャルまで圧倒的だった

ここから本文です

早くも新型ノア・ヴォクが絶賛だらけ! 「車中泊カー」のポテンシャルまで圧倒的だった

掲載 更新 32
早くも新型ノア・ヴォクが絶賛だらけ! 「車中泊カー」のポテンシャルまで圧倒的だった

車中泊からキャンプまで多彩なアウトドアシーンで活躍間違いなし

 ボックス型ミニバンと言えば、その室内高の高さやシートのフラットアレンジを生かした車中泊もしやすいクルマの代表格だ。そこでいま、気になるのが、2022年1月に発売されたばかりの4代目となる新型「ノア」&「ヴォクシー」の車中泊性能だろう。結論から言えば、車中泊にもピッタリな1台と認定できる。

新型ノアヴォクの存在感が大幅アップ! 大阪でも来場者の注目を集めたモデリスタブース【大阪オートメッセ2022】

 それでは、新型ノア&ヴォクシーの車中泊のしやすさについて、実際にシートアレンジをしてみた経験から、報告したい。

2列目シートで広々ゆったりくつろげる

 アウトドアや車中泊での車内の使い方は2通りあると思う。ひとつ目はソファで寛ぐようなシーン、そして仮眠、あるいは横になって寛ぐ、本格的な就寝を行わないケースだ。ここでは、室内空間に完全フラットなスペースにアレンジする必要はない。そんなときは先代と違い、左右のシートを中寄せスライドすることなく超ロングスライドできるストレート超ロングスライドを使えばいい(2名限定だが)。まるでビジネスクラスのような左右独立した贅沢感と足もとの驚愕の広さを味わうことができる。

 お薦めの最上級グレード「S-Z」のシート間にはボトルホルダー4個とUSBソケットがふたつ付く折り畳み式テーブルも装備され、寛ぎ感も機能性も文句なしなのである。

 当然、大きくリクライニングできるから仮眠も可能。S-Zグレードならパッケージオプションとしてシートヒーターとオットマンも用意され、さらにリラックスしたかけ心地、リラックス度が得られるのである。

 それよりもう1段階リラックス度を高めたいなら、フロントフラットソファモードがある。1列目席のヘッドレストを外した状態でシートバックを水平に倒し、2列目席の座面とつなげれば寛ぎ感がさらに高まり、足を水平に伸ばせるカウチソファ的モードになる。身長が180cmあっても足を真っすぐ伸ばすことが可能だ。

 また、2列目席をストレート超ロングスライドさせれば、2列目席足もと空間に広大なフラットフロアが出現。そこにマットレスなどを敷けば、お座敷感覚としても使うことができるから楽しすぎる。室内高もあのアルファードを5mm凌ぐ1405mmもあるから、乗用車として無類の天井の高さを誇り、身長140cm前後の子どもなら立ったまま車内を移動できたりする。

ベッド空間の下に隠し収納スペースがあるのがポイント

 さて、新型ノア&ヴォクシーの本格車中泊性能に迫ろう。その際のシートアレンジは、2列目席のヘッドレストを外し、シートバックを水平に倒す。さらに、ヘッドレストを外した3列目席のシートバックもまた水平に倒し、2~3列目席をフルフラット化した状態=「リヤフラットソファモード」だ。その状態であれば、ベッド長は実測2050mmに達し、車内後方を高身長の人でも真っすぐ横になれるダブルベッド的に変身させられるのだ。2列目ベンチシートであれば、両親の間に小さな子どもが寝られる、最大幅1390mmものベッドスペースに展開可能だ。

 ただし、とくに2列目席の座面とシートバックの間にはそれなりの段差ができてしまうので、しっかり寝たいのなら、マットなどを使ってフラット化することは必須である。また、3列目席のシートバックをフラットに倒すことで、その下にアウトドアや車中泊用品をスマートにしまえる2層の隠し収納スペース(床下スーパーラゲージボックス含む)が出現する。さらに、その状態でフリーストップ機能も付いたバックドアを開ければ、バックドアが雨や日差しを遮るひさしになると同時に、水平に倒した3列目席のシートバック部分を簡易テーブルとして利用できたりするから便利だ(飲み物などを置くなら硬く水平なトレイやボードは不可欠)。

 じつは、筆者としては、本格的に車中泊するのであれば、上記の1~2列目席をつなぐ「フロントフラットソファモード」(1列目席を前出しし、シートバックを倒すシートアレンジ)より、最後に紹介した「リヤフラットソファモード」を推奨したい。理由は、よりフラットなベッドスペースが実現できるとともに、前席がそのままのシートアレンジだから。車中泊をしていて、天候の急変などで急に運転し、出発する必要に迫られても、そのシートアレンジなら即、運転に対応できるからである。

車中泊前提ならハイブリッド+コンセント装着が最強

 もちろん、HVモデルならAC100V/1500Wコンセント2個が標準(S-Z)、または4万4000円のオプション(S-G)で用意されるから、車内外で1500Wまでの家電品、つまりコーヒーメーカーや簡易電子レンジ、ホットプレート、湯沸かしポット、照明などが使える。そのほか、寒い日にクルマの暖房を使わずともホカホカできる蓄熱式コードレス湯たんぽの充電もOK。

 さらに新型ノア&ヴォクシーによるワーケーションで必要になるパソコンやタブレットのAC充電もばっちりだ。ゆえに、アウトドアエクスプレスとしての使用、車中泊前提で新型ノア&ヴォクシーを手に入れるなら、迷わずHVモデル、それもAC100V/1500Wコンセント装着でキメたいところである。

 と、この記事を書いていたら、無性に走りから快適性、親切便利装備や先進運転支援機能までもがパーフェクトな新型ノア&ヴォクシーHVで、アウトドアに繰り出したくなってしまった!

こんな記事も読まれています

トップENEOSが痛恨のピットミス。Deloitte笹原&アレジが待望の初優勝でGRスープラ1-2/第3戦GT500決勝レポート
トップENEOSが痛恨のピットミス。Deloitte笹原&アレジが待望の初優勝でGRスープラ1-2/第3戦GT500決勝レポート
AUTOSPORT web
シビック タイプRで24時間レースに挑戦!【石井昌道】
シビック タイプRで24時間レースに挑戦!【石井昌道】
グーネット
巨大グループ期待の星! 新型プジョーE-3008へ試乗 ダッシュ力競争から1歩引いた214ps
巨大グループ期待の星! 新型プジョーE-3008へ試乗 ダッシュ力競争から1歩引いた214ps
AUTOCAR JAPAN
フェチれるアウディ「RS 6 アバント パフォーマンス」の22インチホイール! リアル「運び屋」がチョイスする本物っぷりとは【クルマdeフェティシズム】
フェチれるアウディ「RS 6 アバント パフォーマンス」の22インチホイール! リアル「運び屋」がチョイスする本物っぷりとは【クルマdeフェティシズム】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝
AUTOSPORT web
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
AUTOCAR JAPAN
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
Auto Messe Web
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
AUTOCAR JAPAN
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
AUTOCAR JAPAN
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
driver@web
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
WEB CARTOP
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
GQ JAPAN
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
日刊自動車新聞
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
乗りものニュース
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
motorsport.com 日本版
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
グーネット
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
グーネット
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
AUTOSPORT web

みんなのコメント

32件
  • どう考えてもシートの凸凹をなくなさいと車中泊は辛いと思う。
    7人乗りならなおさら微妙。
  • あんな凸凹な状態をフルフラットと呼びたくないし快適に眠ることなんてできない。
    ミニバンは高さがあるだけで中途半端なクルマで魅力を一切感じない。
    ステーションワゴンやバンの荷室こそ真のフルフラット。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

309.0358.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.8578.0万円

中古車を検索
ヴォクシーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

309.0358.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.8578.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村