フォーミュラEのシーズン11(2024-25年)のプレシーズンテストを前に、日産とジャガーがシーズン9(2022-23年)の予算制限を超過していたことが発覚。これにより、両チームはテストの一部禁止と罰金のペナルティを科せられることになった。
フォーミュラE全11チームの書類審査を終えたFIAは10月23日、日産とジャガーが1366万8000ユーロ(約22億4600万円)の予算上限に違反していることが判明したと発表した。
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日産は1.96%の超過(26万9252ユーロ/約4423万円)、ジャガーは0.6%の超過(8万8883ユーロ/約1460万円)となり、両チームは罰として11月4日からバレンシアで行なわれるプレシーズンテスト開幕3時間の欠場を余儀なくされた。
これにより、日産のオリバー・ローランドとノーマン・ナトー、ジャガーのミッチ・エバンスとニック・キャシディはテスト初日午後のセッションを欠席することになり、両チームにはそれぞれ30万ユーロ(約4929万円)と10万ユーロ(約1642万円)の罰金も科せられた。
FIAの声明によると「コストキャップ管理局は、彼ら(ジャガーと日産)が審査プロセスを通じて協力的に行動し、タイムリーに要求された追加情報や証拠の提出を求めてきたことを認めた」という。
「この年は財務規則が全面的に適用された最初の年であり、悪化要因に関する非難や証拠はなく、また両社が不誠実、不正、詐欺的な行動をとろうとしたこともなく、故意にコストキャップ管理局から情報を隠したこともない」
10月15日、日産とジャガーの両チームは違反容認合意書(ABA)に署名し、調査結果と競技面および金銭面での処分を受け入れたことを確認した。
シーズン9でチームランキング7位となった日産は、次のように声明を発表。e.ダムスを買収しこのシーズンから日産フォーミュラEチームとして参戦したことも違反の一因だったと説明した。
「日産フォーミュラEチームは、これらの軽微な違反は、チームが所有権の変更、全面的な再編成、移転に関連する特定の課題にも直面していた時期に、新しい財務規則の解釈と適応のプロセスにのみ関連していると判断した」
「日産フォーミュラEチームは、今後このような誤算や見落としを避けるため、必要な予防措置を講じている」
ジャガーはシーズン9でチーム2位を獲得。ただカスタマーチームであるエンヴィジョン・レーシングにチームタイトルを奪われていた。
「これは非常に複雑なプロセスであり、ジャガー・レーシングは常に誠実さ、そして透明性と協力の精神をもって行動してきたが、手続き上の申告ミスが軽微な支出超過につながったことを認めている」
そうジャガーは声明を発表した。
「FIAとの協議の結果、我々が正しく申告していれば、チームのコスト上限を完全に遵守し、軽微な支出違反は発生しなかったと認識している」
「残念ながら、再申告は現行の規則では認められておらず、このような意図しない手続きミスによって、我々は非常に小さな支出超過に陥っている」
「コストキャップ管理局の調査結果やABAの性質からも確認できるように、我々は技術的あるいはスポーツ的な優位性を求めたり、得たりしたことは一切ない」
「我々は今後もFIAと緊密に協力し、予算制限の改善と適用を進め、電動レースの頂点であるフォーミュラEの利益にベストを尽くしていく」
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