初期受注は最上級グレードが6割を超える
発売から約2週間で1万2213台を受注したと発表され、好調ぶりがうかがえる日産の新型「エクストレイル」。パワートレーンを刷新し、外観のデザインも従来のテイストから大きく変えたことが、まずは奏功したと言えそうです。
初期受注1万2213台の各内訳によりますと、駆動別シェアでは90%のユーザーが4WDのe-4ORCE(イーフォース)を選択。グレード別の内訳は最上級グレードの「G」が61%、中間グレードの「X」が37%、ベースグレードの「S」が2%と発表されています。
日産、新型エクストレイル発表。e-POWER×e-4ORCEで“上質タフギア”に進化。価格は約320万円から
>>日産 エクストレイルカタログ情報をチェックする
>>日産 エクストレイルのグレード情報をチェックする
新型エクストレイルのラインナップと車両本体価格
2WD
「S」 319万8800円
「X」 349万9100円
「G」 429万8800円
「オーテック」 420万5300円
「オーテック アドバンスト パッケージ」 484万6600円
4WD
「S e-4ORCE」 347万9300円
「X e-4ORCE(2列)」 379万9400円
「X e-4ORCE(3列)」 393万300円
「G e-4ORCE」 449万9000円
「X e-4ORCE エクストリーマーX(2列)」 412万9400円
「X e-4ORCE エクストリーマーX(3列)」 426万300円
「AUTECH e-4ORCE(2列)」 446万7100円
「AUTECH e-4ORCE(3列)」 459万8000円
「AUTECH Advanced Package e-4ORCE」 504万6800円
>>日産 エクストレイルのグレード情報をチェックする
Gグレードはナビや駐車支援など先進装備がほぼ全載せ
統計上は「G」グレードが一番人気ということですので、ひとまずその装備をチェックすると、なるほど納得。ざっとリストアップしただけでも以下のような上級装備がすべて標準装備されています。
NissanConnectナビゲーション
インテリジェントアラウンドビューモニター
インテリジェントルームミラー
プロパイロット緊急停止支援システム
SOSコール
USBタイプC(フロント1個、リヤ1個)
100V AC電源(1500W)
仮に「X」系で以上の装備をメーカーオプションで選択するとセット価格で41万5800円が追加で必要となります。
そして「G」系には、さらに以下のような上級装備も備わります。
プロパイロットパーキング
ヘッドアップディスプレイ
前後左右・後席独立式オートエアコン
ハンズフリー機能付きリモコンオートバックドア
19インチアルミホイール
テーラーフィットシート
ロールサンシェード
アンビエントライト
なかでも自動操舵で駐車をサポートしてくれるプロパイロットパーキングは、「S」系や「X」系ではオプションでも選ぶことすらできません。だったらもう最初から全部載せの「G」系でいいや、となるのもわかる気がします。
>>日産 エクストレイルのグレード情報をチェックする
どうせGグレードを買うなら4WDがオススメ
では、同じ「G」系で駆動方式の違いによる価格差を計算してみますと、4WDの「G e-4ORCE」の方が「G」より20万200円高となっています。ちなみに「X」系の場合はその価格差が30万300円と奇妙な差異が生じています。
「G」系同士の比較に話を絞ると、日産自慢の最新電動4WDシステムが20万200円の価格差で選べるなら、悪くない気がします。そうすると実際の一番人気グレードであろう「G e-4ORCE」の449万9000円という、絶妙に450万円を下回る価格が新型エクストレイルのベンチマーク・プライスになると言えるでしょう。
>>日産 エクストレイルのグレード情報をチェックする
RAV4はもちろん、CX-60も比較しておきたいライバルに
そうすると次に気になるのはライバル勢との違いです。長年のライバルである「トヨタRAV4」はハイブリッドの上級グレードである「G」の4WDが430万4000円、「アドベンチャー」の4WDが430万3000円です。エクストレイルは新型でプレミアム化が進んだと捉えれば、納得のいく価格差でしょうか。
>>日産 エクストレイルカタログ情報をチェックする
>>トヨタ RAV4のカタログ情報をチェックする
ほかには「スバル フォレスター」や「ホンダ CR-V」などもライバル候補に挙がりますが、より新鮮味があって、プレミアム路線の国産SUVという意味では「マツダ CX-60」も無視できません。主力のディーゼルハイブリッドは「XD ハイブリッド エクスクルーシブ スポーツ」の4WDで505万4500円と高額ですが、ディーゼルの「XD Lパッケージ」の4WDであれば422万9500円と、新型エクストレイルに対する競争力も十分にある価格設定です。
>>マツダ CX-60のカタログ情報をチェックする
>>スバル フォレスターのカタログ情報をチェックする
>>ホンダ CR-Vのカタログ情報をチェックする
気になる新型エクストレイルの納期ですが、公式ホームページには「納期に関する情報等は、担当させていただく販売会社より、適宜お知らせさせていただきます」と記載され、はっきりしたスケジュールはわかりません。SNSなどの投稿を見てみると、注文からおおむね半年~8ヵ月の見込みという人が多いようです。
>>日産 エクストレイルカタログ情報をチェックする
>>日産 エクストレイルのグレード情報をチェックする
文:小林 秀雄
写真:
1、7~9枚目:日産 エクストレイル G e-4ORCE
2~5枚目:日産 エクストレイル
6枚目:日産 エクストレイル エクストリーマーX
10~11枚目:マツダ CX-60
12枚目:トヨタ RAV4
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
アウトランダーやマツダに近い感じですね。
ヨーロッパ車の高級な雰囲気がある。
走りは下位グレードでも一緒だけど、走りが上質だから余計にそう思う。
輸入車勢に較べればお値段もまだまだ安いしね、トータルしてデザインが好きならばファミリーカーとしては極上な部類ではないかな。