現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 「最新モデル試乗」乗るほどに愛着が湧く存在。最新のVWポロが愛される秘密

ここから本文です

「最新モデル試乗」乗るほどに愛着が湧く存在。最新のVWポロが愛される秘密

掲載 6
「最新モデル試乗」乗るほどに愛着が湧く存在。最新のVWポロが愛される秘密

VWの基幹車種が各部をアップデート

VWポロ Good Point

本命クリーンディーゼル上陸。世界の定番、最新VWゴルフのリアル実用度をユーザー視点で検証

1:各部のリファインで質感と走りが向上
2:VW最新の安全・運転支援システム導入

 ポロは、兄貴分のゴルフやパサートと同様に、「VWの基幹モデル」という表現がふさわしい。派生モデルを含めたグローバルでの累計生産台数は2050万台以上。日本国内での累計販売も、およそ30万台に達する。紛れもなくのブランドを代表するモデルの1台である。人気の秘密は高い完成度だろう。華やかな印象は希薄だが、VWらしい質実剛健さが存分に味わえる。乗るほどに愛着が増す存在だ。
 試乗車は一部フェイスリフトに加え、搭載エンジン見直しやADAS機能のアップデートを実施した現行6thモデルのマイナーチェンジ版だ。

 最新型は、全般的にハンサムに変身した。前後パンパーが新デザインになり、ヘッドライトとフロントグリル下端のLEDストリップが連続。新たな光のシグネチャーが表現されるようになった。リアビューは新デザインのテールランプが特徴。ポロとして初めてダイナミック・ターンインジケーターが設定されたのもニュースだ。

 7速DCTとの組み合わせで搭載するパワーユニットは、EA211型evoと呼ばれる1リッターターボ付きの直噴3気筒ガソリン(95ps/175Nm)。ゴルフ8にも搭載されているが、ポロはゴルフ用から、マイルドハイブリッドシステムを取り外した仕様と理解するとわかりやすい。

新1リッターターボはパワフル&静粛。走りは力強い

 試乗車は、最上位グレードのTSI・Rライン。前出のパワーパックに違いはないものの、スポーツサスペンションや17㌅タイヤ、電子制御式デファレンシャルロック「XDS」を標準で採用する点が、Rラインの「走り」に関する専用部分。その他、ドライビングモードの切り替え機能や専用ファブリックシート、アルミ調ペダルなどを専用装備している。

 95psの最高出力、175Nmの最大トルクというスペックは従来モデルと共通。新型は、ミラーサイクルの燃焼プロセスとターボチャージャーに可変ジオメトリー機構(VTG)を採用した点が新しい。パフォーマンスは十分。街乗りシーンを中心に不満のない動力性能を提供してくれる。ガソリンエンジン用としては稀有で贅沢なVTG採用も功を奏してか、1500rpm程度をクリアしていればダウンシフトに頼らず速度をリカバーできるし、2000rpm以上では活発さを感じる。3500rpm程度から上では3気筒特有のノイズが認められるが、常用シーンではそんな領域に踏み込む場面はマレ。結果的に静粛性も高い。

 Rラインのフットワークテイストはかなり硬質だった。速度に関わらず揺すられ感が強めで、ファミリーユースがメインのユーザーにはお勧めしない。見栄えの点では確かにアドバンテージを感じるものの、ポロの本質はよりベーシックなグレードにありそうだ。
 実際、標準サスペンションを採用し16インチシューズを履いたスタイルはマイルドな乗り味だった。スタイルでも、ハンドリングの自然な感覚はRラインと遜色なしだ。最新ポロは確かな基本性能が実感できるコンパクトカーである。

こんな記事も読まれています

「マジでどうにかならないの?」 クルマの「水アカ問題」どう対処? “ガンコなこびりつき”を解決するアイテムとは
「マジでどうにかならないの?」 クルマの「水アカ問題」どう対処? “ガンコなこびりつき”を解決するアイテムとは
くるまのニュース
1987年に登場した「カローラFX16」の再来!? トヨタが米国市場で「カローラFXスペシャルエディション」を発表
1987年に登場した「カローラFX16」の再来!? トヨタが米国市場で「カローラFXスペシャルエディション」を発表
バイクのニュース
顔つき激変! トップグレードRSも登場! 何度も言うけど[いすゞ]は[MU-X]を日本に入れてくれ!
顔つき激変! トップグレードRSも登場! 何度も言うけど[いすゞ]は[MU-X]を日本に入れてくれ!
ベストカーWeb
セナ没後30周年。マクラーレンのモナコGPはセナ一色! モナコ大公アルベール2世が新型「アルトゥーラ スパイダー」をドライブして華を添える
セナ没後30周年。マクラーレンのモナコGPはセナ一色! モナコ大公アルベール2世が新型「アルトゥーラ スパイダー」をドライブして華を添える
Auto Messe Web
Good Bye!「アバルトF595/695」が日本市場向けの生産を終了。残るは在庫のみ
Good Bye!「アバルトF595/695」が日本市場向けの生産を終了。残るは在庫のみ
Webモーターマガジン
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
レスポンス
ボディサイズの割に4人快適に乗れる!! リッター30km超えの[フィット]でカッコ悪いと言われてる部分って?
ボディサイズの割に4人快適に乗れる!! リッター30km超えの[フィット]でカッコ悪いと言われてる部分って?
ベストカーWeb
僕のマシン、何か変だよ……ヒュルケンベルグ、カナダGPの入賞阻んだマシントラブルの究明求む「最初から感触は良くなかった」
僕のマシン、何か変だよ……ヒュルケンベルグ、カナダGPの入賞阻んだマシントラブルの究明求む「最初から感触は良くなかった」
motorsport.com 日本版
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
くるまのニュース
“直列6気筒ツインターボ”は529馬力を発生! 「BMWアルピナの中核モデル」に誕生した「エボリューションモデル」の気になる実力とは?
“直列6気筒ツインターボ”は529馬力を発生! 「BMWアルピナの中核モデル」に誕生した「エボリューションモデル」の気になる実力とは?
VAGUE
[15秒でわかる]ホンダ『N-VAN e:』…EV拡充計画の第1弾
[15秒でわかる]ホンダ『N-VAN e:』…EV拡充計画の第1弾
レスポンス
使いこなせば一流営業マンも夢じゃない? 紙カタログの廃止で変化する[新車営業術]
使いこなせば一流営業マンも夢じゃない? 紙カタログの廃止で変化する[新車営業術]
ベストカーWeb
ヘッドレストのレストは休憩の意味ではなかった! 正しい調整をしないと事故の際に「むち打ち」の可能性が大幅アップ
ヘッドレストのレストは休憩の意味ではなかった! 正しい調整をしないと事故の際に「むち打ち」の可能性が大幅アップ
WEB CARTOP
少しうるさい?ロータリーエンジン マツダMX-30 R-EV 長期テスト(3) 不調で車両交換
少しうるさい?ロータリーエンジン マツダMX-30 R-EV 長期テスト(3) 不調で車両交換
AUTOCAR JAPAN
碓氷峠最速の男は俺だ! 新井大輝選手が堂々の総合優勝 でも一悶着あったってマジ?
碓氷峠最速の男は俺だ! 新井大輝選手が堂々の総合優勝 でも一悶着あったってマジ?
ベストカーWeb
酷暑日要注意! うっかりNG行為と夏本番までに必ずやっておきたい寿命を長くするメンテナンスとは
酷暑日要注意! うっかりNG行為と夏本番までに必ずやっておきたい寿命を長くするメンテナンスとは
ベストカーWeb
MotoGPマシンがスーパーバイクに負ける日は来ない? 排気量ダウンで懸念もFIM会長は自信示す
MotoGPマシンがスーパーバイクに負ける日は来ない? 排気量ダウンで懸念もFIM会長は自信示す
motorsport.com 日本版
トヨタ新型「スポーツコンパクト」発表! 全長4.3m以下ボディ&6速MTの設定アリ! ブレンボ製ブレーキも搭載の「GR86」墨に登場
トヨタ新型「スポーツコンパクト」発表! 全長4.3m以下ボディ&6速MTの設定アリ! ブレンボ製ブレーキも搭載の「GR86」墨に登場
くるまのニュース

みんなのコメント

6件
  • 総合的に見て最早ゴルフは不要かと 惜しいのは電動パーキングブレーキが無いこと
  • ポロは乗り心地もまあ及第点だけど、それより一人とか二人くらいで気持ちよく走るのが、本当に素晴らしい。燃費燃費いわなくても高速だとリッター20キロ届くし、1リッター車なので税金は安いし。
    ミニバン卒業して夫婦だけになった生活にぴったり。ただ、高いのとDSGの耐久性は少し心配。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

279.9486.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5.8368.0万円

中古車を検索
ポロの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

279.9486.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5.8368.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村