日本国内だけでなく海外でも人気のFRセダン
FRのセダンは、今や国産の新車では絶滅危惧種となっています。そういった背景から、中古車でしか手に入らない国産FRセダンの人気は日本国内だけでなく、海を渡ったアジア圏でも人気となっています。“山ピー”さんの愛車であるトヨタ100系「チェイサー」も、ドリフトシーンだけでなく、ストリートでも人気のクルマ。見た目からしてタダモノではないオーラが漂うこのチェイサーですが、どれだけ手が加えられているのでしょうか。
昭和なつかしアイテムでトヨタ70系「マークII」を当時カスタム! 全国からオーナーが集めたパーツで仕上げたハイソカーを紹介します
100系最終型2001年式のチェイサー ツアラーV
かつてのトヨタAE86「カローラレビン/スプリンタートレノ」のように、ドリフトやストリートなどで活躍しているのが、1996年~2001年まで販売されたトヨタ100系「マークII/チェイサー/クレスタ」だ。とくに1JZ-GTE型2.5L直6ツインターボエンジンを搭載した「ツアラーV」の人気は高く、現在中古車相場は高騰している。
そんな色あせない人気を誇るチェイサーのオーナーが“山ピー”さんだ。その佇まいからハンパないオーラが漂っている最終型2001年式のチェイサー ツアラーVだが、見た目どおりドリフトを楽しんでいるクルマで、あらゆる部分に手が加えられている。
100系のマークII/チェイサー/クレスタは1996年に「セダン・イノベーション」を掲げて、「走る・曲がる・止まる」というクルマの基本性能にトヨタの最新技術を結集。操る楽しさと品格を実感できる走り、世界トップレベルの安全性など、高級セダンの新たな潮流を生み出すことを念頭に、最高峰のイノベーティブ・セダンとして開発されたFRセダンだ。
チェイサーは、ダイナミックなスポーツセダンを目指して、前後のオーバーハングを切り詰めた力強いシルエット、丸型4灯ヘッドランプの彫りの深いフロントビュー。硬質感のある面構成とサッシュレスドア、大きくサイドまで回り込んだ立体的なリアエンドによりダイナミックさを強調した外観デザインが特徴だ。
ボディサイズは全幅1755mm、全高1400mmはマークIIと同じだが、全長は4715mmと3兄弟の中で最も小さくなっている。
搭載している2.5L直6ツインターボエンジンは最高出力280ps、最大トルク38.5kgmを発生。可変バルブ機構のVVT-iに加えて、窒化チタンコートシムの採用をはじめとするフリクションロスの低減を目指し、高出力と低燃費を両立させている。
シャシーも各ボディ骨格の結合強化により、ボディ剛性を大幅に向上させているのをはじめ、しっとり感あるドライブフィールを追求し、4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションのバネレートやショックアブソーバーの減衰力などを徹底的に磨き上げ、フラットで快適な乗り心地と意のままに操れるハンドリングを実現している。
当時のトヨタが本気になって開発した100系マークII/チェイサー/クレスタは、日本だけでなく、アジア圏でも大人気となっており、中古車はどんどん海外へ流出しているのだ。
『ワイルド・スピード』&『ナイトライダー』のエッセンスも取り入れたドリ車仕様
オーナーの“山ピー”さんの年齢は40代で、新車で登場した当時も100系のチェイサーに乗っていたとのこと。
「20代の時に乗っていましたけれど、ホントにモテました。女性に。夢をもう一度ではないけれど、もう一度モテたくて買いました」
と冗談まじりに話す“山ピー”さんは、1JZ型エンジンだけでなく、2JZ型エンジンにも乗っていて、直6ターボのフィーリングが本当に好きで、当時乗っていた100系チェイサーに戻ったという。
200万円で手に入れたチェイサー ツアラーVを、約450万円と車両本体価格の2倍以上かけてチューニングを施している。そのメニューを抜粋すると、外装はエアロパーツをはじめ、全塗装、NOSノズル、そして『ナイトライダー』のようなランプ。内装もロールバー、シート、NOSタンクを装備。520psまで向上したエンジンはHKSのハイカム、タービン、エキマニ……と書き切れないほどだ。
ボンネットを走る、『ワイルド・スピード』のブライアンカラーのストライプはすでに廃番となっているので交換がきかないと笑いながら話す“山ピー”さんは、とても40代とは思えない風貌だ。ピカピカに手入れされたクルマにふさわしい自分でありたいという想いが、その姿に表れていると感じた。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)
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みんなのコメント
ツインターボは90系の1JZです。
細かくて申し訳ないけど、記事にするならしっかりとした情報を。