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人気高まるミドルクラスは昔からスズキが得意! だからこそ『GSX-8R』は扱いやすくて楽しい!!

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人気高まるミドルクラスは昔からスズキが得意! だからこそ『GSX-8R』は扱いやすくて楽しい!!

ビッグバイクビギナーだけでなくベテランにも高評価

 昨今人気なのが「ミドルクラス」と呼ばれるセグメント。大型二輪免許枠でありつつ、リッターオーバーではなく600~800ccあたりの排気量帯です。

【画像】スズキ『GSX-8R』の詳細を画像で見る(15枚)

 パワーを持て余すことなく、サイズ的にもちょうどいい。見栄であったり、数値上のスペックにこだわるのをやめた“オトナ向け”なチョイスとも言えるのではないでしょうか。

 スズキはこのカテゴリーに昔から定評があり、“いぶし銀”とも言えるロングセラーたちをラインナップしてきた確固たる実績を持ちます。現行なら『SV650/X』であったり『Vストローム650/XT』と、どちらかと言えば“ツウ好み”なモデルたちが揃っていますし、かつては『グラディウス』や『サベージLS650』などもありました。

 ビッグバイクビギナーにももちろん最適ですが、大排気量車などさまざまなモデルを乗り継いだベテランたちにも「ベストな1台」として愛され続ける機種たちです。

650だけでなく800も設定するスズキの意気込み!

 中間排気量の主役は長らく“ロッパン”(650cc)が担ってきましたが、ここへきて“800”の存在感が際立ちつつあります。シーンを牽引するスズキは水冷4ストロークDOHC4バルブの776cc並列2気筒エンジンを新たに開発し、『GSX-8R』および『GSX-8S』のGSX-8シリーズ、そして『Vストローム800DE』&『Vストローム800』をデビューさせています。

 ロード向けのフルカウルとネイキッド、そしてアドベンチャー。日本だけでなく、欧米でも人気が高く激戦区になっているこのクラスを制圧しようと、800と650を充実させてきたのです。

 つまり、いまもっとも熱いクラスのひとつであり、メーカーとしても競合他社には負けられません。逆算すれば、良質な製品が登場してくるのも頷けます。

 先に説明した通り、このクラスを選ぶのは目の肥えた“ツウ”であり、バイクをよく知るオトナたち。そんなライダーたちに選ばれるよう、細部に至るまで隙がないのです。

SS路線ではないフルカウルスポーツ

 結論を先に言ってしまいましたが、それではじっくりと見ていきましょう。

 スリムな車体で、フルカウルではあるけれども、スーパースポーツのようにカウルがエンジンを包み隠すことなく、パラレルツインエンジンのほとんどを剥き出しにしています。

 フレームはアルミ製ツインスパーではなく、スチール製ダイヤモンドフレーム。搭載されるエンジンが並列2気筒であることからも、サーキットに主眼を置いたSS路線とは一線を画すことがわかります。

ツーリングも快適なライポジ

 跨っても、コンフォート性に配慮したライディングポジションであることが見い出せました。セパレートハンドルでありながらもグリップ位置は低すぎず、上半身の前傾はきつくありません。

 フットペグもバックステップ気味に後方へセットされているものの、膝の曲がりは緩やか。窮屈さがなく、ロングライドでも疲れにくいのです。

 シート高は810mmで、片足立ちならカカトまでベッタリと地面にシューズの底が接地します。絞り込まれたシート形状と張り出しのない細身の車体で、足つき性は良好と言えるでしょう。

270度クランクがもたらすトラクション性能

 エンジンは全域で充分以上にパワフルですが、トルクバンドが広く扱いやすさも際立ちます。回転の落ち込みを防ぐローRPMアシストの恩恵もありますが、極低回転域から力強く、発進時のクラッチワークに気を使う必要がありません。

 エネルギッシュな駆動力は、トラクション性能に優れる270度位相クランクがもたらすところ。不等間隔爆発によって路面を蹴り出しグリップするトルクフィールは『SV650』の90度Vツインにも通ずるもので、回転を引っ張り上げなくともスロットル操作にシャープに応答し、車体をグイグイ押し出します。

 足まわりのセッティングも秀逸で、前後サスペンションがしなやかによく動き、路面追従性に優れるのもトラクションの良さを生み出し、扱いやすさを感じさせる大きなポイントとなっています。

 インナーチューブ径41mmの倒立式フロントフォークはSHOWAのSFF-BP。ニッシンの対向4ポットラジアルマウントキャリパーと310mmディスクローターによる前輪ブレーキは、制動力とタッチともに申し分のないもの。

 リンク式モノショックもSHOWAで、剛性を最適化したアルミ製スイングアームとの組み合わせ。240mmディスクと1ポットキャリパーのリヤブレーキもコントロール性に優れます。

軽快なハンドリングと快適な車体設計

 車体はネイキッドの『GSX-8S』から3kgしか増えてなく、軽快な操作フィール。25度のキャスター角や104mmのトレールなどステアリングアングルも変更がなく、フレンドリーで懐の広い操安としているのも好印象です。

 クイックシフターが双方向に対応し、レバー操作なしにギヤチェンジできるのも長距離を走った時の疲労軽減につながりました。高速巡航時も振動がなく快適なのは、2軸配置したカウンターバランサーによる影響でしょう。心地よい鼓動感を低中速域で感じさせつつ、高回転ではスムーズに伸び上がります。

 目の肥えた“ツウ”であり、バイクをよく知るオトナたちが選ぶミドルクラスの中で『GSX-8R』は間違いなく際立つ存在になることを冒頭でお伝えしましたが、いかがでしょうか。

 気になる人は、ぜひ販売店で実車をご覧いただき、機会があれば試乗してみてください。少しずつだんだんと、もっともっと好きになっていく。それがスズキのバイクです。

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みんなのコメント

8件
  • qcp********
    昨年夏、北海道ツーリングで、稚内旧ユースホステルで8Sに乗った元気な年配ライダーに出会いました。カッコよかったです。こちらはSV650、新旧を感じましたが、スズキライダー同士、嬉しかったです。
  • *****
    SVもそうだけど、評価が高いから試乗とかして見たいね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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