EVクロスオーバーに「パンダ」と命名か
フィアットは今年、2車種の新型EVを発売する。そのうちの1台は、「パンダ」の名称を受け継ぐ小型SUVとなる見込みだ。
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この2車種の新型車は、フィアットの親会社であるステランティスが進めている大規模なEV推進の一環となる。ステランティスは欧州で、EVを現在の22車種から今年中に30車種、2024年末までには42車種に拡大する予定である。
ステランティスのカルロス・タバレスCEOは2022年分の決算説明会で、新型のフィアットについて触れた。
2車種の詳細は明かされなかったが、一方はポーランドの工場で新型ジープ・アベンジャー(eCMPプラットフォームを共有)とともに生産されるようだ。アベンジャーは欧州の一部地域で内燃機関でも販売されるため、フィアットの新型車はガソリン車も導入される可能性がある。
もう一方については、プントの後継と位置づけられる可能性がある。フィアットのオリバー・フランソワCEOは昨年、AUTOCARとのインタビューで今後の展望について次のように述べている。
「Bセグメントとクロスオーバーで大きな復活があるでしょう。フィアットは最も関連性の高いセグメントに戻ります。今はフィアット500Xしかありません。目標は3車種です」
英国ではパンダ、500X、ティーポの販売が終了し、現在の販売は500と 500eにほぼ依存した状態となっている。2車種の新型EV発売は、ブランド活性化につながるだろう。
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