■EVに興味を持っている人はどれくらいいる?
2022年は電気自動車(EV)が続々と登場しており、国産車ではトヨタ「bZ4X」/スバル「ソルテラ」、レクサス「RZ」や、軽EVとして日産「サクラ」/三菱「eKクロス EV」なのほか、輸入車ではテスラ「モデルY」やヒョンデ「アイオニック5」など多彩なモデルが投入されます。
【画像】運転しやすい? レクサス新型EV「RZ」のハンドルが斬新すぎる!? どんな形か画像で見る(15枚)
さまざまなEVが選べるようになってきましたが、一般ユーザーはEVの購入についてどう考えているのでしょうか。アンケートで意見を聞いてみました。
「EVを購入したいと思いますか?」という質問に対して、「購入したい」と回答した人が64.4%、「購入したくない」と回答した人の35.6%を上回る結果となり、多くの回答者がEVに興味を持っていることがわかります。
日産初代「リーフ」を所有しているという回答者は、「ガソリン車ではプレミアムカーでしか達成できないトルクの太さと静かさが魅力です。かつ燃料費も抑えられ、V2H(Vehicle to Home)で自宅に給電できるので、災害にも強くコスパが最強だと思います」と、EVの良さを教えてくれました。
「購入したい」と回答した人からは、「走りが面白く、運転していて楽しい」「エンジン車と比較して走行性能が段違いに優れている」など、モーター駆動ならではの走行性能の良さを魅力に感じるという意見も寄せられています。
ほかにも、「脱炭素に貢献しつつ車両運用・維持コストを削減できる」「エネルギー費や税金、補助金のコストパフォーマンスが優れている」といった、維持費の安さをメリットとして挙げる人も存在。EVはエンジンオイルの交換も不要になるため、メンテナンス費用も安く済むというコメントもありました。
一方「購入したくない」という回答者の意見として多かったのが、充電設備や航続距離に関する問題です。
「まだ充電設備も少なく停電時に不安だからPHEVのようにガソリンも使えるほうが便利」「インフラ整備がガソリン車ほど整っていないことや航続距離、非常時の充電方法が確率されていないから」などのコメントがありましたが、この点はEVの課題ともいえる部分で、充電施設の拡充やバッテリー性能の向上が求められています。
さらに、「クルマとしてのEVは魅力的だけど、SUVに興味がない」「車高が1550ミリ以下ならあり」など、欲しいボディタイプのEVがなかったり、機械式駐車場にも入る全高が低めのEVであれば購入したいという人もいました。
また、「エンジン音がないから面白くない」「マニュアル車がなく、運転していて楽しさがない」「マフラーもエンジンもなく、クルマいじりが楽しいと思っている人の楽しみをうばうEVには興味がわかない」というコメントも。
静かなところがEVの魅力だと思う人もいれば、静かすぎてつまらないと感じる人もいるようです。
※ ※ ※
EVは車両価格が高いという意見もありましたが、国や地方自治体からの補助金があるほか(条件が有利な場合は100万円前後)、各種税金も安く済むというメリットがあります。
各メーカーがEVに力を入れていることもあり、魅力的なモデルが増えていくことも予想され、インフラ整備や航続距離の課題がクリアできれば、EVの普及がさらに進む可能性もありそうです。
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みんなのコメント
カーボンニュートラルで、内燃機関を持った自動車が悪者扱いをされていますが、EV購入は焦らない方が良さそうです。
(主にバッテリー関連)技術がまだ発展途上。
発電(日本はいまだに火力主力かつ電力不足)から充電スポットまでのインフラ整備が整ってない
充電時間
航続距離
などなど、課題満載