■たくさん乗れて安いのがイイ! 国産最安値ミニバンを探せ!
ファミリー層から根強い支持を集め続けているカテゴリーが「ミニバン」です。
広い室内空間に加え、3列シートレイアウトのため、いざというときの多人数乗車も容易な点も人気を集める理由のひとつです。
そんなミニバンのなかでも、とくに安く手に入るモデル3選をお届けします。
●トヨタ「シエンタ」
2022年4月時点で、国産ミニバン(3列シート車)最安値のモデルとなるのがトヨタ「シエンタ」です。
1列目に2名、2列目に3名、3列目に2名の最大7名が乗車可能です(2WDモデル)。
シエンタは、街中でも使いやすいボディサイズに後席スライドドアを組み合わせたコンパクトミニバン。
1.5リッターガソリンエンジンのベースモデル「X」(2WD・7人乗り)の価格(消費税込み、以下同)が185万9200円と、100万円台から設定されています。
トヨタが得意とするハイブリッドモデルの場合、最安値モデルは「X」(2WD・7人乗り)227万7200円からの設定。ガソリン車に比べ、41万8000円も高くなります。
ちなみにシエンタには2列シート車「FUNBASE(ファンベース)」の用意もあり、こちらは181万8500円からとなっています。
●ホンダ「フリード」
シエンタの好敵手となるコンパクトミニバンがホンダ「フリード」です。
1列目に2名、2列目に2名(左右独立タイプのキャプテンシート)、3列目に2名の合計6名乗車仕様を基本とし、2列目をベンチタイプとした3人掛け(7名乗車)仕様も2万2000円高で用意されています。
価格は、1.5リッターガソリンエンジンのベースモデル「B Honda SENSING」(2WD・6人乗り)で199万7600円からと、シエンタより高い設定になっています。
ハイブリッド最安値は「HYBRID G Honda SENSING」(2WD・6人乗り)256万1900円から。ガソリン車に比べ56万4300円高、同じGグレード・2WDモデル(216万400円)比では40万1500円高となります。
フリードにも2列シート仕様の「フリード+(プラス)」の設定がありますが、後席や荷室、テールゲート周りなどをすべて専用設計で仕立てられている凝った造り分けが特徴です。
価格も「G Honda SENSING」(2WD)で218万2400円からと、3列シート車の同グレードよりもむしろ価格は高い設定となっています。
●スズキ「ランディ」
ここまで紹介してきたのは、3列シート車最安値クラスですが、シエンタ、フリード共に最大定員は7名でした。
8人乗りのミニバンでもっとも安いのは、一体どのモデルでしょうか。
国内最安値の8人乗り3列シートミニバンは、スズキ「ランディ」でした。価格は「2.0S」(2WD)で255万5300円からです。
1列目に2名、2列目と3列目席に各3名、合計で最大8名が乗車可能です。
※ ※ ※
写真を見ると、スズキ ランディは日産のミニバン「セレナ」にそっくりですが、それもそのはず。
ランディはスズキが日産に製造委託した、セレナのOEMモデルなのです。
ちなみにセレナの最安値は「X」(2WD)257万6200円。2万900円の差はどこにあるのでしょうか。
大きな違いは「スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)」の有無にあります。
セレナはS-HYBRIDもしくはe-POWERによるふたつのハイブリッド車のみのラインナップなのに対し、ランディは最安値の2.0Sだけ、どちらも備わらない通常の2リッターガソリンモデルという設定が用意されています。
セレナでもかつては同仕様が用意されていましたが、モデル整理に伴い設定が廃止されています。
ちなみにS-HYBRIDを搭載するランディは「2.0X」(2WD)276万5400円から「2.0G」(4WD)301万4000円と、価格帯が上昇しています。
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みんなのコメント
特に記事中のフリードの199万円を100万円台だと言われて、誰が納得するのだろうか。
それなら『200万円前後で購入できる』とか『約200万円で買える』とするべきで、読者に誤解を与える表記は改めた方がいい。