目の前のV60CCをみて〝ほどよいワイルドさ〟に安堵する。イカツイ4WDは、背の低い筆者(168cm)にとって、乗り降りや運転にちょっとした勇気が必要だ。その点、ベースモデルのV60よりわずか75mm高くなっただけのV60CCはジャストサイズ! 全高は1499mmだから日本の立体駐車場はOKだし、往年の850や940を彷彿とさせる〝これぞステーションワゴン〟と言うべき箱型のスタイルは、SUVが溢れる今となっては新鮮かつ個性的だ。
走りもほどよくワイルドでいい。試乗会場のスウェーデン北部のルーレオは、北極圏に近く、とくに今の時期はとてつもなく寒いし雪の量もすごい。とはいえ、最新の電子制御4WDと、高められた最低地上高によって、不安なく進む。イカツイ4WDに比べると進める道は限られるかもしれないが、こと日本では十分すぎるほどの走破性だ。しかも乗り心地は、ベースモデルよりサスペンション設定をソフトにしたというから快適だ。圧雪された道も、まるでスキーで新雪を滑るかのごとくなめらかに進む。さすが20年以上、クロスオーバーモデルをつくり続けるボルボらしい高い完成度だ。
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居心地のいいインテリアも魅力的だ。本物の木やレザーのぬくもりを堪能しつつ、シートにくわえステアリングにも備わるヒーターを併用すれば、どんなに外が寒くても車内は極楽。しかも、ナビ画面は手袋をはめたままで使えるのも厳寒地のクルマらしい。
また、先進安全装備も充実しているので長距離移動も安心かつ快適。レジャーを楽しんだあとの帰りもこれなら安心だ。事実、2時間スノーモビルを楽しんだあとのドライブも何ら問題なかった。
なるほど、V60CCがあれば、刺激の少ない日々も〝ほどよくワイルド〟に過ごせるのだ!
VOLVO V60 Cross Country
ベースモデル「V60」のフルモデルチェンジにともない「V60 Cross Country」も新型に進化。最低地上高75mmアップ+4WDの組み合わせによって、悪路走破性を高めている。日本へは今春導入予定だ。
SPEC
(欧州仕様)全長×全幅×全高:4784×1850×1499mm ホイールベース:2875mm 車両重量:1815kg 乗車定員:5人 日本価格未定
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