「マツダ CX-30」は、コンパクトSUVの「CX-3」とミドルクラスSUVの「CX-5」の中間に位置するクロスオーバーSUVです。マツダらしい流麗なデザインと使いやすいサイズ感が両立したCX-30には、パワートレインの異なる複数のグレードがラインナップされていますが、その中でイチオシはどれになるのでしょうか?
ちょうどよさが魅力のクロスオーバーSUV
マツダのクロスオーバーSUVシリーズの中では、CX-3よりも大きくCX-5よりも小さいという、ちょうどいいサイズ感が魅力のCX-30は、2021年の新車販売台数ランキングで全体32位、マツダ車の中ではCX-5と「マツダ2」に次ぐ人気モデルとなっています。
マツダ CX-30 ベーシックなガソリンで十分。プロアクティブでも装備は充実
流行のSUVスタイルでありながら、日本の駐車場事情に合わせて全高は1540mmに抑えられており、それでいて必要十分な後席や荷室のスペースが確保されていることから、実用性の高さも魅力です。
3つのパワートレインで全12グレードがラインナップ
そんなCX-30には、2022年5月時点で、特別仕様車も含めて全12グレードが展開されています。これらのグレードはパワートレインによって大きくわけることができます。
●2.0Lのガソリンの「SKYACTIV-G」搭載・・・・・・・・・・5グレード
●1.8Lのクリーンディーゼルの「SKYACTIV-D」・・・・・・・4グレード
●2.0Lのガソリンハイブリッドの「e-SKYACTIV X」・・・・・3グレード
>>マツダ CX-30のカタロググレードをチェックする
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それぞれのグレードをパワートレーン別に見ていきましょう。
●ガソリンモデル
20S・・・239万2500円(FF)/262万9000円(4WD)
ガソリン車の「SKYACTIV-G」には、エントリーグレードの「20S」が用意されており、これはCX-30全体のエントリーグレードという位置付けです。
20S プロアクティブ・・・261万2500円(FF)/284万9000円(4WD)
デイタイムランニングライトやピアノブラックガーニッシュなどが標準装備となり、CX-30らしい上質なデザインを楽しめるほか、アダプティブ・LED・ヘッドライトや自動防眩ルームミラーなども備わり、機能性も向上しています。
20S プロアクティブ ツーリングセレクション・・・273万3500円(FF)/297万円(4WD)
20S プロアクティブに加えて、ステアリングヒーターやLEDマップランプ、運転席10Wayパワーシートなどが備わり、よりロングドライブに適した仕様となっています。
20S Lパッケージ・・・279万4000円(FF)/303万500円(4WD)
内外装に上質な加飾が施され、スムースレザーが使用されたシートや合成皮革を用いたドアトリムなどが標準装備となり、ワンランク上の高級車といった質感が魅力です。
20S ブラックトーンエディション・・・266万2000円(FF)/289万8500円(4WD)
20S プロアクティブをベースとして、スポーティな世界観が表現されたデザインが魅力のが特別仕様車。
●ディーゼルモデル
ディーゼル車には、ガソリン車の「20S」相当するグレードはありません。それ以外はガソリン車同様です。
XD プロアクティブ・・・288万7500円(FF)/312万4000円(4WD)
アダプティブLEDヘッドライトや10Wayシートを装備。
XD プロアクティブ ツーリングセレクション・・・300万8500円(FF)/324万5000円(4WD)
XD プロアクティブがベース。
XD Lパッケージ・・・306万9000円(FF)/330万5500円(4WD)
ワンランク上の高級モデル。
XD ブラックトーンエディション・・・293万7000円(FF)/317万3500円(4WD)
20Sをベースとした特別仕様車。
●ハイブリッド(スカイアクティブX)モデル
ハイブリッド車はさらにシンプルな3グレード構成です。
X スマートエディション・・・288万7500円(FF)
X L パッケージ・・・347万7100円(FF)/371万3600円(4WD)
X ブラックトーンエディション・・・334万4000円(FF)/358万500円(4WD)
ちなみに、ガソリン車とハイブリッド車ではMT仕様を選択することが可能です。
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価格重視ならガソリン、ハイブリッドは玄人向け
CX-30を検討する際の第一のポイントは、どのパワートレインを選ぶかです。逆に言えば、パワートレインが決定すれば、その後のグレード選びはそれほど難しくありません。
もし、購入時の予算が限られているのであればガソリン車が良いでしょう。エントリーグレードの「20S」は、快適装備などは限られているものの、基本的性能は上位グレードと同等であり、それでいて250万円以下というのは非常に魅力的です。
ただ、ガソリン車の上級グレードを選ぶのであれば、ディーゼル車も検討したいところです。ディーゼル車は312万4000円~と、ガソリン車の最上級グレードよりも割高ではありますが、自動車税環境性能割が非課税であり、重量税も免税であるため、実質的な価格差はそれほど大きくありません。
それでいて、国産車としてはめずらしいクリーンディーゼルエンジンによるトルクフルな走りと、使用燃料が軽油であることによる高い経済性が得られるため、走りを重視する人は特に検討をおすすめしたいところです。
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ハイブリッド車は、最大トルクこそディーゼル車にはおよびませんが、190psという最高出力による走りは、「人馬一体」を重視するマツダの真髄が味わえるものと言えます。ただし、モーターによるアシストはごくわずかなので、燃費性能自体はそれほど期待できません。また、使用燃料もハイオクであるため、経済性を重視する人にはおすすめできません。その意味でも、CX-30のハイブリッド車は「玄人向け」と言えそうです。
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おすすめはやはりクリーンディーゼル!
このように、三者三様の魅力をもつCX-30のパワートレインですが、最もおすすめしたいのはやはりディーゼル車です。運動性能と経済性を両立させており、さらには2WD/4WD、AT/MTなどユーザーニーズに合わせた仕様を選ぶことができるのもポイントです。
では、ディーゼル車の中ではどのグレードがおすすめと言えるのでしょうか。
ディーゼル車では、「プロアクティブ」がエントリーグレードという位置づけになりますが、上級グレードの「プロアクティブ ツーリングセレクション」との差は、おもにドライバー関連の快適装備です。一方、「プロアクティブ ツーリングセレクション」と最上級グレードの差は、スムースレザーによるシートや合成皮革のトリムといった質感に関するものがほとんどです。
つまり、この3つのグレードは基本的な装備や安全機能は変わらず、その意味では好みで選んでそれほど問題はありません。
コストパフォーマンス優先ならプロアクティブ、ドライバーの快適性優先ならプロアクティブ ツーリングセレクション、質感優先ならXD L パッケージというように考えるとよいかもしれません。
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文:ピーコックブルー
写真:
1枚目:X Lパッケージ
2枚目:スカイアクティブ-D
3枚目:スカイアクティブ-G
4枚目:スカイアクティブ X
5~7枚目:インテリア
8枚目:シフトパネル AT
9枚目:シフトパネル MT
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みんなのコメント
ディーゼルはもう、エコカー減税対象からも外れたし、売るの大変なんだろうな。