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スバルで「”最も”売れている」クルマって何!? 2つの「精悍」スタイルが超カッコイイ「ハッチバック」人気の理由とは

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スバルで「”最も”売れている」クルマって何!?  2つの「精悍」スタイルが超カッコイイ「ハッチバック」人気の理由とは

■30年以上にわたってスバルの中核を担い続ける「主力車種」とは

 自販連(日本自動車販売協会連合会)調べによる2024年上半期(1月から6月)の新車販売ランキングによれば、スバル車で最も売れているのは、1万4649台を販売した「インプレッサ」シリーズでした。この数値にはクロスオーバーSUVの派生モデル「クロストレック」も含まれています。
 
 現在のスバル車の中核を担うインプレッサとクロストレックは、どのようなクルマなのでしょうか。

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 スバルの中核モデルの歴史は、1970年代から80年代にかけ販売されていた「レオーネ」に端を発します。

 独自の水平対向エンジンを搭載し、4ドアセダンをはじめハッチバックやクーペ、ステーションワゴン、バンなどさまざまなボディタイプで多彩なニーズに応えていました。

 またいち早く4WD(四輪駆動)を乗用車に採用し、国内外の積雪地域などで絶大な支持を集めたことでも知られます。

 そんなレオーネが1989年のフルモデルチェンジを機にクラスアップを図り、上級ミドルクラスセダン・ワゴンの「レガシィ」として新たな流れを生み出しました。

 いっぽうで、最量販ゾーンである1.5リッターから2リッターのコンパクトクラスに空白が生じ、当初はレオーネの一部廉価グレードを継続して販売していましたが、補完する新たなラインナップとして1992年に登場したのが、初代インプレッサです。

 新開発された初代インプレッサは、レガシィの最新プラットフォームを活用しながら小型化。当初は4ドアセダンと5ドアハッチバック(スポーツワゴン)を用意し、のちに2ドアクーペモデルも追加しています。

 また、当時スバルが参戦していた世界ラリー選手権(WRC)用競技車両のベースとしても用いられ、低重心かつ高出力な水平対向エンジンと4WDの組み合わせによる優れた走行性能も特徴としました。

 さらに2007年登場の3代目モデルでは、5ドアハッチバックをベースにクロスオーバーSUVテイストを加えた「インプレッサXV」を2010年に追加し、選択肢を広げています。

 なお2011年発売の4代目からは、高性能モデルが「WRX STI/WRX S4」として、クロスオーバーモデルが「XV」として、それぞれ車名を独立しています。

 いっぽうで4代目は、他社に先駆け衝突被害軽減ブレーキなどを備えた先進運転支援機能「アイサイト」をレガシィに続き搭載し、安全性の高さが支持を集めました。

 そして2023年に登場した6代目となる現行型では、こうした安全機能をさらにバージョンアップさせた新世代アイサイトを搭載しました。

 広角単眼カメラの追加で視野角を約2倍に拡大したほか、ソフトウエアの改良によってより広く遠い範囲まで認識可能とするなど、大幅に性能をあげています。

 走行性能では、最新の「フルインナーフレーム構造」を新採用したスバルグローバルプラットフォーム(SGP)をベースに、動的性能や質感を高め、スタイリングも走りの良さを感じさせる躍動的なフォルムを採用しました。

 なお6代目は、ボディタイプを5ドアハッチバックのみの設定としました。サイズは全長4475mm×全幅1780mm×全高1450mm、ホイールベース2670mmです。

 パワートレインは、2リッター水平対向4気筒直噴ガソリンエンジンと、これにモーターを加えたe-BOXER(イーボクサー)をラインナップします。

 トランスミッションはともにリニアトロニック(CVT)で、駆動方式はFFとAWD(フルタイム4WD)から選択が可能です。

 機能面では、大型の11.6インチマルチインフォメーションディスプレイをインパネ中央に採用し、最新のインターフェイスとしました。

 価格(消費税込み)は、229万9000円から300万3000円です。

 そんな第6世代の最新版インプレッサをベースにして2022年に登場したのが、XV改め「クロストレック」です。

 もともとXVは海外市場ではクロストレックの名で販売されており、今回の3代目モデルから世界統一のネーミングとなりました。

 ボディサイズは、全長4480mm×全幅1800mm×全高1550-1580mm、ホイールベース2670mm。

 黒い樹脂素材色を用いた立体的で力強いフロントグリルやフェンダー周りなどによる、クロストレック専用の力強いデザインとするともに、リフトアップした専用の足回りなどにより最低地上高200mmを確保して、悪路での走破性を高めています。

 パワートレインは2リッターe-BOXERのみの設定で、インプレッサのようなガソリンモデルはありません。

「Touring(ツーリング)」と「Limited(リミテッド)」の2グレードが用意され、駆動方式はFFとAWDが選択できます。

 なおこれまでの2世代のXVも含め、これが初のFFモデル投入となります。

 いっぽうのAWDモデルでは、下り坂で一定速度を保てるヒルディセントコントロールや、路面状況に応じて走行モードが選択可能な「X-MODE」を標準装備し、泥や雪といった悪条件でも安定して走行することができます。

 最新版クロストレックの価格は、266万2000円から328万9000円です。

※ ※ ※

 初代モデルから30年以上の歴史を重ねてきたインプレッサシリーズは、高い安全性や独自のAWDによる走行性能の高さなどが支持され、いまもスバルの中核ポジションを担い続けています。

 今後はフルハイブリッド化などさらなる電動パワートレイン採用も期待されるところで、引き続きその進化に注目が集ります。

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みんなのコメント

9件
  • ファイルが見つかりません
    環境ナンタラの厳しい規制や世論に押されてか、昔みたいな手が出しやすい価格帯で元気の良い車を販売しなくなったからねぇ…スバルも。

    全てにおいて良くも悪くも中途半端な、と言うか大人しくなってしまった感がどうもね。
  • 投資家のコメント
    あたい、スバルの中でレヴォーグが1番好き
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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