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【伝説のランボルギーニ(8)】V10エンジンを搭載したガヤルドの登場はランボルギーニの世界を大きく広げることになる

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【伝説のランボルギーニ(8)】V10エンジンを搭載したガヤルドの登場はランボルギーニの世界を大きく広げることになる

2003年ジュネーブオートサロンの会場で、ランボルギーニのブースに大きな注目が集まっていた。ムルシエラゴとはまた異なる革新的なV10エンジン搭載モデル、ガヤルドの誕生だった。

ランボルギーニに期待される迫力と息を飲むような美しさ
2003年、ガヤルドの誕生は画期的だった。それは1970年代にウラッコ→シルエット→ジャルパで提案してきたV8エンジン搭載の「日常で使えるスーパーカー」、「ベビー・ランボルギーニ」のコンセプトを復活させるものだったが、そこには新鮮な魅力もあり、たちまちヒット作となる。

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ウラッコやシルエットの当時と違ったのは、スーパーカーブランドらしく、V10エンジンをミッドに縦置きした完全な2シータークーペであることだった。

デザインはリュック・ドンカーヴォルケが率いるランボルギーニ・チェントレ・スティーレ(ランボルギーニ・デザインセンター)によるものだが、そのベースとなったのはジョルジョ・ジウジアーロのアイデアだったと言われる。そこにはランボルギーニに期待される迫力と息を飲むような美しさ、そして軽快さと実用性があった。

エンジンはバンク角90度のアルミ鋳造V型10気筒自然吸気で、5Lの排気量から当初500psを発生。トランスミッションは6速MTで、オプションでeギア(セミオートトランスミッション)も設定、4WDを基本としていたのも先進的だった。

ガヤルドはランボルギーニらしく、毎年のように派生モデルやスペシャルモデルを追加、スパイダーや軽量化バージョン、RWDモデル、5.2Lへの排気量アップなど、2014年まで絶えることなく進化を続けていった。また、ワンメイクレース「スーパートロフェオ」を開催するなど、レース活動も積極的に行い、各国のGT選手権に参戦している。

12気筒モデルにばかり注目が集まっていたランボルギーニがついに到達した新境地。ガヤルドはそれまで提案してきた「ベビー・ランボルギーニ」のコンセプトを結実し、ブランド史上最大の成功作となる。いまではその後継車「ウラカン」が、ランボルギーニの大きな柱になるまでに成長している。

ランボルギーニ・ガヤルド LP560-4 主要諸元(2008年)
●全長×全幅×全高:4345×1900×1165mm
●ホイールベース:2560mm
●車両重量:1500kg
●エンジン種類:V10 DOHC
●排気量:5204cc
●最高出力:560ps/8000rpm
●最大トルク:540Nm/6500rpm
●トランスミッション:6速MT /6速セミAT
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:前235/35R19・後295/30R19

[ アルバム : ランボルギーニ ガヤルド はオリジナルサイトでご覧ください ]

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