■実は3兄弟だった「クロスバン ギア コンセプト」
2023年10月開催の自動車ショー「ジャパンモビリティーショー(JMS)2023」で、トヨタのグループ会社であるトヨタ車体が披露した「X-VAN GEAR CONCEPT(クロスバン ギア コンセプト)」。
コンセプトモデルながら現実味のある提案だったことに加え、2024年には特許庁へ意匠登録されたことが公表されるなど、市販化に向けた動きが気になるモデルです。
【画像】超カッコいい! トヨタ系「“斬新”SUVミニバン」を画像で見る(30枚以上)
クロスバン ギア コンセプトについて、出展したトヨタ車体は「乗用ミニバンの大空間とSUVのアクティブスタイルを両立した新しいカテゴリー」だと説明します。
ボディサイズは、全長4695mm×全幅1820mm×全高1855mm。トヨタのミドルクラスミニバン「ノア/ヴォクシー」(全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mm-1925mm)とほぼ同等の扱いやすい大きさです。
外装はライトブルーのマットメタリックとダークグレー樹脂の2トーンカラーで、スクエアなフォルムや大径タイヤ、高めの地上高などとも相まって、アクティブな力強さを感じさせます。
センターピラーレスで観音開きのスライドドアは、ショーカーとしての見栄えだけでなく、優れた乗降性と積載性を確保する実用的な機能としても有効でしょう。
室内は3列・6人乗りのレイアウトで、助手席の回転や2列目をテーブルにするなどさまざまなシートアレンジも設定されます。
さらにショーには出展されなかったものの、プレゼン資料には兄弟車として「クロスバン コア」と「クロスバン ツール」の2モデルも同時に登場し、3つのシリーズが想定されていることも確認できます。
クロスバン コアは“クロスバン”シリーズの中核(コア)となるモデルで、ファミリーユースなどに対応するプレーンなデザインが与えられています。
クロスバン ツールは積載性を重視し、貨客両用が可能な実用性重視のモデルとしての位置づけでした。
このように良く練られたコンセプトもまた、見る者にいっそうの現実味を与えてくれます。
■今秋開催の「ジャパンモビリティーショー2025」で第二弾が登場!?
JMS2023において、クロスバン ギア コンセプトに搭載されるパワートレインなどの詳細は明らかにされませんでしたが、ノア/ヴォクシーのパッケージを共有すれば、比較的容易に成立しそうなことは想像に難くありません。
そんなクロスバン ギア コンセプトですが、JMS2023での公開後、トヨタ車体やトヨタからの発表は一切ありません。
しかし2024年3月1日、トヨタ車体が特許庁でクロスバン ギア コンセプトの意匠登録をおこなっていたことが明らかになりました。
意匠登録は、必ずしも即「市販化決定」を指し示すものではなく、国内外のメーカーからデザインを真似されないための対策という側面もあります。
しかし、SUV×ミニバンのコンセプトは他社でもあまり見られず、近いクラスとしては三菱「デリカD:5」がほぼ唯一にして最大のライバルとなるのみで、市場拡大の可能性は十分にありそうです。
さらに2つの異なる仕様の設定も考慮されているとなれば、やはり「クロスバン“シリーズ”」の実現を期待せずにはいられません。
※ ※ ※
2025年10月開催には、東京で「JMS2025」が開催されます。
今年も各社から、さまざまなコンセプトカーや市販化予定モデルの出展が期待されます。
トヨタ車体ブース、もしくはトヨタブースにおいて、市販モデルへ近づいた「クロスバン ギア“Ver2”」が登場することを今から楽しみに待ちたいところです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「デカい! 高い!!」現存唯一「日本戦艦の砲塔」を実見 このたび現存が確認された部品も
コンビニの「前向き駐車」にネットで賛否両論!?「意味ない」「張り紙貼られた」の声も…思わぬ「危ない体験」をした人も!? 実際なんの目的なのか
新車89万円で“3人”乗れる! めちゃ小さな「斬新トライク」って最高!「バックモニター」標準装備で安心・安全なダイゾー「NEO-ONE」ビー・アンド・プラスが販売スタート!
「時速144キロ」の“暴走”中国人を逮捕! 「オービス光りました」 相次ぐ「外国人観光客」迷惑ドライバーによる違反・事故… 原因は「免許切替のカンタンさ」指摘する声も 北海道
大分県警も「あきれ声」!? “不注意”ドライバーの「脇見運転」で事故発生! 国産SUVが無惨にも「大破」し大渋滞に… 「周囲に迷惑です!」強い口調で安全運転を呼びかけ
「もう少し前に詰めて…」 なぜ停止線の“かなり手前”で「止まる車」がいるの? “スペース空け過ぎ”な謎行為…実は他の車・人への気遣いだった!?
ホンダの大黒柱「フィット」はなぜ苦戦中なのか? 答えは市場の変化と開発コンセプトの両方にある
軽自動車も標準装備? 「シートヒーター」「ベンチレーション」に賛否両論の声が上がるワケ
「撮り鉄は壊滅しても困らない」 ひろゆき氏発言でネット賛否両論! 本当に迷惑な存在? 経済効果、文化貢献 排除は短絡的? 鉄道趣味を再考する
次期型GT-R開発中か! 日産新社長「たとえ反対があろうともスポーツカーは出したい」 超絶期待の新しい「日産らしさ」ってなに
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?