■スポーツ少年&少女の保護者の悩み「お茶当番」と「クルマ出し当番」とは
2019年に横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手(現・ピッツバーグ・パイレーツ所属)が、記者会見で少年野球の「お茶当番」について言及して話題になりました。
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お茶当番とは文字通り、子供たちや指導者へのお茶出しや、食事など身の回りの世話、雑務を保護者がすることです。
子供のためではあるものの過度な負担になることから近年問題視されており、少年野球の人口が減少している原因のひとつともいわれています。
しかし、これは野球に限った話ではありません。名称こそ違いますが似たような当番制度はほかのスポーツでも導入されていることが多く、子供にスポーツをさせる際のハードルになっているようです。
また、お茶当番同様に、スポーツ少年・少女の保護者から不満の声があがっているのが、当番制で子供たちの送迎や移動のために保護者が自家用車を出す「クルマ出し当番」または「配車当番」です。
この配車当番の問題点は平等性の欠如でしょう。運転免許やマイカーがないためクルマ出しが不可能な保護者もいれば、クルマを所有しているばかりに頻繁に当番を担わざるを得ない保護者もいます。
実際、クルマ出しができない保護者は多めにガソリン代を支払ったり、お茶当番を担当することもあるようですが、なかなか公平であるとはいい難いようです。
子供のサッカーチームの配車当番の経験があるYさん(40代・男性)は次のように話します。
「ミニバンを所有していたので試合などの遠征のときはクルマ出しが多かったのですが、自分の子供だけでなくほかの子供たちも乗せるということは、命を預かるってことですから、その重圧はハンパありませんでしたよ。
もちろん帰りもあるので、一日中気を抜けなくて肉体的にも精神的にもクタクタになりました」
万が一にも事故にでも遭えば責任問題になりかねません。任意保険に加入しているとはいえ、お金で解決できることばかりではなく、ドライバー自身の責任ではない事故(信号待ちで停車中に追突されたケースなど)でも別の保護者から責められたという話も少なくないといいます。
同じく送迎での乗り合いにクルマを出した経験のあるSさん(30代・男性)は金銭的な不平等さに憤慨したと話します。
「息子を通わせていたチームは、ガソリン代がクルマを出した人の負担だったんです。それだけでも不満ですが、クルマは走ったぶんだけ傷みますし、帰りなんて汗と泥にまみれた子供たちを乗せるわけですからクルマ好きとしてはストレスが溜まりました」
こうした不平等さを解消するために、ガソリン代を一律で徴収したり移動用にレンタカーを借りるチームもありますが、まだまだごく一部でしかないようです。
■多人数乗車が必須条件!? 配車当番に最適なクルマとは
クルマ出し当番にまつわる不満の声はほかにもあがっています。子供が少年野球チームに所属していたKさん(40代・男性)は次のように話します。
「施設の駐車場の台数制限などもあり、1台に多くの子供を乗せられるクルマが喜ばれるんです。
たまたま買い替えの時期だったんですが、妻から『お母さん同士の付き合いがあるからミニバンにしてくれ』といわれまして、ほかの保護者から無言のプレッシャーがあるらしくて、我が家は夫婦と息子ひとりの3人家族なのに、結局7人乗りのミニバンにしました。
息子が卒業するやいなや、欲しかったトヨタ『マークX』に買い替えましたが(笑)」
子供のためとはいえクルマ選びすら自由にできないという悲痛な叫びは、クルマ好きなら共感できるでしょう。
もちろんそのようなケースばかりではないのでしょうが、さまざまな兼ね合いから配車当番に寄せたクルマを選ばざるを得ないとしたら、いったいどのようなクルマが最適なのでしょうか。
まず考えられるのはミニバンです。現在、さまざまな車種のミニバンが各社からラインナップされていますが、駐車場の問題や取り回し性の良さを考えるとミドルクラスミニバンが適しているでしょう。
トヨタは「ノア/ヴォクシー」、日産は「セレナ」、ホンダは「ステップワゴン」をラインナップ。いずれも広く快適な室内空間と運転しやすさを両立しているため、たくさんの子供を安全に送迎するにはまたとない選択肢です。
多人数乗車という点においては、マツダ「CX-8」はSUVとしては数少ない「3列シート」を備えており、ミニバンはイヤだけど大人数で移動したいという声に応えそうです。
また、道具など荷物が増えがちなスポーツでは、子供たちを送迎するクルマだけでなく荷物を運搬する「荷物車」が必要になることがあります。
運転に自信がなくて他人の子供を預かるのが不安だったり、駐車場の都合から3列シートの大きなクルマを置けないなど理由はさまざまですが、「荷物車担当」を申し出ることも選択肢のひとつでしょう。
いま人気のジャンルであるトールワゴンは、コンパクトでありながら広い室内を確保。シートアレンジも多彩で、リアシートを畳んだり助手席のシートバックまで倒せば長尺なスポーツ用品も積むことができるなど、使い勝手に優れています。
※ ※ ※
クルマ出し当番をおこなうにあたって、もっとも意識すべきなのはやはり「安全」でしょう。
事故を起こさないよう「予防安全」の機能が充実していること、そして万が一事故を起こしてしまったときのために「衝突安全」の性能が高いクルマを選ぶことが大事です。
しかしもっと重要なのは、いつも以上に慎重に安全運転を心がけて事故なく送迎することだといえそうです。
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みんなのコメント
車でしか行けない地方なら分かるけど、電車やバスで行くのも社会経験の大事な事だと思いますけどね。
この記事は車でしか雑誌だから仕方ないが、最終的にミニバンを紹介してるのがおもしろ記事でした。
運転得意じゃ無い人もいるしね。
バス持ってるとこだと、トラックやバスなど、運転が職業の人だと、バス運転させるとこもある。
また、汗や汚れてる時、自分だったら着替えたりして乗るからね。