インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで行なわれるインディカー・シリーズ第12戦インディGP。その予選を制したパトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)は、先日チームと行なったポートランドでのテストで初タイトル獲得の可能性を感じる結果を得たようだ。
ナッシュビルで行われた前戦の結果、オワードはランキング3番手に後退したが、ランキング首位のアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)との差は48ポイント。今季2回目の開催となるインディGPの予選では、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)を0.007秒差で抑えて自身4度目のポールポジションを獲得し、タイトル争いへ向けた望みを繋いだ。
■インディカー第12戦インディGP2:オワードが僅差のPP。デビュー戦ルンガーが奮闘4番手、佐藤琢磨はQ1敗退
「ここ数戦はかなりタフなレースが続いた」と第4戦テキサスと第8戦デトロイト・レース2を制しているオワードは語った。
「中団グループ内にいることに疲れたよ」
「ポートランドでは、素晴らしいテストを行なうことができた。そこで発見したことが、今回のポール獲得に役立ったと分かっている。だからゴールはもちろん、僕らがいて当然の場所に戻ることができるはずだ。つまり、表彰台やポールポジション、最終的には勝利というところにね……」
「まだ5レースも残っている。レースが何たるかは分かっているよ。手からアッという間にこぼれ落ちることもあれば、アッという間に掴み取れることもある。だから、ロングビーチ(での最終戦)でチェッカーフラッグを受けるまでは、ひとつひとつ確実にセッションをこなしていくことが重要だと思っているよ」
「でも僕は(ランキングで)離されているワケではない。タイトル獲得に向けて、自力で絶対にトップへ返り咲ける。それが目標だ。そのためにこの1年をずっと戦ってきたんだ」
「チャンピオン候補のまま、ロングビーチに挑むことを僕は心から求めている。ワクワクするよ。僕らに有利なサーキットが次に控えているから、とってもワクワクするね」
ポートランドでのテストで改善が進んだマシンについて、オワードはこう語った
「ハンドリングが良くなった。マシンは色んなサーキットで速さを発揮できていたけど、このマシンは手に負えなかった。運転することがとても難しいんだ」
「今回のテストでマシンはより予測しやすくなり、フェリックス(ローゼンクヴィスト/アロー・マクラーレンSP)と僕が安定したラップを重ねられるモノを見つけたと思う」
「予選でもレースでも、良いパッケージのマシンを作り上げることに、僕らはとても集中している。予選用であると同時にレース用のマシンでなくてはならない。僕らは両方を最大化しようと試みている」
「予選で強いマシンを作れてもレースでは何もできないという点が、僕らの足りていない部分だと感じている。でも素晴らしいレース用マシンを作れても、予選ではそこまで上手くいかないんだ……」
「(ポールポジション獲得は)新鮮な空気のように感じられる。テストや休暇中に取り組んできたことが、そのまま反映されている。だから僕はとてもワクワクしているんだ。レースに向けてだけじゃなくて、今週末が新たな章の幕開けになると良いなと思っている。僕らはそうできると思う。ここまで良い仕事ができているからね」
「でもまずは大仕事が待っている。とにかく(レースを)やり遂げて、次戦ゲートウェイに向かうんだ。去年は、あそこでとても力強いレースをすることができた。そして第14戦ポートランドに第15戦ラグナ・セカ……全部僕が楽しめるところだ」
悲願の初タイトル獲得を目指すオワードは、日曜日のレースで「馬鹿なことをしないようにする」と語った。
「勝つチャンスがあるなら、勝ってポイントを得る必要がある。毎週末レースに出れば勝てるというワケではないからね。絶対に勝つつもりだ」
「でもそれができないのなら、せめて馬鹿なことをして壁に激突しないようにするよ。スマートでなければならない。僕らは当然勝利を目指しているけど、もしできないのなら2位を取る。それならまだポイントは沢山稼げる」
「僕はここ3戦のひどいレースから次の章へ進んで、今週末を力強く締めくくりたい。ロングビーチでチェッカーフラッグを受けるまで、後ろは振り返らないよ」
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