現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > もうテレビじゃねえかよ! BYDアット3は15.6インチ! なんで日本車のディスプレイはクラウンもエクストレイルも12.3インチなの!

ここから本文です

もうテレビじゃねえかよ! BYDアット3は15.6インチ! なんで日本車のディスプレイはクラウンもエクストレイルも12.3インチなの!

掲載 174
もうテレビじゃねえかよ! BYDアット3は15.6インチ! なんで日本車のディスプレイはクラウンもエクストレイルも12.3インチなの!

 BYDアット3のセンターディスプレイが15.6インチに巨大化した。対して日本車のディスプレイはそれほどじゃなく、最新モデルでも12.3インチがほとんど。なんでこんなに違うんだ!

文/ベストカーWeb編集部、写真/BYD、ベストカーWeb編集部

もうテレビじゃねえかよ! BYDアット3は15.6インチ! なんで日本車のディスプレイはクラウンもエクストレイルも12.3インチなの!

■昔は家のテレビですら13インチだった!

マイチェンしたBYDアット3の15.6インチディスプレイ。縦横に回転する

 BYDのATTO 3がマイナーチェンジした。カラオケができるようになったとか新色(ブラック)が追加されたとか変更点はいろいろあるが、昭和のオッサンが改めて驚くのは、センターディスプレイの大きさだ。なんと15.6インチ。これは対角線の長さだが、ほぼ40cmもあるじゃねえか!

 ここで昭和世代は若かりし頃を思い出してほしい。自分の部屋や、一人暮らしを始めたアパートのために有り金はたいて買ったテレビは、たいてい13インチじゃなかったか? ちっさ! 

 センチに直すと対角線がたった33cm! 力士の手のひらより小さい! それでも結構高くて、上京した千歳船橋の電気屋で3万4800円とか払った記憶がある。

 しかもだ。当時のテレビはブラウン管だった。解像度が640×480画素しかないから画像が粗いこと粗いこと。百恵ちゃんもキャンディーズも長嶋茂雄のお姿も粗々だったが、まーお肌の小ジワとか映んなくてそれはそれで幸せだったのかもしれない。

 しかしなによりも13インチテレビを普及させたのはファミコンだろう。マリオとかドンキーコングとか、居間のテレビでやってると親に怒られるから、自分の部屋用にテレビを買うヤツが増えたのだ。あんな小さな画面に友達みんなが張り付いて、ドラクエとかやってたんだから平和なもんだ。

■日本車はなんで12.3インチばかりなのか?

クラウンスポーツのディスプレイ。12.3インチだ

 賢明な読者ならもうお気づきとは思うが、車載ディスプレイがでかいのはBYDに限らない。テスラのモデルSなんか17インチだし、メルセデスのEQSなんかダッシュボード全体がディスプレイだ(公称56インチ!)。

 ところがだ。日本車に目を向けてみると12.3インチばっかりなことに気付く。トヨタのクラウンファミリーがそうだしプリウスもbZ4Xも同じ。マツダCX-60も、日産エクストレイルも、ホンダの新型アコードも12.3インチ。せいぜいアルファード/ヴェルファイアが14インチでがんばっているくらいだ。

 この事実を、筆者は密かに昭和世代の開発者が13インチテレビの呪縛にかかっているためだとみている(たぶん違う)。

 筆者の勝手な妄想はおいといて、なんでこうも12.3インチばかりなのだろうか。

 実は液晶パネルのサイズはクルマごとに自由に決められない。液晶パネルを少量だけ特注したら法外に高いからだ。

 そこで一般的な乗用車は、刻々と変化する液晶パネル市場の中で開発要件に合った既製品を選ぶわけだが、その液晶パネル市場で、現在非常に量産が進み、価格がこなれているのが12.3インチというわけだ。

 とはいえ前段でも述べた通り、世界的にはディスプレイの大型化が進んでいる。ということは液晶パネル市場でも、より大型な車載パネルの生産が進み、今後は日本車にも搭載が進むと思われる。

 昭和のオッサンもぼやいてばかりいちゃいけない。13インチなんて言ってないで、国産車の液晶ディスプレイはもっとサイズアップしてほしい!

こんな記事も読まれています

HKSからGT-R、86/BRZ、GRスープラ用フロアマットがリニューアルされて販売開始
HKSからGT-R、86/BRZ、GRスープラ用フロアマットがリニューアルされて販売開始
レスポンス
箱根のロング有料道路「値上げ」全線通ると普通車1000円超に 37年ぶり7月から 新割引も
箱根のロング有料道路「値上げ」全線通ると普通車1000円超に 37年ぶり7月から 新割引も
乗りものニュース
ホンダが「斬新 軽バン」発表! 荷室フラットで「快適車中泊」出来る? N-VANとe:では違いある?
ホンダが「斬新 軽バン」発表! 荷室フラットで「快適車中泊」出来る? N-VANとe:では違いある?
くるまのニュース
世界に1台しかないフェラーリ「テスタロッサ」タルガトップが5000万円からと激安の理由と製作したEBSとはなにもの?
世界に1台しかないフェラーリ「テスタロッサ」タルガトップが5000万円からと激安の理由と製作したEBSとはなにもの?
Auto Messe Web
3列シート 7人乗り、多彩なライフスタイルにフィットするSUV 電気自動車 メルセデス「EQB」を発売
3列シート 7人乗り、多彩なライフスタイルにフィットするSUV 電気自動車 メルセデス「EQB」を発売
AutoBild Japan
【悲報】 アバルト「F595」/「695」在庫一杯で国内販売終了のお知らせ 電動化の推進に伴い
【悲報】 アバルト「F595」/「695」在庫一杯で国内販売終了のお知らせ 電動化の推進に伴い
AUTOCAR JAPAN
ランボルギーニ公式コーヒー? 「ラヴァッツァ」とのパートナーシップ発表
ランボルギーニ公式コーヒー? 「ラヴァッツァ」とのパートナーシップ発表
レスポンス
「とても生産的」な学びを得たアロンソ。今季最多ポイント獲得のアストンマーティン/F1カナダGP
「とても生産的」な学びを得たアロンソ。今季最多ポイント獲得のアストンマーティン/F1カナダGP
AUTOSPORT web
手ぶらでサーキット体験!! レンタル車両にプロのレッスンまで! ブリヂストンのeスポーツとリアルのコラボが魅力満載
手ぶらでサーキット体験!! レンタル車両にプロのレッスンまで! ブリヂストンのeスポーツとリアルのコラボが魅力満載
ベストカーWeb
「マジでどうにかならないの?」 クルマの「水アカ問題」どう対処? “ガンコなこびりつき”を解決するアイテムとは
「マジでどうにかならないの?」 クルマの「水アカ問題」どう対処? “ガンコなこびりつき”を解決するアイテムとは
くるまのニュース
1987年に登場した「カローラFX16」の再来!? トヨタが米国市場で「カローラFXスペシャルエディション」を発表
1987年に登場した「カローラFX16」の再来!? トヨタが米国市場で「カローラFXスペシャルエディション」を発表
バイクのニュース
顔つき激変! トップグレードRSも登場! 何度も言うけど[いすゞ]は[MU-X]を日本に入れてくれ!
顔つき激変! トップグレードRSも登場! 何度も言うけど[いすゞ]は[MU-X]を日本に入れてくれ!
ベストカーWeb
セナ没後30周年。マクラーレンのモナコGPはセナ一色! モナコ大公アルベール2世が新型「アルトゥーラ スパイダー」をドライブして華を添える
セナ没後30周年。マクラーレンのモナコGPはセナ一色! モナコ大公アルベール2世が新型「アルトゥーラ スパイダー」をドライブして華を添える
Auto Messe Web
Good Bye!「アバルトF595/695」が日本市場向けの生産を終了。残るは在庫のみ
Good Bye!「アバルトF595/695」が日本市場向けの生産を終了。残るは在庫のみ
Webモーターマガジン
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
レスポンス
ボディサイズの割に4人快適に乗れる!! リッター30km超えの[フィット]でカッコ悪いと言われてる部分って?
ボディサイズの割に4人快適に乗れる!! リッター30km超えの[フィット]でカッコ悪いと言われてる部分って?
ベストカーWeb
僕のマシン、何か変だよ……ヒュルケンベルグ、カナダGPの入賞阻んだマシントラブルの究明求む「最初から感触は良くなかった」
僕のマシン、何か変だよ……ヒュルケンベルグ、カナダGPの入賞阻んだマシントラブルの究明求む「最初から感触は良くなかった」
motorsport.com 日本版
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
くるまのニュース

みんなのコメント

174件
  • 邪魔だからじゃないですか?ディスプレー見る為に車に乗るんじゃ無いんだから大きさ自慢なんてどうでも良いよ。
  • mei********
    大きければ良いと言う訳でも無いと思うが。ディスプレイに機能を集約しすぎると故障した際、酷いめにあう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

450.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

314.4379.0万円

中古車を検索
ATTO3の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

450.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

314.4379.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村