現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > GMと鉄道車両製造大手ワブテックが「アルティウム」バッテリーとHYDROTEC水素燃料電池を共同開発

ここから本文です

GMと鉄道車両製造大手ワブテックが「アルティウム」バッテリーとHYDROTEC水素燃料電池を共同開発

掲載 更新
GMと鉄道車両製造大手ワブテックが「アルティウム」バッテリーとHYDROTEC水素燃料電池を共同開発

ゼネラルモーターズ(GM)と米国・鉄道車両製造大手のワブテック(WAB)は、ワブテックの機関車向けにGMの「アルティウム(Ultium)」バッテリーテクノロジーおよびHYDROTEC水素燃料電池システムを共同で開発し、商業化すると発表した。

ワブテックのCEO兼社長のラファエル・サンタナ氏は、次のように述べている。

前後席間の距離を広げてゆとりある室内空間を実現したダイハツのコンパクトカー「ブーン」

「鉄道業界は、機関車の動力源にバッテリーや水素を導入することにより、持続可能な変革を遂げようとしています。当社が開発した世界初の100%バッテリー駆動機関車のFLXドライブ機関車は、容量が6MWhでの運転時に二酸化炭素排出量を最大30%削減できる可能性を証明していますが、それだけで終わりではありません。GMと協力して、『アルティウム』バッテリーおよびHYDROTEC水素燃料電池の技術を開発することで、この2つの重要な駆動技術を活用し、鉄道業界の脱炭素化とゼロエミッション機関車への移行を加速することができます」

GMとワブテックは、輸送におけるゼロエミッションの未来という両社共通のビジョンを推進するための基本合意書を締結した。ワブテックは、エネルギー管理とシステム最適化における専門知識を生かして、GMの先進技術を最大限に活用した重量物運搬機関車向けのソリューションを開発する。

GMの社長、マーク・ロイス氏は、次のように語った。

「鉄道ネットワークは、交通手段として、またGMが北米全土のお客様へサービスを提供する上で極めて重要です。重量物運搬機関車およびその他の機関車を脱炭素化するというワブテックの大胆な計画は、我々のビジョンである『無事故、ゼロエミッション、混雑ゼロ』の世界の実現を後押しします。GM の『アルティウム』バッテリーおよびHYDROTEC水素燃料電池システムを導入するというワブテックの決定は、GMの先進技術の有効性を検証し、その汎用性を示すものです」

GMの「アルティウム」バッテリーテクノロジーは、鉄道に必要な柔軟性、効率性、パワーおよび信頼性の提供が期待されている。GMとLG Energy Solutionとの合弁会社であるUltium Cells LLCは、現在、オハイオ州とテネシー州にバッテリーセル工場を建設している。

GMのHYDROTEC水素燃料電池パワーキューブは、コンパクトでパッケージしやすく、機関車を含む広範な用途に使用することができる。HYDROTEC燃料電池システムは、世界中から調達される部品を用いて、ミシガン州ブラウンズタウンにあるGMとホンダの合弁製造会社のFuel Cell Systems Manufacturing, LLC で組み立てられる。

関連情報:https://www.gmjapan.co.jp/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

アコスタの後塵を拝するも3戦連続でスプリントを制したバニャイア「燃料消費を抑えるマップで走らなければいけなかった」/第16戦日本GP
アコスタの後塵を拝するも3戦連続でスプリントを制したバニャイア「燃料消費を抑えるマップで走らなければいけなかった」/第16戦日本GP
AUTOSPORT web
今も競争激しい日産 セレナとホンダ ステップワゴンだけど…結局どっちがいいの?
今も競争激しい日産 セレナとホンダ ステップワゴンだけど…結局どっちがいいの?
ベストカーWeb
接触転倒に「心が痛い」と中上貴晶。「バイクをピットに戻したい」強い想いで再発進/第16戦日本GP スプリント
接触転倒に「心が痛い」と中上貴晶。「バイクをピットに戻したい」強い想いで再発進/第16戦日本GP スプリント
AUTOSPORT web
【詳細データテスト】フォルクスワーゲン・ゴルフGTI マイルドな乗り味に改良 悔やまれるMT不在
【詳細データテスト】フォルクスワーゲン・ゴルフGTI マイルドな乗り味に改良 悔やまれるMT不在
AUTOCAR JAPAN
新型[セリカ]が登場か!! [400馬力超え]の高級クーペに! 4WD搭載でマニュアルも用意!?
新型[セリカ]が登場か!! [400馬力超え]の高級クーペに! 4WD搭載でマニュアルも用意!?
ベストカーWeb
知らないうちに違反していた! 一般道でも後席はシートベルトを装着してる? サンダルでの運転もNGです…道路交通法に違反しがちな行為5選+α
知らないうちに違反していた! 一般道でも後席はシートベルトを装着してる? サンダルでの運転もNGです…道路交通法に違反しがちな行為5選+α
Auto Messe Web
初ポール獲得もスプリントはトップ快走中の転倒。1日で天国と地獄を味わったアコスタ「この辛さを成長の糧に」/第16戦日本GP
初ポール獲得もスプリントはトップ快走中の転倒。1日で天国と地獄を味わったアコスタ「この辛さを成長の糧に」/第16戦日本GP
AUTOSPORT web
とある英国人がハマるマイクロカー ウィリアム・サイクロへ試乗 運転には鉄の心臓が必要!
とある英国人がハマるマイクロカー ウィリアム・サイクロへ試乗 運転には鉄の心臓が必要!
AUTOCAR JAPAN
アルファ ロメオ「1750 GTAmレプリカ」で第3京浜を爆走! がんばっても200キロには届かず、エキゾーストサウンドに酔いしれるのみ【クルマ昔噺】
アルファ ロメオ「1750 GTAmレプリカ」で第3京浜を爆走! がんばっても200キロには届かず、エキゾーストサウンドに酔いしれるのみ【クルマ昔噺】
Auto Messe Web
小椋藍、予選9番手は「ちょうどいい。ドライの方が確実に自信がある」と決勝に意欲/第16戦日本GP
小椋藍、予選9番手は「ちょうどいい。ドライの方が確実に自信がある」と決勝に意欲/第16戦日本GP
AUTOSPORT web
大型トラック「おでこの3連ランプ」なぜ消えた? 見なくなった理由は道路事情とも
大型トラック「おでこの3連ランプ」なぜ消えた? 見なくなった理由は道路事情とも
乗りものニュース
2024年版 見た目も走りも「バツグン」な小型車 本当の意味で "エコ" な欧州Aセグメントの宝石 10選
2024年版 見た目も走りも「バツグン」な小型車 本当の意味で "エコ" な欧州Aセグメントの宝石 10選
AUTOCAR JAPAN
リマック「ネヴェーラ」の12台限定ハイパーカーが豪華な「モナコ・ヨットショー」に登場! 最高速度412キロを達成する「タイムアタック」とは
リマック「ネヴェーラ」の12台限定ハイパーカーが豪華な「モナコ・ヨットショー」に登場! 最高速度412キロを達成する「タイムアタック」とは
Auto Messe Web
純粋ドライビングマシンを選ぶ! ポルシェ911 ノーブルM12 TVRタスカン 6気筒スポーツ比較(2)
純粋ドライビングマシンを選ぶ! ポルシェ911 ノーブルM12 TVRタスカン 6気筒スポーツ比較(2)
AUTOCAR JAPAN
「開発費」は楽しさに比例しない ポルシェ911 ノーブルM12 TVRタスカン 6気筒スポーツ比較(1)
「開発費」は楽しさに比例しない ポルシェ911 ノーブルM12 TVRタスカン 6気筒スポーツ比較(1)
AUTOCAR JAPAN
1275psのシステムトータル出力と1340Nmのトルクという驚愕のスペックを持つスーパースポーツ!「マクラーレンW1」が発表
1275psのシステムトータル出力と1340Nmのトルクという驚愕のスペックを持つスーパースポーツ!「マクラーレンW1」が発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
新型「“3人乗り”スポーツカー」25年に登場! 「ヤマハ製ユニット」×軽量“後輪駆動”でめちゃ楽しそう! 斬新「2+1シート」の美しすぎる「プロジェクト V」実現へ
新型「“3人乗り”スポーツカー」25年に登場! 「ヤマハ製ユニット」×軽量“後輪駆動”でめちゃ楽しそう! 斬新「2+1シート」の美しすぎる「プロジェクト V」実現へ
くるまのニュース
話題の「スペーシアギア」「N-BOXジョイ」発売! 続々と登場した「アウトドア系 軽ワゴン」の魅力とは? 最新モデル3台を比較
話題の「スペーシアギア」「N-BOXジョイ」発売! 続々と登場した「アウトドア系 軽ワゴン」の魅力とは? 最新モデル3台を比較
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村