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ホンダ・オデッセイがマイナーチェンジ! 内外装の大幅刷新と新機能の採用で魅力を高めた

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ホンダ・オデッセイがマイナーチェンジ! 内外装の大幅刷新と新機能の採用で魅力を高めた

 手をかざすだけでスライドドアを開閉できる新機能も!

 セダン顔負けのスポーティな走りを楽しめるホンダの旗艦ミニバン「オデッセイ」が11月5日、二度目のフェイスリフトを実施。モダンな内外装にアップデートされるだけに留まらず、安全性能と使い勝手、そして走りも着実に進化した!

【試乗】燃費と動力性能を両立した理想のミニバン「ホンダ ・オデッセイ・ハイブリッド」

 もっとも大きく変化したのはやはりエクステリア、それもフロントマスクだろう。バンパー、グリルのみならずヘッドライトやフェンダーまで一新されたうえ、フードの前端が80mmかさ上げされたことで、従来よりも重厚感のある顔つきに生まれ変わっている。しかしながら、メッキモールの色味や厚さを抑えることで、威圧感が強くなりすぎないよう配慮したのは、ホンダらしい手法と言えるだろう。

 リヤまわりもバンパーだけに留まらず、LEDテールランプを含めてバックドア全体がデザイン変更されたことで、スッキリとしたモダンな装いに。前後ウインカーがシーケンシャルタイプとなり、ポジションランプがL字型に光るようになったことも、そうした印象の変化にひと役買っている。

 インテリアのデザインも少なからず変化している。インパネはアッパーパネルの造形が全面的に見直されるとともに、従来はソフトパッドで覆っていた正面に加飾パネルを幅広く配置。従来は加飾パネルが装着されていたロアーパネルは逆にソフトパッドとなり、シフトやエアコンの操作で手に触れても心地良い感触が得られるよう改良された。

 同時に、メーター内の液晶パネルが3.5インチから7インチに拡大され、アナログスピードメーターと組み合わせた新デザインに変更。ナビゲーションシステムも、従来は7~9インチのものをメーカー/ディーラーオプション設定していたところ、10インチのディーラーオプション品に一本化されたことで、視認性が劇的に改善されている。

 そのほか、購入ユーザーと販売店スタッフの双方から指摘されていた収納の少なさを解消すべく、助手席側インパネアッパーにリッド付き収納ボックスと、運転席側収納式ドリンクホルダーが追加されたのも見逃せないポイントだ。

 ミニバンにはもはや必要不可欠となったドアの電動開閉デバイスも、大幅に充実が図られている。

 リヤドアウインドウ下に設けられたLEDガイドランプの光に沿って手をかざすと、自動的にスライドドアを開閉できる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」を、中国仕様「エリシオン」と「オデッセイ」に続き採用。完全に閉まりきる前に施錠の予約を可能とする「予約ロック」機能とともに全車標準装備した。

 上級タイプの「EX」系グレードにはさらに、リヤバンパーの下に足先を出し入れするだけでバックドアを開閉できる「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」も標準装備されることで、買い物で両手が塞がっても容易にドアを開閉し荷物を積めるようになった。

 予防安全技術「ホンダセンシング」もアップデート。車庫入れの際などに誤って急発進するのを防いでくれる「後方誤発進抑制機能」が全車に標準装備されたのは朗報だろう。

 そして、もっとも肝心な走りも進化している。

 フロントドアガラスとスライドドアガラスを遮音タイプに変更し、テールゲートガラスの板厚をアップ。さらにタイヤのドラミングノイズを低減する「ノイズリデューシングホイール」を全車に標準装備することで、2列目の静粛性を改善した。

 タイヤサイズも、従来は215/60R16 95H、215/55R17 94V、225/45R18 91Wの3種類を設定していたが、標準グレードに215/60R17 96H、「EX」グレードに225/50R18 95Vを標準装着して、ともにタイヤ外径を1サイズ拡大。さらにスプリングも変更して車高を10mmアップし、電動パワーステアリングのアシスト量を全体的に増やすことで、より扱いやすく快適な走行フィールを実現したという。

 なお、今回のマイナーチェンジに伴い標準仕様は廃止され、スポーティモデルの「アブソルート」にボディタイプが一本化。パワートレインも2リッター直4ガソリン+2モーター式ハイブリッド「i-MMD」は継続設定されるものの、2.4リッター直列4気筒ガソリンエンジン+CVTは直噴仕様が廃止され、ポート噴射仕様のみに絞られている。

 現行型5代目オデッセイがデビューしたのは2013年10月。すでに歴代最長寿モデルとなり、その間に市場環境も劇的に変化したが、はたしてオデッセイが今回のマイナーチェンジでどれほど熟成されているのか、その真価を公道で試せる日はもうすぐそこだ!

 なお、メーカー希望小売価格(税込み)は、下記の通り。

●ハイブリッド車 e:HEV ABSOLUTE 419万8000円(8人乗り)/428万6000円(7人乗り) e:HEV ABSOLUTE EX 458万円(7人乗り)

●ガソリンエンジン車 ABSOLUTE(8人乗り) 349万5000円(2WD)/371万5000円(4WD) ABSOLUTE(7人乗り) 358万3000円(2WD) ABSOLUTE EX(7人乗り) 381万5000円(2WD) ABSOLUTE EX(8人乗り) 392万9400円(4WD)

●リフトアップシート車(非課税) ABSOLUTE サイドリフトアップシート車(7人乗り)363万4000円 ABSOLUTE 助手席リフトアップシート車(8人乗り)358万2000円(2WD)/378万2000円(4WD)

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みんなのコメント

6件
  • シンプルなフロントで個人的には好みな顔です。
    ヨーロッパ車に近い感じします。
  • 変更したフロント部とボディ後半との整合性に欠ける、アンバランスだ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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