この記事をまとめると
■レクサスUX300eの一部改良が発表された
「伝統」に勝つため「攻め」続ける! レクサスのデザインがウケる理由
■電費の改善により航続距離が512kmに伸びた
■V2Hにも対応したことで給電も可能になった
EVとしての需要に応えた一部改良
国産きっての高級車ブランドとして有名なレクサスは、ラグジュアリー市場における電動化の先駆者として電動モデルもラインアップしている。なかでも、コンパクトSUVであるUXに設定されたEVのUX300eは、都会的なエクステリアデザインとモーターによる走りの楽しさを体現しつつ、レクサスの名に恥じない高級感のあるインテリアで幅広いユーザー層に受け入れられている。
そんなUX300eが一部改良を受けた。
主な改良点として、まず航続距離がWLTCモードで450kmから512kmに伸びたことが挙げられる。電池容量は2022年10月の改良時に増強された72.8kWhのままだが、電費を166.7Wh/kmから141Wh/kmに大幅に改良。これまでよりも少ない電力で長距離を移動できる効率の良いシステムに変更された。
また、航続距離の伸長以外にもさらなる改良点として、クルマのバッテリーに貯めた電力を専用機器を通して外部に給電することができるV2H(Vehicle to Home)に対応したこともトピックだ。これにより、一般家庭が日常使用する電気量を1日あたり10kWhとした場合、約2.5日分(満充電/消費電力400W時)を賄うことが可能になっている。
走りの面は2022年10月の一部改良時の変更をそのまま継承。バックドア周辺ボディ開口部のスポット溶接打点を計20点追加して剛性強化。さらに、トヨタテクニカルセンター下山での走り込みにより、横滑り防止機能(EPS)やショックアブソーバー、ブレーキなどの設定を見直し。あらゆる走行シーンでのドライバーの意図に忠実でリニアな応答を追及し、それを実現している。
使い勝手と利便性を兼ね備えた高級なインテリア
インテリアとマルチメディアシステム、予防安全技術などに関しても2022年10月の一部改良から変更はない。
インテリアは、インパネ中央のディスプレイが12.3インチのタッチ式に変更されており、画面自体を運転席側に配置したことで、運転姿勢を崩さずにタッチ操作することが可能になっている。
また、インパネ及びコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトも最適化されるとともに、おくだけ充電のスペース拡大やUSBタイプCコネクタを2口用意したことで利便性を向上。
さらに、専用のアプリのインストールによってスマートフォンでのドア開閉とEVシステム起動を可能にしたデジタルキー機能も用意されている。デジタルキーに対応するクルマを複数台所有していた場合でも、1台のスマートフォンで対応できるだけでなく、スマートフォン間でのデジタルキーの受け渡しも可能になったことで、離れた場所でも家族間・友人間で車両の貸し借りもできるようになった。
予防安全技術は、「レクサスセーフティシステムプラス」に搭載される単眼カメラとミリ波レーダーの性能が向上した。昼間の自転車や夜間の歩行者を検知できる「プリクラッシュセーフティー」では、交差点右折時の対向直進車や、右左折時の前方の横断歩行者も検知できる機能が加わるなど、さまざまな安全運転支援機能が進化している。
レクサスUX300eの価格は、バージョンCが630万円、バージョンLが685万円。
今回の一部改良で航続距離が512kmまで伸びたレクサスUX300e。航続距離に対する不安が少し改善されたことで、よりEVライフを楽しめるようになっている。さらに、非常時の安定した電力供給に役立つV2Hに対応するなど、頼もしさも手に入れた頼りがいのあるクルマになった。
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