■リーズナブルな「プリウス Gプラグインハイブリッド」とは?
世界初の量産市販ハイブリッド車として、トヨタ「プリウス」の初代モデルが1997年登場しました。
それ以来、ハイブリッド車の代名詞として高い知名度を誇るプリウスですが、2023年1月に登場した5代目となる現行モデルでは、ハイブリッド車が広く普及したことで新たな価値を創造するモデルとして、それまでのプリウスとは大きく変わりロー&ワイドかつスポーティなスタイルで登場したことでも話題を集めました。
【画像】カッコいい! これが格安で買える「プリウスPHEV」です! 画像を見る
そんなプリウスには通常のハイブリッドモデルのほか、プラグインハイブリッドモデルの「プリウスPHEV」もラインナップされており、満充電で105km(カタログ値・17インチホイール装着車)のEV走行距離を誇るだけでなく、システム最高出力164kW(223PS)という高性能を発揮します。
ただプリウスPHEVは当初最上級グレードの「Z」のみのラインナップとなっており、ハイブリッドモデルの「Z」よりも90万円も高い460万円という価格がネックとなっていました。
しかし今回、PHEVモデルにも「G」グレードが追加され、2024年10月1日から発売されました。
このPHEVの「G」グレードは、PHEVモデルのみの意匠であった金属調シルバー塗装のフロントロアグリルやグレースモークのリアコンビネーションランプ、19インチタイヤ&アルミホイールといった装備はそのままに、基本的な装備をハイブリッドモデルの「G」グレードと同等にすることで価格をグッと抑えたもの。
車両本体価格(消費税込)は390万円と、ハイブリッドモデルの上級グレード「Z」に20万円をプラスするだけというリーズナブルなモデルとなっています。
ただし、プリウスPHEVは「CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)」の対象車となっており、55万円の補助金を受けることができるのです。
そうすると実質の車両本体価格は335万円となり、ハイブリッドモデルの「G」グレードの320万円とも大差なくなってきてしまうというワケ。
これに地方自治体が行っている補助金もプラスすることができ、一例として東京都の令和6年度における購入補助金は、プリウスPHEVの場合なんと55万円。国からの補助金と併せれば110万円を受けることができます。
さらに、市区町村の補助金も存在していればそこに上乗せされ、例えば千代田区の場合は10万円の補助金が設定されているので合計で120万円もの補助金を受けとることが可能となるのです。
これら補助金をすべて受けることができれば、プリウスPHEVのGグレードが実質270万円で購入することができ、ハイブリッドモデルのビジネスグレードで1.8リッターエンジンを搭載する「X」グレードの275万円よりも安くなってしまうのです。
さすがに自宅に充電環境がないとPHEVの恩恵を100%享受するのは難しくなってしまいますが、パワフルな動力性能やヴィークルパワーコネクターを用いて給電をすることができるのは美点ですし、なによりハイブリッドモデルよりも安く買える可能性があるのは大きな魅力と言えるのではないでしょうか。
地方自治体の補助金は地域によって差がありますが、もしプリウスの購入を検討しているのであれば、一度お住まいの地域の補助金がどのくらいなのかを調べてみる価値はあるでしょう。
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みんなのコメント
普段はSUVなので、乗り降りが大変に感じます。
若いと大丈夫なのかな?と思った50代半ばのおっさんです。