ヤマハMT-03 [’22後期 新型バイクカタログ]：超小型ヘッドライトで先進性のある顔つきに

●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年9月1日

ヤマハMT-03 概要

YZF-R3をバーハンドルネイキッド化。ロー＆ハイビームを担う超小型LEDモノアイヘッドライトと、その上部に配されたツインポジションランプで、個性的なフェイスを確立している。エンジンやフレームはR3と共通。標準色のR3はウインカーがハロゲンだが、MT-03は灯火類がフルLEDだ。なお欧州では、’22年型でユーロ5に適合化されている。

’21 ヤマハMT-03

◆主要諸元

―― 【’21 YAMAHA MT-03 ABS】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 320cc 42ps/10750rpm 3.0kg-m/9000rpm ■車重169kg シート高780mm 14L ■タイヤサイズF=110/70R17 R=140/70R17 ●色:パステルダークグレー ディープパープリッシュブルーメタリックC マットダークグレーメタリック8 ●価格:65万4500円

―― 海外では’22年カラーが導入されているが、日本では現在まで’21年型を継続販売。グレー／ブルー／マットダークグレーのカラーバリエーションだ。 [写真タップで拡大]

◆ライディングポジション

―― ’19のモデルチェンジでハンドル位置が44mm上がり、アップライトなライディングポジションに変化した。シート前方をスリムにまとめ足着きは良好。※写真は’20モデル

◆エンジン

―― MT-25のエンジンをベースにボアを8mm拡大、最高出力をプラス7ps向上させた320ccの水冷並列2気筒エンジン。※写真は’20モデル [写真タップで拡大]

◆足まわり

―― フロントフォークはφ37mm倒立式フォークを採用。リヤサスペンションはモノショックで、車体バランスを意識しマスを集中させるためリンクレスとなっている。ブレーキも新型に換装しABSも初導入した。※写真は’20モデル

◆主要装備

―― 【LEDモノアイヘッドライト】ロー&ハイを担う超小型ヘッドライトの上側に、導光体を使ったポジションランプを配置。 [写真タップで拡大]

―― MTシリーズ共通の顔となるエアシュラウドが存在感を放つ。タンクは51mmのワイド化を行う一方、形状はニーグリップのしやすさを追求。※写真は’20モデル [写真タップで拡大]

―― 【R3と共通液晶メーター】平均燃費やギヤポジションや水温など多彩な情報を表示できるモノクロ液晶メーターを装備。 [写真タップで拡大]

Comments

妖怪1つ目小僧！

MT250ありながら、加えて320cc版を国内投入してくれてるのはヤマハの良心。

250クラス小型軽量車体はツーリングも普段使いも楽なんだけど、高速道路であともうひとパワーほしい時が多い。