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航続距離は656km!アウディから流麗なクーペスタイルの新型BEV「Q6 Sportback e-tron」が登場

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航続距離は656km!アウディから流麗なクーペスタイルの新型BEV「Q6 Sportback e-tron」が登場

アウディは、最も人気の高いボディデザインのひとつであるSportback仕様の、Q6 Sportback e-tronを導入し、電動モデルのラインアップを拡大することを発表した。なお、これらのモデルは、2024年から2025年にかけてオーダー可能となる予定としている。

アウディは、パリモーターショー2024で、このQ6 Sportback e-tronを世界初公開する。ダイナミックな外観を持つSportbackは、SUVの広さとクーペの優雅さを兼ね備えている。スポーティで表現力豊かなこの電気自動車は、511リットルのラゲッジコンパートメントと64リットルのフロントトランク(フランク)を装備。

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さらにリヤシートを折りたたむと、ラゲッジ容量は最大1,373リットルまで拡大する。2,899mmの長いホイールベースにより、室内スペースがリヤシートに及ぶまで十分に確保されており、25リットルの便利な収納スペースも備えている。また、Q6 Sportback e-tron quattroは最大2,400kg(その他の駆動仕様は2,000kg)の高い牽引能力を誇り、日常使用にも妥協しない実用性を提供する。

そして電動Q6 SportbackとそのSUVバリエーションの市場導入時には、10モジュールを備えた総容量83kWh(正味容量: 75.8kWh)のバッテリー仕様も用意される。これにより、quattro四輪駆動とSモデルに加え、Q6 Sportback e-tronには後輪駆動の2つの仕様も提供され、Q6 e-tronファミリーの強力な電動モーターの全ポートフォリオをカバーする。

なおQ6 Sportback e-tron performanceは、空気抵抗係数0.26(SUV仕様は0.28)という空力的なボディデザインで、総容量100kWh(正味容量94.9 kWh)の大型バッテリーを搭載した全長4,771mm、全幅1,965mm(ミラーを除く)、全高1,665mmというサイズは、SUV仕様よりも37mm低く、最長656kmの一充電走行距離を誇る。これによりSportbackは、Q6 e-tronシリーズの中で最も長い一充電走行距離を実現するモデルとなる。

スポーティなキャラクターを強調する印象的な外観デザイン

初代Audi TT Coupéのアイコニックなデザインを思わせるSportbackの傾斜したルーフラインは、スポーティな美しさをさらに際立たせている。そのシルエットは、優雅に流れる水滴のような流線形を描く。デザインチームは、ルーフ全体のデザイン見直し、Sportbackの車高はSUV仕様よりも37mm低くなった。これによりSUVのクラシックなプロポーションにSportback独自のダイナミズムとエレガンスが加わり、Q6 Sportback e-tronは静止していても、明確なスポーティさを放っている。

そしてグリーンハウスは、力強いボディに対して、より低く、引き締まった形状を持っている。その柔らかな曲線は、ボディの鋭いラインやエッジと意図的に対比され、ダイナミックな陰影を生み出している。フラットなリヤウィンドウは、3つ目のブレーキランプを組み込んだ独立したエッジで終わり、リヤのテールライトから後部ドアまで伸びる力強いラインがquattroブリスターの上部と、ホイールアーチ上の幅広いショルダーを際立たせる。またリヤウィンドウは。ダイナミックに上向きにカーブしており、これはすべてのアウディのSportbackに共通する特徴となる。この小さなディテールにより、車両はさらにダイナミックな印象を与え、周囲のアルミ調トリムがこのディテールを一層強調している。

さらに垂直に構えたフロントデザインが、完全に閉じた立体的なシングルフレームの印象を際立たせており、セレナイトシルバーまたはハイグロスブラックのマスクが、サイドエアインテークを包み込む。また高い位置に配置されたデジタルデイタイムランニングライトにより、Q6 Sportback e-tronは、際立った存在感を放つ。

加えて、SUV仕様よりもダイナミックに絞り込まれたリヤは、スポーティなエレガンスと力強さを融合させている。e-tron GTファミリーとの類似点も明確で、途切れなく続くライトストリップと広々としたクリアなリアアーキテクチャは、アウディならではのクリーンでバランスの取れたデザインをSportbackに与えている。

乗員に細かく配慮されたインテリア

Q6 Sportback e-tronのインテリアは、これまで以上に乗員のニーズに合わせてシステマチックにデザインされている。インテリアデザインの初期段階から、素材の特性が慎重に検討された。アウディMMIパノラマディスプレイとMMIパッセンジャーディスプレイを組み合わせることで、視覚的に印象的なデジタルステージが形成される。高いコントラストをもつインテリアデザインは、美学と乗員に合わせた人間工学のバランスの取れた三次元的な空間構造を生み出している。

そのインテリアの雰囲気は、極めて親密な空間を強調しており、ダイナミックインタラクションライトは、車両と乗員の間のやり取りをサポートする多くのコミュニケーション機能を提供する。このライトは、インテリアとコックピットを大きなアーチで包み込む。いわゆる「ソフトラップ」は、ドアからコックピット全体を通じてセンターコンソールまで続き、一貫性のある心地よい空間感覚を作り出す。

その色合いや高品質な素材には、ArgumentファブリックやDinamicaマイクロファイバーなど、リサイクル素材を使用したものも含まれており、シートにも同じく採用されている。そしてS line仕様では、リサイクル素材で作られたElastic Melangeファブリックがソフトラップに使用されている。ルーフライニング、ピラー、サンバイザーは、100%リサイクルポリエステルで作られた「Draft」ファブリックが使われている。

アウディは、応用面でも持続可能性を重視している。例えば、S line仕様やSモデルを購入するユーザーは、リサイクル素材で作られたテクニカルファブリックAnthraciteを選択できるほか、生産時の廃棄物を減らすよう最適化されたBirch Wood Linear Stone Grey ナチュラルを選ぶことも可能となっている。

充実した駆動およびバッテリーのバリエーション

Q6 Sportback e-tronには、2種類のバッテリーサイズと2つの駆動バリエーションが用意されており、エントリーモデルでも83kWhの高電圧バッテリー(正味容量:75.8kWh)を搭載している。後輪駆動のQ6 Sportback e-tronは、185kW(252PS)の出力を持ち、ローンチコントロールモードでは、0–100km/h加速7.0秒を実現。

さらに後輪駆動のAudi Q6 Sportback e-tron performanceは、100kWhバッテリー(正味容量:94.9kWh)を搭載し、出力は225kW(306PS)で、ローンチコントロールモードでは0–100km/h加速6.6秒を達成。またシステム出力285kW(387PS)のQ6 Sportback e-tron quattroは、0–100km/h加速5.9秒を実現。

そして最もパワフルなバージョンであるSQ6 Sportback e-tronは、前後軸に2つの電動モーターを搭載し、システム出力は360kW(489PS)で、ローンチコントロールモードでは、わずか4.3秒で100km/hに到達。また、リヤ駆動のAudi Q6 Sportback e-tron performanceは、大容量のバッテリーにより最長で656kmの一充電走行距離を実現している。

なお83kWhバッテリーを搭載したモデルは、最長で545kmの一充電走行距離を誇り、quattro四輪駆動モデルでは、最長636km、同じくquattro四輪駆動のSQ6 Sportback e-tronでは607kmの走行が可能となっている。またQ6 Sportbackの全てのバリエーションは、最高速度が210km/hに固定されており、SQ6 Sportback e-tronは、最高速度230km/hを誇る。

加えて高度なHVバッテリーのサーマルマネージメントシステムと800V電気システムにより、充電性能も際立っている。例えば、Audi Q6 Sportback e-tron performanceは、理想的な条件下で、最大270kWの充電出力をもつ高速充電ステーションを利用すると、わずか10分で最長265kmの一充電走行距離を充電することができる。さらに高電圧バッテリーの10%から80%までの充電は22分で完了。Sモデルも最大270kWで充電可能であり、リヤ駆動のバリエーションでは、100kWhバッテリー搭載モデルが最大260kW、83kWhバッテリー搭載モデルが最大225kWで高速充電が可能となっている。

■AUDI AG CEO ゲルノート デールナー氏のコメント

「この新型モデルは、私たちの次世代電気自動車の多様性を示しています。Sportback仕様は、電動モデルポートフォリオの拡大における次のステップです。Audi Q6 Sportback e-tronは、効率、一充電走行距離、パフォーマンスという新しい電動モデルの強みを、独自のボディデザインによる、魅力的で機能的なデザインと融合させています」

関連情報:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja.html

構成/土屋嘉久

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