日本が誇る名車の警察仕様がズラーリ
さいたま市大宮区にある鉄道博物館で2023年5月13日(土)、第13回「けいさつ車両展」が開催されました。
【画像ギャラリー】激レアスバル/GT-R/RX-7などをイッキ見
これは埼玉県警察本部が主催したイベントで、パトカーや白バイなど警察車両の展示や、防犯・交通安全教室の開催、機動隊・山岳救助隊装備品およびパネル展示、県警音楽隊によるポリス・コンサートなどが行われていました。
展示された車両は幅広く、パトカーとしては最も多用されているトヨタ「クラウン」から、日本屈指のスーパーパトカーといえる日産「スカイラインGT-R」、機動隊の高性能救助車「ウニモグ」、山岳救助隊の「ランドクルーザー」など。白バイもヤマハのFJR1300APとホンダGL1500(サイドカー付き)の2種類が展示され、大盛況を博していました。
そのようななか、昨年と異なったのが、シークレット車の存在です。
埼玉県警の事前案内では「当日発表します」としていたことから、どんな車両が展示されるのか、ツイッターなどSNS上では様々な車種が予想されていましたが、当日会場で披露されたのは、スバル「WRX S4」の覆面パトカーでした。
覆面パトカーには交通取締用と捜査用、そして警護用の3種類がありますが、今回、展示されたWRX S4は交通取締用で、ルーフ中央部に反転式の警光灯を備え、フロントグリル内部にもLEDタイプの警光灯を備えていました。
昨年の「けいさつ車両展」とは一変
WRX S4はスバルのスポーツセダンで、2021年に新型が発売されていますが、埼玉県警の車両は2020年導入のものだそう。埼玉県警では「2.0GT Eye Sight」を複数台導入していますが、なかでもこのブルーのカラーリングの車体は、一見すると警察車両には思えない出で立ちから、さまざまな媒体で話題となってきたパトカーのひとつでもあります。
国費で調達され、全国に配備されるクラウンの覆面パトカーなどと異なり、埼玉県の予算で調達された独自車両であるため数も少なく、そのようなレア覆面パトカーが展示されたとあって来場者たちの多くが、スマートフォンなどで写真に収めていました。
とくに今回、異例だったのが、そのWRX S4覆面パトカーの運転席に座ることができた点です。
新型コロナ感染拡大の影響から、しばらく鉄道博物館での「けいさつ車両展」は行われておらず、2年ぶりの開催となった昨年(2022年)についても、警察車両に乗って記念撮影をするといったことは行われていませんでした。
しかし、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に区分変更されたことで、車内開放が可能になったようです。
なお、WRX S4の覆面パトカーは前出のようにコロナ禍で導入された車両であることから、このように車内を一般開放することは稀。ゆえに、パトカーに乗って記念撮影するための来場者の待機列も、どの車両よりも長く伸びていました。
イベント自体は13時から16時までの3時間ほどで終了でしたが、会場を後にする各種パトカーを写真に収めようと、来場者の多くが最後までカメラを向け、なかなか見られない激レアパトカーの走り去る姿を画像や映像に収めていました。
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みんなのコメント
捕まってるやつとセットで。
こんなのに後ろ付けられたって気がつかないよね。
中には振り切ろうとアクセル踏んでしまう方が居るでしょうね。