2022年度上期、登録車のトップはヤリスファミリー
トヨタのコンパクトカー「ヤリス」が売れています。ヤリス、ヤリスクロスなどを合算した通称名別の販売ランキングでは、2022年度上半期(4~9月)に8万4251台のセールスを記録して、登録車ではトップ。
さすがに軽自動車も含めた新車販売ランキングでは、「ホンダ N-BOX」の8万6876台にわずかに届きませんでしたが、登録車の2位は「トヨタ カローラ」で5万7850台ですから、ヤリスの販売がどれほど圧倒的なのかわかります。
ちなみに、ヤリスのライバルと目されるモデルの同時期における販売台数は、「日産 ノート」が4万9492台、「ホンダ フィット」が2万7159台ですから、もはや勝負になっていないというのが現実でしょう。
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価格とランニングコストを合わせたコスパの良さ
なぜ、ここまでヤリスが支持を集めているのかといえば、やはりコストパフォーマンスが高いことが挙げられます。それも車両価格の面だけでなく、ランニングコストも含めてコスパがいいと感じさせる仕上がりなのです。
●ヤリスの最上級グレード「ヤリス Z」(FF・ハイブリッド)
価格・・・・・・・・235万円
WLTCモード燃費・・・35.4km/L
●ノートの上級グレード「ノート X」(FF)
価格・・・・・・・・221万1000円
WLTCモード燃費・・・28.4km/L
単純に価格で比較するとノートがリーズナブルに見えますが、モード燃費で7.0km/Lの差というのは無視できません。
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●フィットの最上級グレード「e:HEV LUXE」(FF・ハイブリッド)
価格・・・・・・・・249万9200円
WLTCモード燃費・・・27.6km/L
この10月にマイナーチェンジしたばかりのフィットも、ヤリスのハイブリッドに7.8km/Lも負けています。
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カタログスペックがそのままリアルワールドで再現できるとはいいませんが、実際の路上でも明らかな差として反映されるだろう性能差があるという印象を受けます。
もっともフィットはこの3モデルの中で、唯一4気筒エンジンを積んでいます。いまや3気筒だから振動が気になるという技術レベルではありませんが、4気筒ならではの上級感を得たいというのであれば、ヤリスに対するアドバンテージといえるかもしれません。
ガソリンモデルの燃費はハイブリッドほど違わない
なお、ノートは全車ハイブリッドなのでガソリンエンジン車はありませんが、ヤリスには1.0Lと1.5Lエンジン、フィットには1.5Lエンジンを積んだグレードの設定があります。
●ヤリスの1.5Lエンジンを積むベーシックグレード「X」
価格・・・・・・・・162万4000円
WLTCモード燃費・・・21.6km/L
●フィットのベーシックグレード「BASIC」
価格・・・・・・・・159万2800円
WLTCモード燃費・・・18.7km/L
ハイブリッドではヤリスのコスパが圧倒的ですが、ガソリンエンジン車になるとフィットも比較対象となりそうです。
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ただしヤリスには、フィットに設定のない1.5Lエンジン+6速MTというパワートレインが用意されていますし、より廉価モデルを求めるのであれば147万円という価格の1.0Lエンジン車の設定もあります。
ちなみに、ヤリスの1.5Lガソリンエンジン車で、もっとも安価な6速MTグレードの価格は154万8000円です。
スポーツグレードではないコンパクトカーで、ガソリンエンジン+MTが設定されているのは、ほかには「マツダ 」と「スズキ スイフト」くらいしかありません。MAZDA2は6速MTで169万4000円、スイフトは5速MTで154万6600円となっています。
3つのペダルと左手でのシフト操作で気持ちよく駆け抜けるという古典的なスポーツドライビングが楽しめる安価な素材的マシンとしても、ヤリスは魅力的なコンパクトカーといえるのかもしれません。
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文:山本晋也
写真:
1~3枚目:トヨタ ヤリス ハイブリッド Z
4~6枚目:トヨタ ヤリス X(1.5Lモデル)
7~8枚目:日産 ノート X
9~10枚目:ホンダ フィット e:HEV ホーム
11~12枚目:ホンダ フィット e:HEV ベーシック
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みんなのコメント
いっぽう、ノートはハイブリッドだけだし、高いし、高速燃費は悪い。
フィットはあのマスクでは、そこで多くの客を逃している。
ヤリスがいいというより、他社が自滅状態という感じを受けている。