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ポルシェが”若者の街”原宿にポップアップストアをオープンした訳とは?

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ポルシェが”若者の街”原宿にポップアップストアをオープンした訳とは?

ポルシェは、まもなく日本でもデリバリーが開始される電動スポーツカー「タイカン」のポップアップストア「Porsche Taycan Popup Harajuku」を、原宿に2020年12月8日(火)から12月19日(土)までの期間限定でオープンします。

Porsche Taycan Popup Harajukuは、ポルシェ初のフル電動スポーツカー、タイカンを具現化した空間で、期間中はタイカンの展示に加え、ホームページから事前申込をすると抽選でタイカンの試乗も可能です。

ポルシェのポップアップストアは、有明の「Porsche NOW Tokyo」に続いて2店舗目ですが、原宿という”若者の街”を選んだ理由について、ポルシェジャパン代表取締役社長のミヒャエル・キルシュ氏は「タイカンはニューモデルではなく“ニューフューチャーモビリティ”。クルマがモビリティからライフスタイルの一部へと変化する中で、既成概念にとらわれず若い考えを持つパイオニアが集まる街”Harajuku”で、タイカンを通じ新しいライフスタイルを形成していきたい」と話します。

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ストア内には、現代アーティストであるダニエル・アーシャムとポルシェのコラボアート作品「Crystal Eroded Porsche 911」や、1955年に製造されたポルシェ「356A」、レースカーである「911 GT3 Cup」を展示。キルシュ氏によると「ポルシェの過去から未来までを同時に展示することで、ポルシェブランドのイノベーションやパワーを感じることができる。タイカンに共感してくれる人々だけでなく、クラシックなポルシェファンも、自分達の好きなポルシェは伝統を基盤に未来へのイノベーションを生み出すブランドということを実感できるので、きっと満足してくれるだろう」と胸を張ります。

ポルシェと言えば、911に代表されるスポーツカーブランドとして認知されています。しかしその歴史を紐解くと、可変トルクスプリット式4WDを採用し、その後の自動車史に大きな影響を与えた「959」など、常に時代を先取りしたエポックメイキングなモデルを数多く輩出するなど、非常にイノベーティブな自動車メーカーです。ちなみに、現在の売上のおよそ7割は、「カイエン」や「マカン」などのSUVが占めています。

キルシュ氏は「馬車から自動車に代わったような大きな変革が今まさに起こっていて、その変革へのポルシェの回答がタイカン。もちろんタイカンには、911に代表される”ポルシェ感”あふれるドライブフィールが備わっていて、ブランドのパワーも、ポルシェの未来も感じることができるので、若い価値観の人からクラシックなポルシェファンまできっと気に入ってくれるはずだ」と語ってくれました。

奇しくも、小池百合子東京知事は12月8日の都議会において、2030年までに新車販売を全てハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などの電動車に切り替える東京都の方針を示しました。もちろん、低炭素社会への実現には、パワートレイン単体でなくエネルギー政策とセットで考える必要はあるものの、世界が低炭素社会実現に向けて大きく舵を切る中、都議会から目と鼻の先にある原宿で、ポルシェが電動スポーツカーであるタイカンのポップアップストアをこのタイミングでオープンしたのは、運命の悪戯かもしれません。

■ Porsche Taycan Popup Harajuku(ポルシェタイカン ポップアップ原宿)
日程:2020年12月8日 (火) ~2020月12月19日(土)
時間:11:00 – 20:00
場所:東京都渋谷区神宮前6丁目35番6号(jing)

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みんなのコメント

4件
  • アイコンである水平対向6気筒エンジンも排ガス規制の波に飲まれ存続は危ぶまれる。
    PHVにして販売するのかもしれないけど生粋のポルシェユーザーは納得いくのかね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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