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オペル新型「アストラ」世界初公開! VW「ゴルフ」最大のライバルは2022年に日本登場!?

掲載 更新 11
オペル新型「アストラ」世界初公開! VW「ゴルフ」最大のライバルは2022年に日本登場!?

■オペルのベストセラーコンパクトが6世代目に進化

 独オペルは2021年7月13日、6世代目となる新型「アストラ」を世界初公開しました。

【画像】世界初公開!オペル新型「アストラ」を画像でチェック(27枚)

 アストラは、1991年に初代が登場したオペルのベストセラーモデルとなるCセグメントハッチバックです。アストラ名としては、まもなく登場する新型で6代目、前身の「カデット」を含めると11代目となる歴史あるモデルになります。

 今回登場した新型アストラは全長4374mm×全幅1860mm。ホイールベースは2675mmと、先代比で13mm長くなっていますが、全長は4mmの延長にとどまっています。また新型アストラのラゲッジルームは調整可能なフロアを備え、4名乗車時にも422リッターの荷室容量を備えています。

 この新型オペルはリュッセルスハイムのオペル本社で設計・開発され、2021年秋から生産が開始されます。2015年に発売された先代アストラと同様、いままで高級車でしか味わうことができなかった革新的な技術を採用しているそうです。たとえばアダプティブ・インテリルクスLEDヘッドライトは、オペルのフラッグシップモデル「インシグニア」から受け継いだもので、168個のLED素子を搭載しています。

 インテリアは、デジタル化された「ピュアパネル」により、アナログの計器類はなくなっています。ユーザーはスマホのようにタッチスクリーンを使って直感的に操作することが可能です。ピュアパネルはふたつの10インチディスプレイで構成されています。またフロントガラスへの映り込みを防ぐシャッター状のレイヤーにより、ディスプレイ上のフードが不要となり、ハイテクな雰囲気と機能性を高めています。

 さらに自然言語による音声コントロールやタッチ操作が可能なマルチメディア・インフォシステムは全グレードに標準装備。またワイヤレスでApple CarPlayやAndroid Autoに接続が可能です。

 また注目はシートの快適性です。自社開発のフロントシートは人間工学に基づいて開発され、とくに長距離ドライブで快適さを提供します。ドライバーはヘッドアップディスプレイから半自動運転の「インテリドライブ2.0」、インテリビジョン360度カメラまで、最先端のアシスタントシステムによってサポートされます。

 プラットフォームは旧PSA系の最新第3世代「EMP2」をベースにしています。フロントにマクファーソンストラット、リアにトーションビームというサスペンションは、高いヨーコントロールを実現するように設計されており、ブレーキング時には強い制動力を発揮、コーナリング時にも高い安定性を維持しています。ねじり剛性は先代にくらべて14%高くなっています。

■2022年中には日本にやってくる可能性も!?

 エクステリアは、最新のオペルのデザイン要素「オペル・ヴァイザー」を採用。これはSUVの「モッカ」「クロスランド」「グランドランド」に続くもので、ハッチバックとしては初の採用になります。ボンネットのシャープなラインとデイライトランニングランプの翼型グラフィックという縦と横の軸が、オペルエンブレムと交わります。また超薄型のインテリルクスLEDヘッドライトも特徴です。

 パワートレインでは、ガソリン/ディーゼルエンジンに加えて、アストラとしては初めてプラグインハイブリッド(PHEV)を用意。ガソリン車は110馬力から130馬力を用意、PHEVは225馬力のシステム出力を実現しています。またガソリン/ディーゼルエンジン車は標準で6速MTが組み合わされ、上位モデルには8速AT(PHEVは電動8速AT)がオプションで用意されます。

 新型アストラは2021年秋に受注を開始、2022年初頭に欧州で納車がはじまる予定となっています。

※ ※ ※

 アストラは、1991年に登場した初代アストラと、1998年に登場した2代目、そして2004年に登場した3代目までは日本でも販売されていたため、日本でもファンが多いCセグメントハッチバックになります。2006年5月にオペルブランドが日本市場から撤退したため、3代目以降は日本では正規導入されませんでした。

 そのオペルは長い間GM傘下のドイツブランドでしたが、2017年にGMとの関係を断ち切り、当時のグループPSA(現在はステランティス)のブランドになっています。

 そして2020年2月に、プジョー、シトロエン、DSブランドを日本で展開するグループPSAジャパンは、オペルの日本市場への再参入を発表しています。

 その直後に世界的な新型コロナウイルス感染拡大があり、欧州にあるオペルの工場でも生産を停止する事態に陥ったため、当初の導入スケジュールは多少ずれたようですが、それでも2021年内には日本でオペルブランドを展開する予定だとしています。

 15年ぶりとなる日本再参入を決めたオペルですが、まず登場するのはBセグメント・コンパクトハッチバックの「コルサ」、コンパクトミニバンの「コンボライフ」、そしてCセグメントSUVの「グランドライドX」の3車種になります。

 新型アストラはこのなかに入っていませんが、以前日本で展開していたときにもアストラは人気車種だったこともあり、2022年中には上陸するのではないでしょうか。

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みんなのコメント

11件
  • むか~し、カリブラのMTに乗ってた事もあるので、オペルには頑張ってもらいたいな
    ちょっとボディサイズ(幅)が気になるが…

    ま、また不発に終わるんだろうな(汗)
  • プジョー308のオペル版だな。iコクピットが違和感あるならこちらをどうぞってことなのか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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