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レクサス新型「NX」7年ぶり全面刷新! 新ロゴ&初PHEVを採用! CO2削減に向けた次世代レクサスの取り組みとは

掲載 更新 11
レクサス新型「NX」7年ぶり全面刷新! 新ロゴ&初PHEVを採用! CO2削減に向けた次世代レクサスの取り組みとは

■次世代レクサスの第1弾新型「NX」は何が変わったのか

 レクサスは、2021年10月7日に次世代レクサスの第1弾モデル新型「NX」を発表しました。発売は同年11月以降を予定しています。
 
 カーボンニュートラル社会の実現と多様化するユーザーニーズやライフスタイルに寄り添うことを目的として開発された新型NXとは、どのようなモデルなのでしょうか。

【画像】イケメン新型SUV「NX」の美しい内外装を全部見る!(45枚)

 新型NXは、2021年6月12日に世界初公開。その後日本市場では同年8月19日から先行受注が開始されました。

 2014年の初代NX発売以降、現在では90以上の国と地域で累計約100万台を販売するなど、NXはレクサスを代表するグローバルモデルに成長しています。

 そうしたなかで、レクサスは2019年に発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、車両の基本性能を大幅に進化させることで、モビリティ社会が変化し続ける時代においても、クルマがもたらす楽しさや喜びを提供し続けることを目指していました。

 新型NXでは、レクサス初のPHEV(プラグインハイブリッド車)を導入し、グローバルコアモデルとして実用的なEV航続距離、力強い加速性能、高い静粛性を実現することで、HEV(ハイブリッド車)とともに電動車の普及を加速させていくとしています。

 また、新型NXを生産する工場は環境モデル工場を目指し、生産工程への省エネ技術の導入や、太陽光発電、地中熱といった再生可能エネルギーや水素などのクリーンエネルギーを活用して、C2排出量ゼロを目指しているといいます。
 

 こうした過程を経て誕生した新型NXは、生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトとし、走り、デザイン、先進技術を全面刷新しました。

 新型NXのエクステリアデザインは、フロント部分ではレクサスの象徴であるスピンドルグリルのデザインを垂直に立てることで塊感を強調。

 ヘッドライトは全体的に黒基調とすることでL字型デイタイムランニングライトを際立たせています。

 リアデザインは、横一文字のリアコンビネーションランプと左右のL字ライトを独立させ新型NXの個性を強調させ、さらに初代NXの「L字エンブレム」から「LEXUSエンブレム」に刷新することで次世代レクサスの幕開けを印象づけています。

 また、スポーティモデルとなる「F SPORT」では20インチ専用アルミホイール、バンパーロアスポイラー、存在感のあるフロントサイドガーニッシュを設定。

 インテリアは、人が馬を操る際に用いる「手綱」から着想を得た「Tazuna Concept」に基づいて運転席周りを設計。

 これにより、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく各機能を制御可能としました。

 F SPORTのインテリアは、新開発の専用ハンドルに加えてフロントシート、アルミペダル、シフトレバーなどを専用設定しています。

 機能面では、14インチワイドタッチディスプレイの採用や、直感的な使いやすさを追求した最新マルチメディアシステムを搭載。

 DCM(専用通信機)による無線通信でソフトウェア(機能面)の更新やWeb閲覧が可能なうえ、クラウド上の地図情報を活用し、交通事情や駐車場情報などをリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用しています。

 安全面では「交通事故死傷者ゼロ」の実現に向けて、ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲を拡大した最新の「LEXUS Safety System+」を採用。

 なかでも「プリクラッシュセーフティ」では、「交差点衝突回避支援(出合頭車両)」をレクサス初採用することで、対向車や、右左折時に前方から接近する歩行者/自転車との衝突回避が支援可能に進化しています。

 また、「レーントレーシングアシスト」制御中にドライバーの無操作状態が続いた場合、「ドライバー異常対応システム」によって、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促します。

 そのほか、高度運転支援技術「アドバンストパーク」は、駐車・出庫支援シーンを拡大したほか車外からスマホの遠隔操作で並列・縦列駐車が可能です。

※ ※ ※

 新型NXについて、チーフエンジニアの加藤武明氏は次のように説明しています。

「新型NXの開発は、レクサスの新たな挑戦の連続でした。

 考え抜いた設計構造を、コンピューターモデルを駆使してさまざまな条件で評価し、生産性を確認して品質を確保する『デジタル開発』を実施。

 走りではプロのレーシングドライバーによる下山テストコースでの走り込みをおこない、クルマの体幹を徹底的に鍛えあげ、駆動力コントロール技術によりレクサスの走りの味を継承・深化させました。

 パワートレインは、レクサス初のPHEVや、新開発の2.4リッターターボに新開発の電子制御フルタイムAWDなど多彩にラインアップ。

 また、数多くの先進技術や新世代のマルチメディアも新たに開発しました。
 魅力的なデザインや各性能は仕入先様の協力をはじめ、多くの生産技術の革新や工夫で実現しました。

 移動の制約など困難な環境下で企画、開発、生技、製造が国境を越えてオンラインでつながり、レクサス初、世界3拠点での生産を実現します。

 これらすべてはお客さまの笑顔のためにチーム一丸となって全力で取り組んできたことです」

■異なる4つのパワートレイン! レクサス初のPHEVの特徴とは

 新型NXのパワートレインは、多様なパワートレーンラインアップを揃えていくことで、多様化する世界各国のユーザーニーズに対応しています。

 レクサス初となるプラグインハイブリッド車では、高熱効率な2.5リッター直列4気筒エンジン、大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、フロント・リヤモーターを搭載。

 リチウムイオンバッテリーは高い総電力量18.1kWhを備え、クラストップレベルのEV走行可能距離(約90km)と十分なパワーを両立しています。

 走行モードはスイッチ操作で4つ(EVモード/AUTO EV・HVモード/HVモード/セルフチャージモード)から任意で選択が可能。

 AUTO EV/HVモード選択時には、レクサス初の「先読みエコドライブ(EV/HVモード切りかえ制御)」により、ナビの目的地を設定することで、駆動用電池の残量や経路、交通情報といったデータをもとに、高速道路などにおいては自動的にHVモードに切りかえ、エネルギー効率の良い走りを実現します。

 さらに、エアコン冷媒を利用した電池冷却システムや、低温時に作動する電池昇温システムにより、電費や燃費を向上させます。 

 また、ターボ車では新開発の2.4リッター直列4気筒ターボエンジンと新開発の高トルク対応型Direct Shift-8AT、新開発の電子制御フルタイムAWDを採用。

 エンジンはTNGAの高速燃焼システムに加え、レクサス初のセンター噴射直噴システムやターボと触媒の近接配置などにより、年々厳しくなる世界各地の排気・燃費規制への対応を図りつつ、カーボンニュートラルを意識した取り組みを実施しました。

 トランスミッションは、低回転から高トルクを発生できる過給エンジンの特徴に合わせて最適化。

 また、電子制御フルタイムAWDは、前後駆動力配分を75:25から50:50までシーンに応じて常時可変することで、高い接地感とリニアなステアリングフィールを独自の技術で両立しています。

 パワートレイン以外の走りに寄与する部分では、全グレードにエンジンフードの「ツインロック構造」や「バリアブルラックギア」、PHEVやHVでは「ペダル戻し減衰機構」をレクサスとして初採用。

 また、20インチタイヤを設定するモデルでは、万が一のパンクの際にも一定距離を走行でき、かつ上質な乗り心地を提供する機能も採用されています。

 F SPORTでは、最新のAVS(アダプティブバリアブルサスペンションシステム)を標準装備することで操縦安定性や乗り心地を高次元で両立しています。

※ ※ ※

 【新型NX 車両詳細】

 ●ボディサイズ
  全長4660(+20)mm×全幅1865(+20)mm×全高1660(+15)mm
 ●ホイールベース
  2690(+30)mm
 ●車両重量
  1620kg-2010kg
 ●パワートレイン
  「NX450h+」:2.5リッター直列4気筒プラグインハイブリッドシステム
  「NX350h」:2.5リッター直列4気筒ハイブリッドシステム
  「NX350」:2.4リッター直列4気筒ターボ
  「NX250」:2.5リッター直列4気筒自然吸気
 ●WLTCモード燃費
   12.2km/L-22.2km/L
 ●車両本体価格
  「NX450h+」:714万円-738万円
  「NX350h」:520万円-635万円
  「NX350」:599万円
  「NX250」:455万円-570万円

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