オシャレ外遊び派にいま商用車が人気! プロが教えるワクワクが止められない5台とは
■レジャーで使用するために選ぶ人が多い
■ライバル車や購入時の注意点についても解説
さまざまな趣味を楽しむことができるアトレー
軽自動車の売上は相変わらず好調で、なかでもとくに人気を得ているのはホンダN-BOXをはじめとするスーパーハイトワゴン。ただ、レジャーユースに高い人気を誇るのがダイハツ・アトレーです。
室内空間が広いことでさまざまな趣味を楽しむことができるアトレーには数多くの魅力が備わっていることが人気の秘訣。そんなアトレーの魅力や特徴を紹介していきましょう。
ダイハツのアトレーとは?
スーパーハイトワゴンなどが軽自動車の売れ筋となっているなか、いまだに高い需要を誇るのがキャブオーバーレイアウトのワンボックスバン。同ジャンルにおいてスズキ・エブリイワゴンとともに高い人気を誇るのがアトレーです。
軽バンのハイゼットをベースに乗用車的なニーズを汲み取った軽ワンボックスとして1981年に初代が誕生。
その後、1986年に2代目、1994年に3代目が登場。1999年に登場した4代目、2005年に登場した5代目には商用モデルと比べてリヤシートを重視した5ナンバー車のアトレーワゴンを追加。レジャーユースで使用するユーザーも取り込むようになりました。
現行モデルは2021年にフルモデルチェンジで登場した6代目。「第三の居場所」とキャッチフレーズをつけられた現行モデルですが登場時、話題となったのは先程お伝えした5ナンバー車のアトレーワゴンが用意されなかったこと。
商用バンのハイゼットがあるなか5ナンバーと比べ税金が安くなるメリットがあるものの、なぜアトレーは4ナンバー車になったのでしょうか。
そもそも4ナンバーの軽自動車は小型貨物車となります。5ナンバーの軽自動車とは違い後部座席より荷室スペースの面積が大きいことや、その面積は0.6平方メートルあることなど、さまざまな要件を満たすことが必要となります。
それらの基準を満たし4ナンバーとなることで、軽自動車税は5ナンバーが年間10,800円なことに対し5,000円(※ともに自家用)。車検こそ初回の車検が2年(5ナンバーは3年)となってしまいますが、自家用車としても使用可能で税金が安くなることは4ナンバーの大きなメリットといえるでしょう。
現行モデルが4ナンバーのみとなったことは賛否両論ありますが、「リヤシートを重視するならスーパーハイトワゴン。アトレーはラゲッジスペースを重視することでさまざまなレジャーユースに対応することができる」とメーカーが判断した結果、4ナンバーの商用車カテゴリーで開発されたようです。
その結果、リヤシートは前後スライド機構やリクライニング調整機能を廃止。反面、後席格納時の荷室床をフラットにすることを実現したことで、車中泊ユーザーにとっては快適なスペースが現れることになりました。
アトレーの性能は?
プラットフォーム&パワーユニット
先代から17年ぶりにフルモデルチェンジで登場した現行アトレーはプラットフォームを一新。ダイハツの次世代技術「DNGA」を採用しています。
「DNGA」とは自動車の開発において軽自動車から小型車(登録車)まで設計を共通化し可能な限り部品を共用化。コストの削減や骨格構造を合理化することなどで軽量化を実現する新たな取り組みで、部品の共有化が高まることで新型車の投入ペースが高まることや車両の基本性能が高まることがメリットの技術です。
また、アトレーに用意されるパワーユニットは最高出力64馬力を発揮するKF型660cc直3ターボエンジン。ハイゼットカーゴに用意されるNAエンジンはなくターボエンジンのみを搭載し、新開発されたエンジン縦置き用CVTと組み合わされました。
アトレーの内装の魅力
1mを超える広い荷室長
アトレーはラゲッジルームの広さが自慢のクルマ。現行モデルは4ナンバーとなったことでとくに荷室の広さを重視しています。
ラゲッジルームの奥行きは1030mm。大人4人が乗車しても広いラゲッジスペースを確保しました。
使い勝手が良いラゲッジスペース
広いラゲッジスペースは床面とリヤシートの背面に防水素材を採用するなどレジャーでの使用に最適な工夫がなされています。
また鉄板の穴あけ加工をせずボトルが取り付けられるほか、フックやL字金具などを固定可能。また17箇所のユースフルナットを備えていることでさまざまなアイテムを装着することが可能です。
水平格納式リヤシート
アトレー自慢の広いラゲッジスペースをより使いやすくできるよう、リヤシートは足元スペースに収め荷室を拡大できる水平格納式リヤシートを採用。
フラットで広々としたスペースとなることで車中泊などに最適な空間が実現しました。
アトレーの便利な車内機能は?
ウェルカムオープン機能
降車時にインパネにあるスイッチで予約することで、乗車時にカードキーを持参しクルマに近づくだけでパワースライドドアが自動でオープンする、ウェルカムオープン機能をクラス初装備。
レジャーや買い物時、両手がふさがっている際にもキーを取り出すことなくスムーズに乗り込むことができる便利な機能です。
キーフリーシステム
アトレーには電子キーを携帯していれば、フロントドアハンドルのリクエストスイッチを押すだけでドアの施錠や解錠、またエンジンのスタート&ストップもボタンを押すだけでできるクラス初となるキーフリーシステムが備わっています。
またIDコードが登録された正規キー以外ではエンジンが始動しない、盗難防止に役立つイモビライザー機能付きなところも嬉しいポイントです。
イージークローザー付き両側パワースライドドア
リモコン操作などにより電動で開閉できるパワースライドドアを両側に設定。さらに半ドアから自動で全閉するスライドドアイージークローザーをクラス初装備しています。
アトレーの収納は?
現行アトレーの車内には数多くの収納スペースが用意されています。
高い車内高を活かしたオーバーヘッドシェルフをはじめ、助手席トレイ、コンソールトレイ、デッキサイドポケットなどあると嬉しい収納スペースを用意。
またインパネに設けられたショッピングフックや後席ボトルホルダー、USBソケット、荷室アクセサリーソケットなど便利装備が数多く用意されているのもユーザーにとって嬉しいポイントです。
アトレーの外装の魅力
車内空間を重視したスクエアボディ
アトレーのエクステリアデザインはクルマ側面上部の傾きを垂直に近づけたスクエアボディを採用。フロントピラーやバックドアの傾斜も立たせ室内空間を最大限拡大しています。
またバンパーガーニッシュやサイドストーンガードを配することでワイルドな雰囲気も備えました。
スタイリッシュな装備が満載
商用バンに区分けされるアトレーですが、メインターゲットはレジャーユース。外観を引き立てる装備も満載です。
LEDヘッドランプをはじめメッキフロントグリル、LEDフォグランプ、リヤバンパーガーニッシュなど外観をスタイリッシュに飾る装備が充実しているのは特徴です。
ボディカラーは6種類
アトレーに用意されているボディカラーは6色。イメージカラーのトニコオレンジメタリックを始め、レーザーブルークリスタルシャイン、オフビートカーキメタリック、ブラックマイカメタリック、ブライトシルバーメタリック、シャイニングホワイトパールをラインアップしました。
アトレーの安全性能について
現行アトレーにはダイハツの予防安全機能「スマアシ」が装備されています。
アトレーに備わっている「スマアシ」14種類の予防安全機能のなかから主な機能、およびその他の安全性能を紹介していきましょう。
衝突回避支援機能:衝突警報機能&衝突回避支援ブレーキ機能
運転中の事故で最も怖いのが衝突事故ではないでしょうか。そんな衝突事故を警報ブザーおよびメーター表示に加え、衝突被害軽減ブレーキで事故の回避や被害軽減をサポートする機能がアトレーには備わっています。
衝突の危険性が高いと判断した際、ブザーとメーター内表示で危険を知らせる衝突警報機能。また衝突の危険があると判断したとき自動でブレーキをかける事前ブレーキとドライバーがブレーキを踏み込んだ際、アシストして制動力を高める衝突回避支援ブレーキ機能。
この2つの機能により衝突を回避したり被害を軽減してくれます。
運転不可軽減機能:全車速追従機能付ACC
現在のクルマに欠かせない装備となったACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)。走行中に先行車の様子を検知しながら、自ら設定した車速の範囲内で先行車との距離をキープする機能です。
アトレーに備わっているACCは渋滞中など低速運転時にも機能する全車速追従機能付き。運転時の負荷を軽減してくれる機能です。
夜間運転時の安全機能
これまで紹介した機能以外にも多くの安全装備を搭載しているアトレー。とくに夜間運転時に頼りになる機能が数多く備わっています。
夜間走行時の視認性確保をサポートする「ADB(アダプティブドライビングビーム)」や暗い交差点で歩行者の見落としを減らす「サイドビューランプ」、路側にはみ出ないようにサポートしてくれる「路側逸脱警報機能」などなど。
また夜間の視認性を高めるスマートインナーミラーもオプションで用意されています。
夜間運転時の「見えにくい」をサポートしてくれる多くの機能が備わっているのはユーザーにとって嬉しいポイントといえるでしょう。
アトレーの購入時の注意点は?
MT&NAがない
多くの人にとって問題にならないとは思いますが、アトレーのトランスミッションはCVTのみでMTが用意されていません。
また先程もお伝えしたようにエンジンはターボのみ。NAが用意されていないことも知っておいたほうが良いでしょう。
シートスライドができない
広いラゲッジスペースを誇るアトレーですが、現行モデルのリヤシートはスライド機構が廃止されました。
ライバルとなるエブリイワゴンには180mmのシートスライドが備わっているため、リヤシートを重視する人にとっては注意が必要です。
グレードが少ない
アトレーのグレードは2つ。
エントリーグレードの「X」と上級グレードの「RS」(さらにデッキバン)とシンプルな構成でユーザーにとっては選択しやすい反面、もう少し選択肢が多いほうがいいと思うユーザーも少なくないかもしれません。
アトレーのよくある質問
アトレーのライバル
キャブオーバーで車内空間を重視したレジャーユースを楽しめるクルマとして人気のアトレーですが、最大のライバルはスズキ・エブリイワゴンでしょう。
アトレーとは違い5ナンバー車のためリヤシートの座り心地などが勝っている一方、ラゲッジスペースの使い勝手はアトレーがやや上回ります。
また室内空間の利便性を考えるとFFではありますがホンダN-VANもライバルのひとつ。それぞれの車種が個性的なので、自分のニーズに合わせ選択するのがよいでしょう。
アトレーがぴったりの人
コンパクトなボディにもかかわらずラゲッジスペースや室内空間が広いアトレーはレジャーを思いっきり楽しみたい人に最適なクルマです。
キャンプをはじめ、釣り、サーフィン、サイクリングなどなど大容量を誇るラゲッジルームを備えたアトレーは工夫次第でさまざまな趣味に対応することができます。
スーパーハイトワゴンとの違い
N-BOXをはじめとするスーパーハイトワゴンと形状が似ているアトレー。どちらも広い室内空間を備えた軽自動車ではありますが、スーパーハイトワゴンは乗員を重視した設計となっている一方、アトレーはリヤシートの快適性よりラゲッジスペースの広さを重視しているのが大きな違いです。
まとめ
ラゲッジスペースを重視するため4ナンバーとなった現行アトレー。その割り切った設計によりさまざまなレジャーに使い勝手が良いクルマへ進化しました。
数ある軽自動車のなかでも、とくに個性的なアトレーはこれからもレジャーユースを中心に人気を保ち続けることでしょう。
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