スズキ株式会社は、9月29日に1955年10月に日本初の量産軽四輪車「スズライト」を発売して以来、2023年8月末までに四輪車の世界累計販売台数が8000万台(スズキブランド車の累計。OEM車は除く。)を達成したことを発表した。販売台数の内訳は、国内が2890万台、海外が5127万台となっている。
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●文:月刊自家用車編集部
現在、日本を含めて世界10カ国に15の四輪車生産拠点を展開し、世界184の国と地域で愛用されている
スズキは、1955年10月に日本初の量産軽四輪車「スズライト」を発売。1965年には「フロンテ800」を発売して小型車にも参入した。8000万台の中でも20%を占める「アルト」は1979年の発売以来、44年の長きにわたり日本の軽四輪車を代表するモデルとなっている。
世界累計販売台数8000万台達成の地域別の内訳は、日本36%、インド32.6%、欧州10%、アジア13.5%、その他(北米、中南米、大洋州、中近東、アフリカ等)7.8%となっており、海外販売は、1959年に「スズライト」の輸出を開始したことが始まりだ。1975年にはパキスタンでスズキの四輪車で初めて現地生産を開始。1983年にはインド、1992年にはハンガリーに海外生産拠点を開設している。インドは、インド国内向けだけでなくアフリカ向けなど輸出向けの生産拠点としての役割も担っている。
現在では、日本を含めて世界10カ国に15の四輪車生産拠点を展開。スズキの四輪車は世界184の国と地域で愛用されいる。日本の軽四輪車であった「アルト」は日本のみならず世界に広がり、特にインドでは販売台数に大きく貢献しているという。
今回の発表にあたり、スズキ株式会社鈴木俊宏社長は「多くのお客様にご愛用いただき感謝申し上げます。アルトは累計販売台数で最も多く、スズキの軽四輪車の中でも、そしてスズキの歴史そのものにおいても、極めて重要な役割を果たしてきました。創業者から受け継がれる『お客様の立場になって』という原点に改めて立ち、スズキのモノづくりの根幹を表す『小・少・軽・短・美』の価値をお届けできるよう、一層努力してまいります。これからも世界中のお客様の日々の移動を支え、環境にも優しく、いつも身近にあって頼れる相棒のような生活のパートナーとなる製品・サービスをお届けしてまいります。」とコメントしている。
■スズキ世界累計販売上位車種
1位:アルト系 1601万台 構成比20%
2位:ワゴンR系 950万台 構成比11.8%
3位:スイフト系 895万台 構成比11.2%
4位:エブリイ系 839万台 構成比10.5%
5位:キャリイ系 728万台 構成比9.1%
6位:エスクード系 395万台 構成比4.9%
7位:ジムニー系 333万台 構成比4.2%
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