「エンスー車」に愛情とこだわりを持って乗っている人は多数
日本車史上最大のビンテージイヤーと言われた1989年には、ユーノス(現マツダ)ロードスターや日産スカイラインGT-R(R32)、トヨタMR2といった数々の名車が誕生し、30年以上経過した今も大切に乗っているエンスー男子がたくさんいます。輸入車なら、ビートルやMINIなど60年代、70年代のクラシックカーもまだまだ現役。みなさん、愛情とこだわりを持って乗っていらっしゃいますよね。
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また、それほど古い年式でなくても、自分好みに車高を落としたり、エアロパーツなどを装着したり、コツコツと愛車に手をかけているエンスー男子にとって、その愛車は世界に1台の大切なクルマのはずです。
ただ、歴史的にも希少な名車たちや、世界に1台の大切な愛車たちも、クルマに興味がない人からすればその価値はまったくわからないもの。とくに、何も知らずにお付き合いした男性の愛車がそうしたエンスー車だった女性は、さまざまな不便や気遣いを強いられて、戸惑うことも多いかもしれません。
そこで今回は、もしエンスー車に同乗する機会があったら、こんなところに気をつかうと喜ばれる、というポイントをご紹介したいと思います。
1)クルマに対する文句は厳禁
まず1つ目は、気遣いというより心構えのようになりますが、クルマに関する文句を言わないこと。古いクルマはとくに、ボディ剛性が今ほど堅牢ではなかったり、遮音性がよくなかったりするので、走行中にいろんなところからガタガタ、ビリビリと不穏な音が聞こえてくることが多いです。また、排ガスやオイルの匂い、風切り音なども平気で車内に侵入してくることも多いものです。でもエンスー男子としては、それも含めてそのクルマの「味」として愛しています。なので決して、「うるさい」とか「臭い」などと口に出してはいけません。むしろ、今となっては手に入らない、珍しい体験をしていることを楽しみ、少しくらいの雨漏りでさえ、目をつぶるくらいの心構えで同乗しましょう。
2)ドアは丁寧に閉める
2つ目は、乗り込む時にドアをバタンと乱暴に強く閉めすぎないことです。通常のクルマでも同様ですが、エンスー車はとくに、優しいドアの開け閉めが必要になります。強く閉めすぎると、その衝撃で塗装が剥がれおちてしまったり、経年劣化している金具に負担がかかってしまったり、最悪はドアミラーが根元から折れて落下したケースも目撃しています。ドアを閉める時には、まず10cmくらいの隙間が残るくらいのところで一度止めて、そこから丁寧に優しく押し込むイメージで閉めるようにしましょう。
3)勝手にスイッチ類を触らない
次に3つ目は、同乗中にむやみにいろんなスイッチ類を触らないことです。クラシックカーはとくに、今では使えなくなったスイッチや、金属部分がもろくなったスイッチなど、オーナーにしか扱えない部分がたくさんあるものです。それを、無邪気に「このスイッチなーに?」なんていじろうものなら、破壊してしまう可能性もゼロではないのです。もし、エアコンが寒かったり暑かったり、何か気になることがあったら、必ずオーナーにその旨を伝えて、オーナー自身に操作してもらうなり、操作法を聞いてから手を出すなりしましょう。
手がかかることを一緒に楽しむのがオススメ!
4)段差を乗り越える際は見てあげる
4つ目は、通常の舗装路を走っていればそれほどないかもしれませんが、工事途中の道など、たまに大きな段差のある箇所も見かけます。シャコタンにしているクルマにとって、それは通過にかなり気をつかう難所。角度を斜めにして侵入したり、下回りをぶつけないように頭を使って乗り越えるわけですが、そんな時。助手席の人がサッと降りて、路面が当たらないかどうか見てあげるとすごく助かるのです。ドライバーは亀のごとくゆっくりと進むはずなので、もう少し右、左というように、指差しで合図してあげるといいでしょう。もちろん、降りる際には交通状況を確認して、安全な場合のみで大丈夫です。
5)会話や音楽の「音量」に注意
続いて5つ目は、走行中に音楽を聴いたり、楽しくおしゃべりするのはもちろんいいのですが、音量と声量にはご注意を。通常のクルマも同じですが、クラシックカーはとくに、走行中の異音を聞き逃すと重大な故障につながる可能性が高いのです。いつも自分でメンテナンスをしているオーナーなら、頭の中で「もうすぐここがヤバいかも」というリストがあるはずですが、その予兆を音から判断するのも大切になってきます。そのためオーディオの音を絞り、会話も控えめにしていることもありますので、同乗者も察してあげたいところですね。
6)駐車の際は車外から確認してあげる
6つ目は、駐車場に停める際に輪留めに当たらないかどうかを見てあげること。車高を落としていたり、もともとタイヤが小さいクラシックカーなどは、バンパーやマフラー、リップスポイラーなどが輪留めに当たってしまう場合が多いので、バックする前に助手席から降りて、確認してあげると喜ばれます。
7)駐車場所に文句を言わない
そして7つ目も駐車場での気遣いなのですが、クラシックカーはとくに、雨や直射日光に当たるとボディや内装が劣化してしまうため、なるべくそれらを避けて駐車したいというのがオーナーの心理です。なので、ショッピングモールなどでも入り口に近い駐車枠を探すのではなく、あえて木の下や屋根の下など、日陰を選んで駐車する場合も多くなります。その際、「遠い」などと文句を言わないように。駐車中の時間を心置きなく楽しむためにも、なるべくクルマへの負担が少ない駐車枠を一緒に選んであげるくらいの気遣いを持ちましょう。
というわけで、エンスー車はそれなりにいろいろと気をつかうものですね。新車に乗っている人にはなかなか想像がつかないポイントもあったかもしれませんが、面倒くさい反面、やはり最新のクルマにはない魅力があるのもエンスー車です。手がかかるコほど可愛い、と言いますよね。ぜひ、そうした魅力を一緒に楽しんでみて欲しいと思います。
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実用カーをもう1台用意するように。