この記事をまとめると
■トヨタは新型アルファードとヴェルファイアを発表した
新型アルファード&ヴェルファイアは「ほかのミニバン」など眼中なし! ライバルはこの先登場する「クラウンセダン」「センチュリーSUV」だった
■新型のデザインキーワードは「Forceful×IMPACT LUXURY」だ
■先代の迫力あるフェイスとスタイリッシュなボディラインが見事に融合している
話題の新型アルファード&ヴェルファイアの見どころとは
6月21日に発表、発売されたトヨタの新型アルファード・ヴェルファイアが話題沸騰です。「快適な移動の幸せ」を標榜し、同社の最高級ミニバンとしての地位を確固たるものとする新型のデザインは、先代からどのように進化したのか? ここではエクステリアに注目してみたいと思います。
3つの視点で新型の進化を読み解く
新型のデザインキーワードは「Forceful×IMPACT LUXURY」。力強さ、衝撃、豪華と、よくもまあこれだけストレートな表現を使ったものだと思いますが、そこは超人気モデルとしての余裕かと。で、じっくり実車を見てみると、このキーワードはどうやら3つの特徴から紐解けそうです。
まず最初は「突進する力強さ」。トヨタ自身は「あたかも闘牛が躍動するような」と表現していますが、具体的には前へ突き出すようなフロントエンドの造形がそれです。
先代のフロントは、メッキグリル全体の大きな面で押し出すような表情でしたが、新型はエンブレムが最先端になるようにグリルが逆傾斜になっており、フードの先端が突き出しているように見えるのです。前進感を生むこの手法はマツダのSUVなどでも見られますが、巨大なLクラスミニバンでは例外的かもしれません。
さらに、薄型のランプ両端からはサイドへ向けて非常に深いラインが走っていて、これがボンネットフードをより薄く先鋭に見せつつ突き出し感を強調しています。
エクステリアには見どころ満載!
ボディに大きな2つの流れと動きを作る
2つ目は「躍動感」です。新型は「平板になりがちなボディサイドに抑揚を持たせた」ことを特徴に掲げていますが、じつは先代でも抑揚は意識されていて、フロントフェンダーからリヤに向けてなだらかに下る大きな流れが見所でした。
そこで、新型ではより強い躍動感を目指し、フロントランプからフェンダーへ流れる張り出しに加え、センターピラーを起点としてリヤパネルまで流れるもう1本のラインを設け、ボディサイドに相似形の大きな面を作り出しました。
とくにセンターピラーからの流れは、サイドウインドウの下部に大きく干渉するというヤンチャぶりで、ここにもヒット商品としての余裕が感じられます。まあ、ピラー上の尖ったメッキ部分は少々やりすぎ? なんて思えますが……。
巨大なボディをひとカタマリに見せたい
3つ目は「カタマリ感」。たとえば、先のサイド面の2つの張り出しは高い凝縮感を生み、これがボディ全体のカタマリ感につながっています。その点、先代のフロントフェンダーはカタマリを感じさせるには少々弱かったようです。
また、フロントは相変わらず巨大なグリルで構成されていますが、前へ突き出すと同時に、先代に比べてボディとの面一化が図られています。つまり、グリルだけを突出させるのではなく、あくまでもボディの一部として表現する意図が感じられるのです。
さらに、先代では大きなS字を描いていたリヤランプが、ガーニッシュとともにリヤガラスと一体的な表情になりました。リヤパネルを上下に二分する手法はすでにノアやヴォクシーなどで実践済みですが、ボディのカタマリ感を強める手法として新型でも採用されたワケです。
さて、6月21日に行われた発表会で、トヨタデザインを統括するサイモン・ハンフリーズ氏は、新型を「単なる箱にしたくなかった」と語っていました。ミニバンのデザインでは決して珍しい発言ではありませんが、新型はLクラスのボディでそれを模索した点がユニークです。
ユーザーが新型を見て、もし「デカい割には意外とスッキリしてるな」と思えたのであれば、その取り組みは成功したと言えるのかもしれません。
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