全固体電池と高出力モーターが1300馬力超の最大出力を発生
日産自動車が「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開したBEV(電気自動車)のコンセプトカー「ニッサン ハイパーフォース」が、次期型「GT-R」を暗示するモデルではないかと注目を集めています。
【画像】「えっ!…」これがR36「GT-R」とウワサされる超アグレッシブなスーパーカーです(41枚)
「ジャパンモビリティショー2023」において、日産は5台のコンセプトカーを発表しました。いずれも、同社が創立時から受け継ぐ「ほかがやらないことをやる」という精神を体現し、日産が目指す未来を象徴するモデルです。
なかでも「ハイパーフォース」は、究極のドライビングプレジャーを追求しつつ、高い環境性能と日常での快適性を兼備した次世代の高性能スーパーカーを想定した1台です。
バッテリーは、全固体電池を最適な重量バランスになるように配置。その電力で駆動する高出力モーターは最大出力1000kW=1300馬力オーバー(!)で、圧倒的な加速力を発生します。
サーキットやワインディングロードにおいて卓越した走行性能を発揮させるべく、「ハイパーフォース」は強力なダウンフォースを生み出す空力設計を採用。進化した電動駆動4輪制御技術“e-4ORCE”や高強度カーボンを活用した軽量ボディも相まって、これまでにないコーナリング性能とドライバビリティを具現するといいます。
強力なダウンフォースを生み出すための空力設計は、ワークスのレーシングチームであるNISMOと共同開発したといいます。なかでも、フロントのボンネット下に設けられた2段に分かれた空力構造は、強力なダウンフォースと優れた冷却性能を両立。
また、ドアウインドウの後方から取り入れられた空気はリアトランク上部で整流され、二重構造のディフューザーを介して車体の前方から後方にかけての空気の流れを最適化するといいます。
さらに、フロントのカナードとフェンダーフリップ、リアのウイング両端に採用した独自のアクティブエアロ機能や、空気の剥離を抑える新開発の“プラズマアクチュエーター”などを採用。コーナリング時の内輪のリフトを最大限に抑えながらグリップ力を最大化します。
加えて、軽量かつ高強度のカーボンホイールは、立体感のあるデザインが印象的。空力性能とブレーキ冷却性能を向上させる効果も備えています。
●日産の歴史とリンクしたエクステリアデザイン
そんな「ハイパーフォース」で注目すべきは、見る人の目を釘づけにする斬新なエクステリアです。
低くワイドなスタンスが印象的で、なめらかな曲線とボディパネルの大胆な幾何学模様をシームレスに融合させたデザインは、秘めたハイパフォーマンスを予感させます。
また、フロントデザインやリアのコンビネーションランプ、エンブレムなどは、日産のハイパフォーマンスカーのデザインDNAを導入。それらはどう見ても「GT-R」にしか見えません。
先ごろ日産自動車の公式YouTubeチャンネルで公開された「ハイパーフォース」の解説動画では、「ボディとキャビンはシームレスに一体につながったデザインを目指した」ことや、「キャビン部分は航空機のキャノピーをイメージしてデザインした」ことなどが担当デザイナーから明らかにされています。
またこの動画では、「ハイパーフォース」の個性であるボディサイドに刻まれる金色の英字についても言及。「このクルマからスポーツカーやレースにおける日産の歴史についても感じてもらいたい」とデザイナーは語り、R30型「スカイラインRSターボ」のステッカーをイメージしたものだと明かしています。
同様に、「ハイパーフォース」の全体のシルエットは、R30型「スカイライン」をベースとするスーパーシルエットマシンをモチーフにしたものだとも語られています。
* * *
こうしたデザインの裏側を見ても、「ハイパーフォース」は日産の次世代型スーパーカーをイメージしたモデルであることがうかがえます。
「ハイパーフォース」は「GT-R」こそ名乗っていませんが、丸型4灯式のテールランプや“R”っぽいエンブレム、そして無骨さが感じられるエクステリアなどを見る限り、どう見ても次世代の「GT-R」を示唆するモデルであることは間違いありません。
次世代型「GT-R」は「ハイパーフォース」のようなルックスになるのか、そしてBEVになるのか、今から興味は尽きません。
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